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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「Fate/EXTRA Last Encore」 4

 よしっ、これわかんねぇ奴だな。ただでさえFateシリーズって部外者にはハードル高いのに、それをさらにシャフトがこねくり回すって、もう取りつく島もないじゃん(ないじゃん)。

 最近こういう1話目見たなぁ、と思ったけど、多分「dies irae」の1話目(正確には0話目)だな。なんかよくわからないドンパチから始まって、やっぱりよくわからないドンパチで終わるっていう。まぁ、今作はまだ知ってる顔が何人かいるからマシだが……いや、マシか? むしろかえって謎が深まってないか? 多分1話目を見てて一番衝撃だったのは「お前慎二かよ?!」っていうところ。冒頭から「神谷ボイスで喋ってるやつがおるなぁ」って思ったけど、「Apocrypha」のバーサーカーだって鶴岡さんだったし、セイバーが諏訪部だったし、Fateシリーズ内でのキャストの使い回しは日常的にあるものだと勝手に解釈したら、まさかの本人だった。いや、これだって本人なのかどうかもよくわからない。というか、キャラデザだけじゃなくて設定も全然違うのだから、明らかにあの冬木市の慎二とは別人と考えたほうがいいのだろう(ただ、最終的な顛末を見て「あぁ、確かにいつも通りのワカメだわ……」とはなったけども)。

 アポクリファもそうだったけど、結局Fateシリーズってゆるい接続の下でやりたいことを新たに始めるだけのシリーズで、スターシステムみたいなものだと考えたほうが気楽なのかもしれない。だから保健室を開けたらナチュラルエロい桜とかがいてもあまり気にしないことにしよう。多分彼女の二人称は「先輩」と「兄さん」しか存在しないんだ。きっとそうなんだ。とにかく、この作品は新しく冬木市からキャラクターを引きずり出していつも通りに綺礼さんが楽しそうにその顛末を語るなんちゃってスピンオフ作品なんだ。そう思えば特に問題なく見られる。

 わけもない。やっぱり意味はわからない。最初にチェスで片方がぶっ倒れた時も「シャフト的な誇張表現なのか」と思ったら実際ぶっ倒れてたし、学校のデザインがイカレてるのもいつも通りのシャフト空間なのかと思ったら実際に未来的なぶっ飛んだ世界観みたいだし。どこまでが(この世界における)「現実」で、どこからが「虚構」なのかがさっぱりわからないので、こういう時のシャフト的演出は壁にこそなれ、魅力とは感じにくいな。慣れてくれば少しは見え方も変わってくるのかもしれないけども……ディレクターは宮本さんだし、多分いつも通りの着地点になるんだろうなぁ。

 深化が進んで展開が増えるほど、ハードルが上がって外様には入りにくくなっているFateシリーズ。このまま独自進化を遂げて異形のジャンルとなり果てるのか、アニメを通じて新規客層を開拓するに至るのか。……前者じゃねぇかなぁ。

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