たほいや譜（18／05／04）

　ゴールデンウィーク記念杯第２回。今回は集合人数の関係で７人戦。最近は４人戦とか５人戦が多かったので、一気に難度が増します。あと、「どうしようもねぇやこんなもん」っていう絶望感も増します。

 

 

 

Round１・「さんぴら」

１、（「三下」と「ちんぴら」からの造語）悪党の中でも小物である人間を揶揄した語。

２、ダマスカスの商業都市。シルクロードの中継地として栄えた。カイラスとも。

３、［風］平泉、平安神宮、平野神社の総称。

４、鎧の肩部分に施される装飾。

５、→さんぺい。

６、備前刀工の名人高平、助平、包平の三人。

７、カルデラ火山。

　「太陽の柱」は最初に出たので却下です。　①「日本語が綺麗すぎるから違う」っていういつも通りの褒め言葉が出て来たやーつ。　②「ダマスカスの商業都市」の時点で「ねーよ！」って叫ばれてたんだけど、「大阪の商業都市……あっ、あるやつ」ってなって急に信憑性が増すっていう謎現象発生。ちなみに執筆者はこの答えを一番叩いてたやつ。　③「さんがむ」にしろ「はちにんどうじ」にしろ、こうして並べる系の答えは途中で面倒くさくなるよね。ちなみに［風］は「風水」だそうです。どゆこと？　⑥ちなみに「包平」は「かねひら」と読むらしいです。

 

 

Round２・「つぎのいくさのきみ」

１、戦国時代に編まれたとされる幻の歌集。

２、戦へ出て生きて戻って来たら結婚すると約束した女性のこと。婚約の契りとして般化した。

３、（立て続けに戦うことを好んだことから）本多忠勝の異称。

４、福沢諭吉による「Never Ending War」の邦題。

５、弘安の役の後、次の蒙古襲来に備えて鎌倉幕府が太宰府に置いた役職。

６、次将。副将。

７、征夷大将軍の嫡男。

　ググってもなんかピンとこない答えしか出てこないよぅ。なんだよこれ。　②いつの時代に生まれた文化だったんだろうな……。　④超訳やな……。ちなみにこの日の筆記では「諭吉」の「諭」の時と「論」を取りちがえる人間が多数存在したという。

 

 

Round３・「みみくり」

１、借金を全額返済すること。そっくり。まるごと。

２、擬態２に同じ。

３、（目栗鼻栗耳栗ちょんちょんという掛け声から）愚か者。

４、多数の音を聞き分ける技能。

５、（耳が栗のように見えることから）パピヨン。

６、同じことを何度も繰り返し尋ねるものを揶揄していう語。

７、御厨を更に敬った表現。二重敬語。

　この日一発目の全外し。出題者は帰国子女として有名なシーチキン先生。　①参加者の１人、「消費者金融」氏の借金状態とは一切関係ありません（彼はまだ一切返済していません）。　②少しずつメジャーになって来た「びれー」「にぎりぎんたま」パターン。それにしたって「mimic」からのこれはないやろ。　③意味不明。きっとさぞかし愚か者が書いたに違いない。　⑤これも意味不明だよなぁ。回答用紙には謎イラストもついていましたが、絵心は特になかった。　⑦載せんな。

 

 

Round４・「こころのさる」

１、（仏）見ざる、聞かざる、言わざるの三つの叡知の秘密の先にあるとされる悟り。

２、途方に暮れる様。

３、怯。

４、申の字の称。

５、心根のいやしい者。またそのさま。意馬心猿。

６、見ざる、聞かざる、言わざる、の三猿に元来存在していた第四の猿。

７、煩悩が騒がしくしずめがたいのを猿にたとえていう語。

　「こころのやいば」以来の「こころの」シリーズ。もう、今回たくさんシリーズを見たから出題は今後ないかな……。　①⑥被るのか……仲良しさんたちめ。「三つの叡智の秘密の先の」あたりがギャグマンガ日和っぽさがあるというのでなんとなく盛り上がった。　③芸術点。　⑤およそ知ってた人の解答「東方の同人誌ででてきた」。　

 

 

Round５・「にんにくのころも」

１、不恰好なさま。転じて無神経なもののこともさす。

２、（大蒜はおがくずに詰めて輸送するため）おがくず。

３、→押し比饅頭。

４、「にんにくのけさ」に同じ。

５、カンパニュラの旧和名。

６、（臭しに掛けた洒落）袈裟。

７、ごみの丁寧語。

　面倒臭いワードが続きますね。　②この文法はおかしくないか？　④こういうのを出題する人間なんだ。　⑥「クサッ！」っていうから「ケサッ」。……っていう意味で書いたのに、「意味不明だから広辞苑かと思った」って言われて存外点が入った。

 

 

Round６・「じなつく」

１、個々の農作物に適した手法で畑を耕し、肥料をまくこと。

２、道具などがよく馴染む。使い易くなる。

３、小野小町の渾名。

４、犬。

５、男どうしが乳繰り合う。

６、媚態を作る。ぬれかかる。

７、ケシの実が熟すこと。

　①②なんかそれっぽい動詞２連。どちらも「懐く」みたいなニュアンスからなんでしょうかね。　③これは誰も分からなかったし、当然誰も票は入れなかった。「なんで小野小町なん？」「THE・AXEですよ」「……？？」「いや、オノの小町だから」。　④「馬の次に懐くから」だそうです。馬、どんだけ人に忠実なんだろう。　⑤困ったらホモに逃げよう。　⑥「媚態」も「ぬれかかる」も聞いたことがない言葉です。シンキングタイムには「『しなを作る』からの発想じゃない？」って言われてたけど、実際「しなを作る」であってるみたいです。　⑦なんだこれ。

 

Round７・「かみさげむし」

１、髷が結えなくなった力士。

２、糞蝿の幼虫。すなわち蛆。

３、蒸し風呂で大垂髪にすること。

４、（髪飾りとしたことから）玉虫の異称。

５、（餌を後ろに運ぶ事から）オサムシ。

６、蚊帳を吊る際、虫除けの願をかけるかけるために中に吊るす紙の虫。

７、（髪にさげて飾りたいほど美しいさまから）チョウチョの異称。

　最終問題にして、本日２度目の全外し。まぁ、７人戦だとこれくらいは起こるか……。①「あぁ、日馬富士みたいな……」「そういう理由で！？」　②「すなわちウジ」ってなんかすげぇ言いたくなる説得力がある。　③これまで散々漢字を間違えて来た某氏が「大垂髪（おすべらかし）」だけはちゃんと書けるっていう謎。「おすべらかし」のインパクトだけでスルーしたけど、この解答ひでぇな。

 

　みんなお疲れ、連休終わっても頑張れよ。ばんてーーーーじ！