最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「魔法使いの嫁」 6→7 毎週感想書いてたから特に追記することもない系作品その2。最終話で満足してしまっていたのでしばらくまとめ記事書くの忘れてたわ。 というわけで、良いお話でしたね。毎週毎週じわっと来るお話で確実にいいボディブローをかましてくるような作品。含蓄に富んでいて見る人の数だけ世界が広がるような気がしました。多分、こういった作品に簡単にキュンときてしまうのは、私がそっち方向に耐性がなかったせいもあるんだろうけども。「そっち方向」というのは大きく2つあって、1つはイギリスを舞台に、古典的な精霊・妖精・魔術と言った要素を盛り込んだ純正ファンタジー路線。考えてみたら、わたしゃこういう世界観ってあんまり縁がなかったんだ。必死に一番近い作品を思い出そうとしたけど「純潔のマリア」とかじゃないかな。イングリッシュ・ファンタジーってのは歴史の長さだけ深みもあって、さらに日本人の持つ不可解なヨーロッパ嗜好も重なると大きな魅力になることは何と無く知っている。私の場合はおそらく「ファンタジー小説」の原体験は「ロードス島戦記」なのでそっち方向から完全に「異世界」に飛んでしまったわけだが、こうして現実と地続きのファンタジーというのも、なんだか危うい部分があってドキドキするのである。まぁ、日本で言えば妖怪談義と同じようなもんですからね。そりゃ楽しいに決まってますよ。「常にそこにあるもの」として描かれる精霊の世界は、余計なバトルなんかがないぶん、「日常系ファンタジー」とでも言える卑近な魅力があるんだ。 そしてもう1つの側面は、濃度の高いコテコテのラブストーリー。まぁ、タイトルに「嫁」ですから、「ネトゲ嫁」だろうがなんだろうがイチャイチャになるはずなんですが、今作の場合は本当に青臭い人格形成の部分から恋愛のイロハまで構築していくという、なんとも遠大かつ迂遠なラブである。そこには恋人関係以前に、親子・師弟・ペットと飼い主・医者と患者といった様々な関係性が見て取れる。チセはチセで問題を抱えているし、エリアスはエリアスで馬鹿野郎だし。この「男女両方から少しずつ互いの影響を受けて成長していく」っていう構図は、恋愛小説を少しでも読んでれば普通のことなのだろうけど、アホなアニメばっかり見ている精神年齢の幼い人間からすると非常に新鮮だったんですよね。これもあえて近いところを探そうと思って思い出したのはなぜか「パンプキンシザーズ」だった。あれもアニメだと序盤が「マン・オブ・パンプキン編」と題してオーランド側の変化を中心に描き、後半が「レディ・オブ・シザーズ編」としてアリスの活躍を描く構成になっていたけど、今作も「エリアスの成長」と「チセの成長」という要素が互いにリンクしながら紡がれていくのが、本当に二人三脚の様相で素敵だったのですよ。 そして、2クールと長めの尺でも一切退屈させずに毎回何かしらのメインテーマをもうけながら繰り広げられるドラマの構成も見事だった。急ぐ必要の無い構成のおかげで、1つ1つの心情を追うパートの作り込みが入念になり、細かい表情の一つ一つまで意味を見いだすことができた。チセさんなんて話数によって目の下の隈が出たり引っ込んだり忙しかったけど、こんなにもクマクマがトレードマークになってるヒロインってのもなかなかいないよな。 そして毎度のことながら中の人のこと。もう、今作は竹内良太と種﨑敦美の二人の名前を出しておけば問題ないかと。やっぱり種さんである。この人がいたおかげで、今作はここまでの完成度を誇るに至ったのだと信じて止まぬ。印象的な役が多いので恵まれた人だなぁ、と一時期は思っていたのだが、多分、種さんがやるから印象に残るようになるんだろうな。この人も「降ろす」タイプの役者だと思っているのだけど、アニメはハッピーエンドで終わったので後々まで影響が残らなくて本当に良かったと思います。是非、今後も続いていく「まほよめ」ワールドに機会があるなら命を吹き込んで欲しいものである。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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