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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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5月20日 ドラフト模様(AKH×3)

ピック順 【Sangriter】→【Chrolony】→【Mei】→【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→

 

 アモンケット環境4回目。プロツアーも一段落し、環境理解は少しずつ進んでいる様子。スタンダードフォーマットでは今後のメタの変遷が楽しみなところですが、メタが動かないリミテッドはどうでしょうか。個人的には今回のドラフトで元々言われていた「除去が少なくて守りにくい」という要素をようやく肌で感じることが出来ました。攻めるクリーチャーがそこまで優秀だとも思わないのだが、それに輪を掛けて守りの手が少なく、トータルで見るとかなりのアグロ環境になるという構図。まー、やっぱりここ最近はしっかりと「クリーチャーで殴り合うリミテッド」が構成されてるってことですね。正直、殴りすぎじゃないかと思うくらいに。あとは魔法の言葉「カルトーシュ」を唱えておけばなんとかなるんじゃないですかね。

 

 

 




 

 

 

    AL SE TH SA ME CH

AL  ー  ×  ◎  ◎  ◎  ×  3ー2 3

SE  ◎  ー  ×  ×  ◎  ×  2ー3 4

TH  ×  ◎  ー  ×  ×  ×  1ー4 6

SA  ×  ◎  ◎  ー  ◎  ○  4ー1 1 ○

ME  ×  ×  ◎  ×  ー  ×  1ー4 5 ○○

CH  ◎  ◎  ◎  ×  ○  ー  4ー1 2 ○

 

 

1位 【Sangriter】 緑白 <横断地のクロコダイル 結束のカルトーシュ 活力のカルトーシュ>

 今回Aグループは全員「オンラインでプレイ出来る人間」が上がってきている。この日もある者は「来る前にやってきた」といい、ある者は「俺は2戦回した」などと言い。放っておくとどんどん経験値に差が出てきますね。そして、こちらがオンラインを通じて得た知見は、「緑カルトーシュはおかしい(知ってる)」と、「コンバットトリックはあるだけぶち込んで良い」というテーゼだという。そんな知見が今回見事に結実し、デッキはとにかく殴り続けることしか考えない緑白。特にこのカラーリングのシナジーがどうとか、そんな小難しいことは考えない。もう、四の五の言わずに下のリストを見て欲しい(土地枚数かいてなかったけど)。クリーチャーの質はこのカラーリングなら「それなり」というレベル。3パック目で「飛びかかるチーター」が3枚もかき集められたのはラッキーだろうが、それ以外の部分に何か特別なコワレカードが交じっているという風でもないし、枚数も14と至って普通。しかし、そんな普通セレズニアを異様なものに仕上げているのが残りのスロットである。有言実行、マジで手に入ったコンバットトリックは全部入れてきやがった。1マナに「弱さからの脱皮」×2,2マナに「力強い跳躍」×2,そしてここに、これまた3パック目で回収出来た緑カルトーシュ×2! 後はもう、2マナ域から淡々とクリーチャーを並べ、相手とぶつかったらトリックで排除するだけ。カルトーシュに至っては排除してからトランプルで殴るだけ。各方面から「トランプルいらない」「トランプル頭おかしい」と絶讃の声が次々と。もう、このデッキで「巨大百足」が登場するとそれだけでゲームが終わった合図になるからな。え〜、こんな簡単でいいのかよー、これがこの世界の正解かよー。

 

<バットリ強いって言ってるしカルトーシュ>

土地枚数不明

 

<クリーチャー類> 14

オアシュラの耕作者 苦刃の戦士×2

突風歩き 療治の侍臣

仕える者たち 飛びかかるチーター×3

横断地のクロコダイル ター一門の精鋭

アン一門の勇者 巨大百足

オケチラの従者

 

<その他> 9

弱さからの脱皮×2 結束のカルトーシュ

強制的永眠×2 力強い跳躍×2

活力のカルトーシュ×2

 

 

2位 【Chrolony】 緑赤黒 <嘲笑/負傷 気性の荒いクーズー 潰滅甲虫>

 今回は上位が緑でワンツーフィニッシュだが、こちらの緑は上のデッキとの関係性でとんでもない因縁を持つ。何しろ、上下に並んだ席順、上から流れてきたカードは「不屈の神ロナス」!!! 上は一体何を引いたのだ? と混乱が極まる。「ひょっとしてもう1枚神話レア? まさかマスターピース? でも、無くなっているのはアンコモンだし……」という絶対に解決しない謎の答えがまさか同じ緑の「横断地のクロコダイル」だとは想像も出来なかっただろう。まぁ、上家は時たまこういう電波受信ピックをすることでは右に出る者がいないので、ありがたくその気紛れを受け取っておこうじゃないか。実際、あんな頭のイカれたパックで正解が何かを見つけるのは至難の業だ。ひょっとしたらロナスを引かせて正面から堂々と色を被らせて優位を取るところまでが戦略だったのかもしれない(実際勝ってるわけだし)。そんなわけで上家の明確なシグナル(?!)に沿って1引きの赤に緑を加えた骨太なグルールピック。当然上が緑なので1,3パック目の緑に不自由する部分はあるのだが、今回赤が事実上の独占なのでほとんど問題にならなかったし、緑は上と被っても「楽園の贈り物」からの多色戦術という分岐が可能。今回は別にそこまで色は散っていないが、「蓋世の英雄、ネヘブ」と「木端/微塵」程度の黒タッチでも充分「レアリティの暴力」は実現可能。ネヘブのパワー4によって目覚めるロナスとか、実に理不尽でどうしようもないものだ。その他のパーツもとにかくパワーがあり、上のデッキとは別の意味で肉肉しい蹂躙劇を実現させたのであった。カルトーシュなんかなくてもどうにかなるもんね。

私信:ゴメン、「岸の飲み込み」2枚しか無い。ウラモグはわんさかあるのに。

 

 

3位 【Alessi】 黒白赤 <無慈悲な投槍手 イフニルの魔神 激情の試練>

 なんと、3試合連続での黒白ゾンビである。もう、ここまで来るとちょっとした呪いだ。本人曰く「オンラインで別なデッキやってなかったら絶対ゾンビなんてやらへんかった」とのこと。なるほど、オンラインは経験値稼ぎ以外にも「色んなデッキをプレイすることによるストレス解消」の意味もあるのね。もちろん、別に好きでゾンビをやっているわけではないので、今回だってゾンビに一直線ってわけではない。最初は赤黒のアグロ系に向かおうという意志が見えるのだが、3引き時点で「最強コモン」とのたまう「束縛のミイラ」が登場し、これを確保。すると続くパックでは上家が「まぁ、流せばいくんじゃないかと思って」という容赦無い餌をぶん投げてきた「呪われた者の王」が。もう、あとはゾンビ街道をゴロゴロと。今回、今までほとんど登場しなかった「束縛のミイラ」がようやく2枚回収出来たおかげで、おそらくこれまででは一番アグロ寄りのゾンビビートになっており、「呪われた者の王」がいれば「聖なる猫」のミイラだって2/2。これが墓地から出てくるだけでクリーチャーが2体タップするとかいう地獄絵図。「旋律の放浪者」「グレイブディガー」といった渋いサポートのおかげで耐久力も存外に高く、「むら気な召使い」無しでも充分ライフを削りきるだけの自力があったようだ。あとはまぁ、「イフニルの魔神」とか余計な奴もいるしな。一応、今回火力でタッチ赤にしているところは3連続白黒にしないという意地みたいなところがあったんでしょうかね。次は何色になるかなぁ……。

 

 

4位 【Serra】 白青 <マグマのしぶき ター一門の精鋭 束縛のミイラ>

 ピック中、上家から「何故か被るねん」と言われていたのがこちらだが、今回も見事に上と白を共有、下とは白青の両方を共有という見事な被りっぷりを見せている。まぁ、上が勝手に途中から白に乱入してきたんだから文句言ってる方の責任なわけだが(あと今回は下家の頭がイカれていたので)。というわけで割と被害者寄りのピックになったが、デッキの指針を決めたのはそんな上家からパスされた「ナクタムンの侍臣、テムメト」。このあんちゃん、ぶっちゃけレジェンドの中では使いにくい方なのであまり頼りすぎない方がいいとは思うのだが、これまたピック中に言っていたように「絞る」方のピックを好む人間なので、あとはもうこの白青カラーリングにしよう、ってんで決め打ち一直線。本当ならば不朽カードがたくさん集まるとデザインとしては綺麗なのだが、コモンレベルではぴったり来る不朽カードってのはそこまで多くないし、上下が白で挟まれているからメインウェポンはことごとく切られるし、あんまりテムメトデッキというデザインにはならなかった。その代わりに全然関係無いところから上手くデッキを支えてくれたのは「知識の試練」の存在。これに「知識のカルトーシュ」が組み合わさることでとにかく手数が増え、1体1体は大したことが無いクリーチャー陣ではあるが、バウンスやらなんやらで上手いことごまかしつつのビートには足りたようだ。自然にフライヤーは集まる色合いなので、「絶妙なタイミング」×2で序盤さえ凌げれば何とかなる部分もあるんだな。全体的に1体あたりの粒が小さいゾンビシナジーは捌ききって勝っているが、そんな小技でごまかしきれないファッティデッキ2つに殺されてるあたりが分かりやすい結果やな。

 

 

5位 【Mei】 緑黒青 <用心深いナーガ 魂刺し 野望の試練>

 今回は卓の並びが実に綺麗(?)で、白は4人が並び、緑は3人が並んでいる。そんな緑は上で書いた通りに1位2位に輝いたわけだが、緑メインであまり上手くいかなかったのがこちら。これまでのドラフト戦績が5勝→5敗→4勝1敗と来ていたので今回は1勝4敗になるはず、という事前の予言をきっちりとまっとうする律儀な結果になってしまった。もちろんこの結果に終わった原因は最下流という席順の悪さもあるが、まぁ、ぶっちゃけ開けたパックもかなり地味である。他の連中がレアだの神話だのと騒いでいる時に1人「魂刺し」1引きとか、そりゃぁ盛り上がらないだろうよ。一応何の因果か「ニッサ」が流れてきたりもしたのだが、やはり明確な立ち位置が与えられないニッサはなかなか決定力として活躍しにくいカードになってしまっており、下手したらタッチ青にするためにピックをマナソースに割いた分でマイナスになった恐れすらある。どうしてもね、こういうレアには踊っちゃいますね。いや、強いに決まってるんだけどさ。結局、緑多色というほどに多才さがあるわけでもなく、緑黒シナジーを遵守出来るはずもなく、上2人に比べるとどこか余り物じみたクリーチャーで戦う結果となり、静かに沈んでいくことになった。次は予定では3勝2敗ですけど、どうなりますかね。

 

 

6位 【Thraxi】 青白黒 <オケチラの碑 風案内のエイヴン 貧窮/裕福

 もう、ひどかった。正直ピック表を破り捨てて逃げ出したいようなピックになってしまったが、これもまたドラフトの闇の1つであると甘んじて受け入れるしかないのである。上の方でも出た話だが、ピックの傾向は個人的な好みが「絞る」タイプと「広げる」タイプに大きく分かれる。私はご存じの通り「広げる」タイプの人間なのだが、まだまだ経験値が足りずにやってみたいことが多いこの環境で、その「広げる」のゴールが見えずに完全に迷走してしまった。1引き「オケチラの碑」、2引き「グレイブディガー」は白黒ゾンビの流れ。4引き「扇持ち」5引き「信念の決闘者」と白は鉄板の流れかと思ったのだが、すでにこの時点で上家2人が白というトラップ。そこから8引き「影嵐の侍臣」で「サイクリング関係も面白そうやな」という余計な考えが頭をよぎる。ただ、結果論だが、ここで白の要素を切って青黒に振り切っておけばもう少しまともなデッキになったのだろう。11引き「呪われたミノタウルス」の流れで「なんや、こんな遅くまで流れてるってことは卓にゾンビがおらんのやな」と勘違い。2パック目、ゾンビとの接続もあり、死ぬほど迷ったが「戦慄の放浪者」との2択から「風案内のエイヴン」を選ぶ(知らずに上家と完全な喧嘩状態に入る)。この時点では「白黒ゾンビに青の不朽を混ぜたデザイン」を目論んでいたが、いっぺん使ってみたかったカード「信者の確信」が視界の隅に入る。「サイクリング……デッキ……」とちょっと脳裏をよぎった言葉を煽るように、立て続けに色の合うサイクリング土地、「排斥」という悪魔の流れ。あれ、これ白をそのまま維持してもサイクリングパーツが集まるのでは……と思い、白のクリーチャーを流して「ヒエログリフの輝き」とか引いちゃう。案の定「信者の確信」が戻ってきて、「これ、いけるかもしれん」とか思う。そこで終わってればまだマシなのに、その次に戻ってきた「不朽処理者の道具」をよく見ると、「ゾンビが並ぶとライブラリを削れるかもよ!」とか書いてある。「よし、クリーチャーをゾンビで固めて、あわよくばゾンビビート、時間稼いである間にサイクリングギミックかゾンビでライブラリ削るのもいいな」とか思い始める。もう、酩酊状態である。あとはみるも無残な3パック目だ。絶対押さえなきゃいけないはずの「仕える者たち」を流して色マナのために「神々のピラミッド」引いてるし、小粒なゾンビが多いのに「コントロールなら全体除去やろ」ってんで「貧窮/裕福」とか確保してるし……。もう、何も見えずにただ楽しそうなカードを引くだけ。結局、どのコンセプトにも枚数が足りず、メインデッキは「白黒ゾンビが思い出したようにライブラリを削るときもある」という謎の不朽処理デッキ、そっちの方でフラストレーションがたまったので、後半2試合はメインデッキを総取っ替えして青黒「信者の確信」サイクリングデッキに変更。結果、何者にもなれない紙束が数多の優秀なクリーチャーたちに踏みつぶされていくのを見守るだけだった。アグロ環境だね! そうだね!

 

 

 

 

今回のピック表

 

Sangriter】(緑白)→【Chrolony】(緑赤黒)→【Mei】(緑黒青)

                     

Thraxi】(青白黒)←【Serra】(青白)←【Alessi】(黒白赤)

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コメント
無題
了解です。よく考えたら機械巨人も1枚足りていないので、また別デッキ考えます。(というか、もしかして霊気池デッキ作れそうですね...?)
【2017/05/21 15:41】 NAME[Chrolony ] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
>もしかして霊気池デッキ作れそうですね...?)

組めるな。霊気池も足りてるし、他に大して高いパーツもないし。せっかくだからサンプルでコピー組んでみようかな……。
【2017/05/21 16:12】
無題
今回のドラフト、確かに愚直に殴り続けていられるターン数がいつもより長い気がします
青が壊滅的に弱いのと督励連中の突破力あたりが要員でしょうか……
【2017/05/22 01:19】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
>青が壊滅的に弱いのと督励連中の突破力あたり

青はカード単体で見ると決して弱くないのもあるのに、メタ的に求められてるパーツが少ないのがキツいですね。一度殴られ始めると一息つくタイミングが無くなってしまう。督励に代表される通りに最近の開発は「クリーチャーで殴れ」っていうデザインの出し方が分かりやすくなってるので、青はバランスが難しい。
【2017/05/22 10:19】


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