最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
痛い痛い痛い痛い! 第22話。2つの意味で痛い。身体も痛けりゃ心も痛い。これで壊れないチセさんの頑強さよ。 カルタフィルスの手に落ちたチセ。いや、落ちたっていうか半ば自分から飛び込んではいったのだが……当然そんな状況ではカルタフィルスの言いなりになるしかないのだ。彼がわざわざチセに粉をかけたのは、今度は竜の呪いがかかった左腕がご所望とのこと。「中にいるやつ」が説明してくれていたが、カルタフィルスは色んなところからのつぎはぎを続けるうちに何が本当かもよくわからなくなっている状態らしいので、そのパッチワークにさらなる1ピースを繋げようということだろうか。 腕の移植なんてどうしたらいいのよ、と思うところだが、魔術師はそれくらいのことは勢いでやってしまえるらしい。ただ、さすがにいきなりの腕ボーンはおっかないので、まずは別な部位を移植して生体反応の様子をみましょうという、なんか、その辺は微妙に現実的。いや、いきなり目ん玉は完全にアウトだろうけど。そして、何のためらいもなく自らの目玉をえぐるカルタフィルス。さらに、笑いながらチセの眼にまで手を伸ばす。痛い痛い痛い痛い! チセさんも幾ら何でもメンタル強すぎやろが! もう、どれだけ修羅場くぐったんや……まぁ、実際すぐに修復(?)したから良かったようなものを……。オッドアイの2人の間でいよいよ腕のやりとりが始まるかと思われたが、その前に、カルタフィルスはチセに「夢」を見せて麻酔がわりにしようとしたため、チセは忌まわしき生家へとメンタルダイブ。かつての家族との関わり合いが鮮明に描かれることになった。 序盤のチセ目線の情報から本当に鬼のような親だと思われていた母親。しかし、こうして改めて一連の成り行きを見守ると、決して彼女も悪女だったり、人非人だったりというわけではなかったようだ。母娘揃って「憑かれる」正確では、他の家族にも限界がある。守り続ける生活に嫌気がさし、せめて弟だけでも守り切ろうと決意して家を捨てた父親についても、どこか責めきれないような哀れな影がある。もちろん彼が家族を守れなかったのは残念なことだし、よりにもよって逃げ出すようにして家を捨てたことは許されざることであろう。結果的に、それが原因で母親は壊れてしまった。否、彼女はもともと壊れるしかない存在だったのかもしれない。それほどまでに、「あちら」と「こちら」の共存というのは並大抵のことではないのである。 かつてチセの脳内にフラッシュバックしていた「産まなきゃよかった」という残酷な嗚咽。それだけを聞いたら本当に残酷なセリフだが、こうして全てが明るみに出た状態で見せつけられると、そこにはまた別な意味がこもっていたことが伝わってくる。おそらく、彼女は最後の最後まで娘を愛していた。大切に思っていた。それにもかかわらず、自分のどうしようもない体質や、不甲斐ない実力によって2人はのっぴきならない状態にまで堕ちてしまった。そのことを、彼女は本当に悔やみ、娘に対しては懺悔にも似た気持ちを持ち続けていたに違いない。「産まなければよかった」という彼女の叫びは、「なぜ彼女にこんな苦しみを与えてしまっているのだろう」という、自分への呵責と、娘への精一杯の懺悔だったのであろう。だからこそ、最後の一歩は踏み出さなかったし、自分を許すことができずに、あのような幕引きを選んだのだ。 辛く悲しい思い出には違いない。しかし、それはあくまでもチセの中にあった母親像。改めて俯瞰視点から見て見え方が変わったというなら、チセもきちんと、母親への愛情を持ち続けていたということなのだろう。「許しはしない」と結論づけたが、許すことは、過去にするということである。母親に対する感情を持ち続け、決してその愛情を忘れないために、彼女は「許さない」と告げたのである。 自らの一番深い闇を乗り越えたチセ。目の前には、カルタフィルスの持つ闇の部分、「不死」が立ちはだかっている。「彼ら」を前にしてようやく一矢報いることができたチセ。その苦しみを、分かち、解き放つことができるだろうか。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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