最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「18if」 4 こっ、この感覚! 我々がよく知っている、あの感覚! そう、ゴンゾオリジナルだ!! アニメ業界が苦境に喘ぎ、様々なパラダイムシフトが起こっている昨今、突如訳の分からないオリジナルを放り込んでくるこの胆力。いいぞ、我々が忘れかけていた在りし日のGONZOの暴虐だ。「爆裂天使」「巌窟王」「SPEED GRAPHER」に「ガラスの艦隊」「ウィッチブレイド」「月面兎兵器ミーナ」! あの頃のGONZOは、常に爆心地を突き進む無謀の象徴だった。一度経営破綻してからは元請けを離れてしばらく大人しくしていたが、復活を遂げて以降、最近では個人的に印象深かった「ブレイドアンドソウル」、そして直近の「AKIBA’S TRIP」と、最近は少しずつ、かつてのGONZOの面影を取り戻しつつある。もちろん、それがいい事だとは全く思わないが! 今作は正確には一応原作っぽいものがあるらしいのだが、そんなこたぁ関係無い、とにかく訳が分からず視聴者を全力で置いていく第1話である。その初速たるや全盛期の赤星の盗塁すら上回るトリックスターぶりであり、もう、「視聴者を引き寄せる1話目とは」とかいう議論が馬鹿馬鹿しくてやってられなくなるレベル。何が起こっているかさっぱり分からない画面、そのくせ世界観を確固たるものにしようという画の力があるわけではなく、それこそGONZO全盛期だった10年前を思い起こさせる絶妙にやる気のない描線。「AKIBA’S TRIP」の時も感じたが、何故、この路線でスタジオのカラーを固めてしまったものやら。いや、我が道を突き進むというのも大事なことなのかもしれないが……。 「訳の分からない世界」なのはしょうがない。だって物語は「夢の中の世界」を描いているのだから。何が起こってもいいし、どんな変な画でも別に構わない。でもさ、前にもどっかで書いた気がするけど、「何があってもおかしくない」夢の世界って、それだけ野放図だから描くのが難しいんだよ。どこまで壊れたイメージにするのか、どこまで自由なイマジネーションが膨らませられるか。制限がないだけに、それはクリエイターの技量や度量が純粋に問われる世界。例えば今敏監督の「パプリカ」なんてのは、この「夢幻」をものの見事に映像化した作品として白眉であった。そしてもちろん、この作品にはそんなハイレベルな「夢」の感覚を感じることは出来ないわけで。単に「訳が分からない」だけで終わっており、その世界に魅力を感じろというのは無理な話だ。かてて加えて、それだけして描いた夢の世界で完全にネジの外れた物語を描くのかと思えば、実際の発端となった女の子の現実は恐ろしいほどにベタで普通過ぎるドラマ。マジで「だから何なんだよ」という突っ込み待ちにしか見えない、見事な「1話目」である。よくもまぁ、これだけの中身で放送が出来たものだと、逆に感心する。 でもね、この感覚は……なんだろ、むしろ楽しみなんだよね。1話目はひょっとしたら「視聴者に気遣った」結果の「大人しいショボさ」である可能性もあるのだ。もしそうなら、2話目以降はどんどん壊れていって取り返しの付かないような展開も見られるかもしれない。1話目で謎だった「フリップフラッパーズ」だって、その後の広がりは実に見事なものだったのだ(まぁ、あっちは1話の時点で画で見せられる部分が多かったが)。何が起こるか分からないというGONZOマジック。新たな時代を切り開くのは、やはりこの会社なのかもしれない。あ、絶対に中田譲治は出てくると思うよ。そういう決まりらしいから。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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