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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ボーイミーツガールと男女の価値観の違いがグラウンドで交錯する第3話。「遅刻遅刻〜」でおにぎりなのは時代を鑑みれば仕方ないとしても、角を曲がってからぶつかるまで距離が有りすぎる気がしますよ、小梅さん。

 無事に学校からも認可されて部活動がスタートすることになった櫻花會。最初の共同作業は、野球漫画のお約束である部室掃除とグラウンド整備だ。この時代の女性の人生観がどんなものだったかは分からないが、少なくとも櫻花會のメンバーに限って言えば、みんな積極的で仕事が出来る娘ばっかやね。女性10人ぽっちでぼろぼろの部室を直して、さらにグラウンド整備までこなしてしまうのは恐ろしい行動力だ。仕事中の描写でも、巴だけが無闇に草をむしるのが速かったり、小梅が重たい土砂を軽々と運んでみたりと、細かい描写から各人のスペックが分かるようになっているのは面白い。まぁ、一番にへばっていたスタミナ不足の人がピッチャーをやるのはどうかと思うけれども。他のポジションは大体予想通りの配置だろうか(特にレフト)。

 本格的な練習もいい雰囲気でこなしており、キャッチボールにフライの処理、基本的なバッティングと、着実に成長をみせる面々。このわずかなカットの中でも、巴や環のスイングは明らかに他のメンバーよりもいいのが分かるし、野球経験者はそれなりの動きを見せる。運動神経はいいが野球はド素人である巴のキャッチングのモーションが変だったりするところも芸が細かい。また、マスクを被って捕手の任についた小梅の視点から眼前に迫ってくるボールを描写したカットなんかは、まだボールに慣れていなくて捕球を怖がる小梅の気持ちがよく分かる。もちろん、怖いといっても一番確実にスキルの成長が見えるこの時期は、練習も一番楽しいわけだけれども。

 そして早くも晶子の因縁の相手と1回戦。そして、ここで予想外の善戦などしないところがこの作品のいいところ。2アウトまでは取って見せたものの、そこからは相手のクリンナップと対峙して滅多打ち。まぁ、当たり前の結果だ。このときに面白いのは、ボコボコにしたにも関わらず、対戦相手の朝香中の男子達が別に嫌な奴らに見えないところ。小梅に告白した勘違いだけはちょっと鬱陶しいが、みんな相手が女子だからといって小馬鹿にせずにきちんと野球をしてくれている。そして晶子の許嫁の子は少しお堅いが誠実な人柄がよく分かる。これによって、櫻花會のメンバーが「憎しみ」「嫌悪感」ではなく、純粋に「試合に負けた悔しさ」で泣いていることが伝わってくる。試合開始時は「負けて当然」といっていた練習試合でも、負けたら悔しくて当然なのだ。

 とりあえずの急務はピッチャーの育成。彼女たちの2試合目は、いつになることだろうか。

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