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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 バイツァダストが解除されてSEがついたよ、第39話。ズギャーンだのドギャーンだのが一体どんな音なのかを考えてSE付けるのはセンスが問われるところだが、なんか、曰く言い難い音がいっぱいついててスタッフの苦労が窺えました。

 最終決戦。……の前に梨央ちゃんのパンティ。吉良さんが必死に携帯に向かってぺこぺこしてる構図だけでも割と面白いのだが、そんなにぺこぺこが嫌だったら別に電話口で頭下げなくてもいいんじゃないですかね。まぁ、どうしてもモーションが入ってしまうあたりが悲しいくらいに日本人なわけだが。「川尻浩作め、そんなに出世したかったのか」って言ってたけど、吉良さんの会社での様子はどうだったんでしょうね。毎度お馴染み吉良の同僚の話を聞く限り決して社内でぼっちだったわけでもないだろうけど、上司に対しては必要以上に媚びたりせず、境遇に満足して波風立てない程度の自由をキープしてたってところか。今の年齢ならいいけど、歳を重ねた時にどういう扱いになっていたかは気になるところだ。そして、そんなぺこぺこ吉良さんに食ってかかる「男性(キャスト表より)」。原作の時から無駄な存在感があったが、アニメでもやっぱり濃いな……まぁ、荒木作品のモブって本当にどうでもいい奴でも全員濃いんだけどさ。そして無駄にディティールを描き込まれたパンティ。それを見つけた時の見事な三段カット。スタッフはあのシーンをどれだけ重要視してんだよ。その分空気弾が進路変更出来るシステムの説明なんかはカットされてるんだぞ。すげぇ判断だ。なお、最後の目玉は放送コード上しっかり描けずに単なる黒い玉2つになってましたが、あれ、見えないせいで話の流れから睾丸に見えても文句は言えないような……。

 さておき、仗助が中、吉良が外という奇妙な状態で遠隔攻撃どうしの最終戦という、一風変わった状況設定。本人も言っている通りに「絶対に仗助に近づかない」あたりが流石の吉良。仗助が転がり込んだ梨央ちゃんの家は杜王町にありがちな「なんかやけに広い」家で、一番最初に逃げ込んだ部屋なんて、家具も何にも無い上に「窓もない」という信じられない間取りである。梨央ちゃん、一体どんな住人だったんだろう。帰宅後にボッコボコになった自宅を見て絶望するんだろうな。杜王町はこの数ヶ月で結構な数の住宅が破壊されてますよ(由花子が閉じこもった別荘、靴のムカデ屋、露伴の家)。

 遠隔攻撃バトルということで、勝負の鍵は相手の攻撃方法をいかに特定していくか。普通に考えたらロングレンジに向かない仗助が一方的に不利なのだが、天才少年川尻早人がいち早く空気弾の侵入に気づけたおかげで、何とかワンサイドゲームは回避。目に見えない空気弾も、室内ならいくらでも可視化出来るので大きな問題ではない。まぁ、煙草の煙でどれだけ広範囲に影響があるんだよ、って気もするのだが、多分一度見えたら後は煙の粒子とかがこびりついて何となく見えるようになるんじゃないかな(一応、あのシーンでは何となく煙が充満しているような描写にはなってたけど)。しかし、いくら見えていてもホーミングの解析までは出来ない。逃げるしかない仗助を一方的に追い詰めるのは吉良の狙い通りだったが、そこは賢い仗助君。事前に用意していた「俺の自動追尾弾」で反撃に成功。初撃は痛み分けとなった。ちなみに、この戦いのキーとなった「Cダイヤモンド製の自動追尾弾」のシステム、吉良さんは攻撃を受けた直後にすぐに仕組みを理解したが、ぶっちゃけ、読者側からすると未だにその理屈はよく分かっていない。「ガラスに閉じこめた血液」と「吉良の服についた血液」が引きあう性質を利用したわけだが、なんでその2つが引きあうんだろう。「どちらの血液も仗助の体内に移動しようとする」なら理屈は分かるのだが……仗助は事前に全てを予期し、「吉良に着けた血痕」と「ガラスに入れた血痕」を「同じ血」でまとめていたということ? いや、そもそも「同じ血」ってなんだ。そして、引力が発生するとしたら、ガラスも引かれるが当然吉良の服も引っ張られるはず。ガラス片の射撃速度からするとそれなりの引力が発生したと思われるのだが、吉良は「服が引っ張られた」ような感覚はなかったはず。電話に夢中で気付かなかったんですかね。

 まぁ、この辺りの理屈も「こまけぇことはいいんだよ」の精神で吹き飛ばすべし。何にせよ、この変則的なラストバトルは充分に盛り上がった。説明要素が多い展開だからアニメにした時にダレないかな、と心配していたのだが、作画リソースを全力で注いでくれたこともあって、充分緊張感が出て良い映像になっていたんじゃなかろうか。そして、遠距離での丁々発止のやりとりが長ければ、その後の直接対決も盛り上がるわけで。「出せよ、キラークイーン」のところとか、仗助さんの一世一代の主人公感がたまらないですね。3部の承太郎も同じようにしてDIOに「抜きな」って言ってましたしね。直接のパワーではCダイヤモンドには太刀打ち出来ないキラークイーン。ここまで来たら終わりかな、って思わせておいて、運命が味方する吉良の強さ。「敵サイドも諦めかけた後でのハプニング的な逆転」っていう構図が更なる絶望感を駆り立てる。仗助は杜王町の全ての力で吉良に立ち向かったが、吉良だって写真の親父や猫草など、数少ない自分の仲間をフル活用して戦っているのだ。生前の最後の味方が猫ってのも、なんだか寂しい人生でしたね。

 そして、逆転に継ぐ逆転で満を持して目覚める億泰。ホント、この2人の関係性は素敵過ぎるね。ジョナサンとツェペリ、ジョセフとシーザー、承太郎とポルナレフ、男臭い友情の繋がりは全ての部で通底してジョジョのテーマではあるが、理屈抜きでの「ダチ」っていう高校生らしい等身大のお友達は身近なだけにかけがえの無いもの。最終決戦とは思えない2人の気の抜けた会話も、4部らしい「日常の延長」を演出していておしゃれである。仗助は本当に友達に恵まれたな(露伴を除く)。

 ピンチを乗り越え、次第に固まり始める趨勢。爆発音を聞きつけて難聴気味だった承太郎さんたちもようやく到着した。吉良吉影は相変わらず自己紹介もするので正体は明らか。ジョジョでは珍しく、6対1という圧倒的数の優位で向かえるラストシーンは、吉良吉影という男のこれまでの人生の清算の構図か。よりによって小学生のガキに決め台詞を叩きつけられるあたり、巡り巡って因果オホー。早人さん、あんたまだ正義の心に目覚めて1日しか経ってないけどな……。

 そして、集まった正義のチームの中には、行動の早さには定評のある杜王町消防団のみなさんも。救急車も来ますかね、女医さんもいますかね。……モナリザって、知ってます? 次回、最終回!

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