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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「スロウスタート」 5→6

 結局言わんのかーい。まぁ、原作はまだまだ続いているわけで、もっと大切な局面になってから切り出すことになるんでしょうけどね。そもそも大切な局面って何だよ。そんなご大層な秘密でもないよ。

 初見では「中学浪人がテーマって、どう考えても雰囲気は微妙になるだろうし、そもそも長く引っ張れるテーマでもなかろうし、面白くなるもんかね?」と思っていた作品だったのだが、どうやらこの時の私は致命的な要素を1つ軽視していたようである。そう、これは篤見唯子作品なのである。理由は分からぬが、私は篤見唯子絵が大好きなのだ。いや、正確に言えば「瓶詰妖精」が大好きだったのだ。当時は全力でらんらんらーしていたし、気づけばDVDセットを購入する程度には好き。さらに「マジキュー」を購入したりもしていた。それだけ致命的な要素だというのに、1話目の時には何も気づいていなかった。歳を重ねて趣味嗜好が変わってしまったという可能性もあるのだが、視聴を続けるうちに、「あれ、これ、ヤバくね?」というふうに少しずつ篤見成分が浸透。気づけば全身への血流に乗せて萌え成分が万遍なく行きわたるようになっていた。ずるいやん、全部のキャラ可愛いやん。

 篤見絵の特徴として、ちまっこいキャラの方がよりその特性を発揮しやすいという傾向があるが、今作の場合、メインキャラ4名のうち3人がちまっこいという反則じみた設計になっている。ハナちゃん可愛い、カムリ可愛い、そしてたまちゃん可愛い。うわぁ、たまちゃんだぁ。何で初見でさっぱり気づいてなかったんだろ。これって「世代を超え、CVがモモーイから有咲に入れ替わった新たなたまちゃん」なんじゃないですか。もう、当時応援ソングを歌っていた記憶なんかが一気にフラッシュバックしましたよ。たまちゃん、時を超えても特に変わってないね……。そして、そんな可愛いの洪水に飲まれていく僕も基本的に変わってないね……スロウスタートどころかこの十数年間一歩も進まなかったんだな。北はハナちゃんから南は万年さんまでとにかく全員かわいい。万年さんは真礼ボイスのスマッシュ具合がなかなかずるい。「可愛いは正義」なのだから、きらら系作品としてこれ以上正しい姿勢もなかろう。

 普段から「きらら系の日常作品はあんまりハマることはない」と言っているのだが、篤見成分だけは例外扱いさせてください。まぁ、そもそも「ごちうさ」の橋本監督が担当しているのだから采配にハズレはないんだよな。OP映像からすでにわかるように、デフォルメの施し方などで退屈させない画面作りが周到で、全カットがもれなくかわいい。まぁ、個人的に一番好きなのは提クレバックの1枚絵だったりするのだが、それ以外の部分でも篤見成分はかなり忠実に再現されていたのではなかろうか。

 そして、唯一「ちまっこい」補正を受けにくいのがエーコだったわけだが、なぜかここだけは先生とのド直球百合勝負という異次元の存在になっているのが本当に謎。普段は「こいつら絶対高校生じゃないやん」っていう幼女みたいな存在を愛でているにもかかわらず、シーンや話数が変わると突然腹の探り合いから熾烈な戦いを広げる百合・コミュニケーションが展開されるのマジ勘弁してほしい。そうかぁ、これが生徒×教師のカップリングかぁ。これはこれで実に……。

 ハッ、これってもしかして、時代を超えた「教えてせんせいさん」なのでは……(永劫のフェイドアウト)。

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