○「最遊記 RELOAD BLAST」 4
これも……リバイバル作品というのだろうか? 確認したら一応現行で連載している作品らしいのだが……。
実は、私のアニメ視聴履歴と一切重なっていないので、今作にはほとんど触れたことが無い。たまにAT-Xとかで再放送しているヤツをたまたまテレビつけて流れてたら見たかもしれない、っていうくらいだ。それもしょうがない。だって、敷居高そうじゃない。確認すると、テレビアニメの放送は2000年に第1作がスタートし、その後もいくつかのシリーズを重ねながら展開し、最後のテレビシリーズが終わったのが2004年。そこまででトータル8クールも放送されているという。そりゃまぁ、途中からおいそれと入っていくわけにもいかないだろう。どうせターゲット層じゃないし、終わった作品をわざわざ追いかける必要も無いと思っていたのだが……そうか……新作がスタートするのか……。
一応メインキャストの配置くらいは知っているので、触れていないと言っても作品の雰囲気は何となく知っている。そして、今回放送が始まった1話目は、まさにその「何となく知ってる知識」を再確認するための親切な導入。メインの4人がどんなキャラクターなのかがしっかり理解出来るし、私のように知らないことの負い目を感じている人間には優しい1話目。まぁ、4人の目的やらこれまでの経緯やらが分からないのはしょうがないが、「それでも見られそうな滑り出し」になっているのは評価すべきポイントだろう。やっぱり長く続いている安定感みたいなものは嫌というほど漂ってくるもので(主にキャストの年齢から)、4人の掛け合いを聞いているだけでも何となく楽しいのは流石である。上手いこと「過去の履歴を必要としない」という条件を満たしてくれるなら、これからダラダラと見ていくのに苦労はないだろう。
ただ、そうは言ってもアニメーションとして何か特別な魅力があるかというと、残念ながらそんなことはない。製作がプラチナビジョンという聞いたことのないスタジオなのだが、確認したら「サーヴァンプ」が初の元請け作品だったらしい。……いや、覚えてないな。あんまピンと来ないな。1話目を見ていると、なんだか初っぱなだというのに動画枚数ケチってるみたいに見えるカットが散見され、画が整ってはいるが魅力は乏しい。「興味はないけど見てもいいよ」という私のような視聴者を少しでも「なんだこれ?」と気にさせるような軽いジャブが欲しいところだなぁ。
まぁ、私の好きな男性声優ランキングの1位タイに関俊彦の名前があるので、いかつい関さんの声を聴くためだけでもしばらくは付き合ってみますかね(ちなみに同率1位は中尾隆聖な)。
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