最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「正解するカド」 6→7 だからさ、毎週感想書いてると最終評価書くの忘れるんだって……まさか2週間も経ってから気がつくとは……かなり遅くなってしまったが、とりあえずこれで春クール分の記事はほぼ終了です。ただ、まだ放送が終了してない「sin 七つの大罪」をどうしたらいいか分からないのだが(AT-Xだと2週間後)。とりあえず今期は番組感想が30本、新番チェックは33本。まぁ、いつも通りの本数ですかね。 わざわざ記事立てたけど、結局は「毎週書いてた通り」だ。今作を見て、初めて「SFってのはこの辺りが面白いポイントなんだろうな」っていうのを感じ取ることが出来た気がする。最大の誘致要因はまさに第1話だったのだと思う。「異方存在との出会い」のシーンをとにかく徹底的に「有り得べき」想定として描くその執拗さは、昨今のあまりに安易過ぎる異世界転生の設定などとは一線を画す描き方で、「こんなことを真剣に考えて物語を作るものなのか」ということに、この歳になってようやく気付くことになった。そうだよ、言語が通じないレベルじゃないんだ。我々人類のあらゆる常識が通用しないんだ。だからこそ、ホントのホントに「いちから」作り上げなきゃいけない。そして本作の場合、主人公をプロの「交渉人」に設定したことで、一から十まで全て「対話」で成り立つ物語になっており、この「コミュニケーションの難しさ」が全編通じて描かれることになる。1話目で言葉が通じたのだからそこでオールOKになればいいのだが、残念ながらそんなわけはない。相手が上位存在なのでこちらから一方的に「相手を理解する」ことを求められるわけだが、下手なミステリなんかよりもよっぽど謎解き要素としての刺激が多く、ザシュニナの一挙手一投足に振り回されるのは本当に楽しかった。 また、こうして作り出した「異方」という「異質」について、しっかりと東映3D製作班が映像に落とし込んでくれたことも本作の大きな魅力の1つ。「CGがアニメに合うか合わないか」という論争はここ十年以上も続けられた決着の見えぬ議題であるが、今作のように「異質さ」を前面に押し出し、「訳の分からないもの」を描くCGというのはまさに適材適所だ。普段からマクロスや「ハンドシェイカー」あたりを見て「CGというのは全ての情報が均質であり、視聴者に情報の強弱が伝えにくいので表現の向かない」という論旨の懸念を打ち出すことがあるのだが、今作の主役である「カド」は、まさにそうしたCGで描かれるべき「情報量が多すぎる存在」なのだ。我々がアニメを見る時に抱えてしまう問題を、そのまま画面の中の存在として顕現させてしまうというふてぶてしいデザインは、いざやってしまえば「そんなことか」と思われるかもしれないが、なかなか思いつくものではないだろう。 世間的には(何しろ2週間もこの記事を上げるのをサボってしまったために)本作の評価も色々と出きっており、その中には「最後にぶん投げたクソアニメ」みたいな評価も散見されるのだが、私は決してそうは思わない。最終話のザシュニナの対応がいささか浪花節じみていたのは事実だが、あれだけ「異質」だったザシュニナが、最終話ではきれいにアニメのテンプレにハマるような言動を連発してくれたという事実だけでも、彼の「変質」が読み取れるのだから、それは脚本の狙い通りの効果である。特異点である人類を通じて、ザシュニナは「訳のわからんヤツ」から立派に「アニメのキャラの1人」になるという人類存在の干渉を受けたのである。これもまた、真道が思い描いた通りの結末なのではなかろうか。うん、まぁ、どっちかっていうと問題は徭さんが突然ツカイさんになって爆裂した展開の方が議論の余地があるが……可愛いから万事OKである。彼女とのデート回がまさかああいう方向で伏線になるとは思ってなかったからなぁ……。 とにかく、アニメファンがアニメに求めている「意外性」「新奇性」そして「萌え」が奇々怪々な形でミックスされたナイスな作品。わたしはとりあえず今作を契機に野崎まど作品を読み始めましたので、今後もガンガンアニメ業界に関わってほしいと思います。もっとエグいのでもいいし、もっと萌え傾倒のものでも、多分なんでも書ける人だとは思うので。今作はツカイさんと品輪博士を産み出したというだけで、もう充分な功績なんじゃないですかね? PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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