たほいや譜（18／02／03）

　「僕、まだ７版を開いたことないんですよ」。そんな某氏の鶴の一声で軽くスタートしてしまった突発たほいや。こうしてなんとなく集まってなんとなく１まわしやるくらいの軽さが健康のためにも一番いいのかもしれません。誰も不幸にならない幸せなたほいやじゃないですか。ほんの一時間程度だし、遠くの地にいる人たちも気にするほどのもんでもないよ。うん。

 

Round１・「はいちょうきん」

１、熱した金属に息を吹きかけ加工する技法。

２、付随意筋。平滑筋とも。

３、「ひちょうきん」の誤読。

４、人間の三急所。

５、まち付きのすぼ口巾着袋。閉じた形が銀杏の葉に似ることから。

　初めて開いた７版から其奴が出題したのがこちら。わざわざここで書くのもどうかと思うけど、僕が思いついた「腸を30センチ摘出する際に支払う費用（廃腸金）」っていうアイディアは謝罪と共に放棄しました。いや、でも誰が書いたとは言わんが「メンヘラ社畜腸速30センチメートル切除ニキ」の方がひどいよな。　①「肺彫金」とのこと。言わんとすることはわかるが、どんな施工だ。　②原文まま。書いた当人はのちに気づき自分の漢字のミスに恥じ入っていたが、誰もあんまり気にしなかった。　③間違って読んだものまで掲載し始めたらきりがないんじゃないですかね。　④「肺」「腸」「金」。「つまり女性闘士が最強ってことだ」。コツカケ使え。　⑤これも原文は「すぼ口」と書かれていたが、何故か読み上げの際に「ずぼ口」と読まれて謎が深まった。なんか、色々雑だな。

 

Round２・「くさかまり」

１、自らを卑下していう語。くさのわた。

２、草むらの中に潜み、敵陣の様子をうかがう者。

３、草加煎餅を幕府に奉つること。

４、草加みやげの一。張り子に絹糸を張った鞠。

５、草加市の伝統工芸品の一。直径約１０センチ。

　「人名やんけ」「人名やな」。　②「かまり」ってのが「屈む」の意で（かがまり）、「すてがまり（捨て奸）」とは別語源っぽい？　③④⑤怒涛の草加ラッシュ。ただ、よく見ると③はさすがに限定され過ぎてるし、逆に⑤はふわっとし過ぎている。まぁ、広辞苑に「鞠」って漢字で書かれてる前提ならこれだけでもわかるけど。

 

Round３・「いとしぼい」

１、適齢期を過ぎても未婚の男性のこと。バブル期に流行。

２、新聞配達夫。

３、いたわしい。ふびんである。あわれだ。

４、恋人または想い人。大正年間、女学生に流行。

５、律令制下の陰陽師のうち、反乱に関する卜占に長けているもの。

　①これって「BOY」なのかな。違うのかな。　②こっちは「糸氏ボイ」（紙BOY）ですよ。　③「いとほし」からの音位転換らしい。　④なんでこんなに流行ってるんだろう。大正年間とかバブル期とか、絶妙に短いスパンに絞ってマイナーさをカバーしようとしてる感がある。

 

Round４・「ただのみな」

１、（関税を取らなかったことから）大輪田泊の異称。

２、キリスト教で、唯一無二であるゆえに神を固有名では読んではいけないという教え。

３、雑草を混ぜて煮込んだ粥。

４、絵本作家。東京都出身。食事と育児を題材とした作品が多い。「やさいのくに」「あのいろなあに」。

５、御実名。おんいみな。

　「人名やんけ」「人名やな」。　①「大輪田泊ってマジで関税なかったの？」「まぁ、そういうことにしておきましょうよ」。　③「只だから飲みな」。ただでも飲まないから「ただのまんじゅう」なんだよなぁ。

 

Round５・「めんめんのようきひ」

１、（楊貴妃の顔は見られないように）箱入り娘。

２、神社や寺社に立ち並ぶ灯籠を綿々と連なる妖鬼に見立てて言った語。

３、楊貴妃の容姿をたたえていう語。「--------、散々の武則天」。

４、竹の品種の一。毎年花を咲かせる。

５、人それぞれ自分の妻を美人だと思うものであるという意。

　やっぱり問題児が少ない卓だから全体的に軽めになったので、最後くらいは面倒臭そうな出題。結果こんな風になりました。　②妖鬼火なのか、妖鬼碑なのか。　③これ、後に載っている参照元も記載するっていう技なんだけど、どういう風に扱うべきなのかちょっと悩んだ結果、そのまま読み上げることになった。それにしても武則天も散々である。調べて見たらWikiの記述には「漆黒の髪、特徴的な切れ長で大きな目、雪のような肌、桃色の唇、薔薇色の頬、大きな胸」などと書かれている。「スッゲェ美人じゃん！」って思ったけど、よく見たら割と普通の身体的特徴ばかりなので、単におっぱいがでかいことしかわからない。　⑤いい言葉ではあるよね。うちの楊貴妃がネ。