たほいや譜（18／05／25）

　何でこのタイミングで？　関東・中部から稀人来たれり。うん、あんまり稀でもないんだけどさ。このくらいの頻度で行うと重篤患者が放っておいてもよってくるので人数が多くなりがち。今回は遠慮から辞退する者も現れ、結果７人戦である。なお、みんな割と眠い。

 

 

 

Round１・「ももす」

１、海藻類の酢の物。

２、八重に重なりあった葉。

３、淡緑。アルゴエグリーン。

４、太腿の間から出る酸味のある液体。

５、百済の異称。

６、ギリシア神話で、他人の非をならし、皮肉をいうことの擬人神。

７、「もの申す」に同じ。

　まずは軽いジャブ（？）から。「ピーチビネガーやん」という意見は当然最初に潰されています。　②これがのっけからすごいというかひどいというか……作成者は解答用紙に謎イラストを描くことで知られている某チキン先輩なんですが、「桃×４（スー）」というよくわからないかけ算をそのままイラストにしてバーミヤンの看板みたいな意匠を４つ重ねたら、最終的に葉っぱが８枚に見えたっていう。何やねんそれ。　④何なんでしょうね、よく分かりませんね。何か漏れてるんですかね。これが後々の展開のフラグになります。あと、今回は一部、コンビニで買ってきたエロ漫画雑誌（失楽天＆快楽天ビースト）を読みながら挑んでいる奴がいるため、方向性がそっちに引っ張られがちです。いや、毎回そうだけども。　⑥皮肉の擬人化って何やねん、って思って確認すると、タナトス（死）とかヒュプノス（眠り）の兄弟らしい。この兄弟、キャラによって強さに差がありすぎないか？　眠りと死と愛欲と皮肉は兄弟。

 

 

 

Round２・「ふうばぎゅう」

１、他人を苛立たせる者のこと。

２、狂言。風の噂によって若い男女の牛が結ばれる。

３、ホルスタイン種のうち特に乳量が多いもの。

４、獣のような。

５、古代中国で用いられた運搬車。構造は未詳。

６、発情した馬と牛の牝と牡とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないということ。

７、風見馬。または、風見牛。

　例によってどこからともなく山村屋のＣＭソングが響いてくる。ギュウ！　②狂言を何だと思ってるんだシリーズ。「若い男女の牛」とかいうパワーワード。　③「富乳母牛」だそうです。　④牛馬風。　⑥異種姦だっていいじゃないの。　⑦なにそれ、って思ったけど、調べると結構たくさんあった。

 

 

 

Round３・「ざんぶり」

１、田舎に残った狸。

２、勢いよく水の中へ入る音。

３、（どんぶりの度が過ぎることから）山葵丼。

４、重症。

５、ケニア南部からタンザニアの先住民ゴンベ族の伝承における太陽神。月の神に射抜かれ、夜が生まれた。

６、残尿ブリーフの略。

７、波の音。ざぶり。

　①やったぜ！　ノルマ達成だ！　解答用紙にはご丁寧に「ぶりしゃり参照」の文字が。記念碑はこうして度々振り返るのが大事。　②過去に似たようなニュアンスの出題をしたなぁ、と思って調べたら「だんぼらぼ」だった。自分で出したなら忘れるなよ、とは思うが、すでに３年前の出来事だからなぁ……。　③「どんぶり」の「ど」が過ぎちゃってるから。何で「ざ」になるのかは知らん。　④解答用紙には「than bleed」との記述が。　⑥はいフラグ回収。もう駄目だ。何でこういうこと書いた人間って口を揃えて「なにも思いつかなかったんですよ」っていうんだろうな。思いつかなくてコレだからやばいというのに。そしてこの後しばらく残尿トークで盛り上がっていた我々もやばい。とりあえず、これ書いたやつはしばらく「残尿ブリーフ」と呼ばれることになる。

 

 

 

Round４・「ぎめ」

１、括弧の一。＜＞の類。

２、義妹の隠語。ぎめえ。

３、（福岡県で）小さいさま。

４、男を吟味する厳しい視線。

５、→静御前。

６、ルソー派の哲学者。気持ちいいと感じる心に人種や性別の境はないと、男だけでなく女ももっと自慰をすべきだと、平等主義を主張した。獄中で腹上死。

７、轢死に至らなかった事故被害者。

　面倒なことで有名な２文字出題。　①なんのことやねん、と思ったけど、確かに「ギュメ」なら聞いたことがあるかも。　②解答者は頑なに「隠語」ではなく「陰語」と書いていたのだが、義理の妹にどんな感情を抱いているというのだろう。　③「擬芽」だそうです。　⑥一文一文から誰が書いたか伝わってくる文章ですね。どう考えてもこの思想自体が差別的というか、理解のない文章である。　⑦「ギ」と「メ」を１文字ずらしたら「グモ」になったから。

 

 

 

Round５・「まつだうきふね」

１、昭和40年代頃に活動した強盗集団。高島屋本店などを強襲。主犯格の松田晋作の事故死により解散。のちに逮捕。

２、江戸時代初期の手品師。水芸に妙を得た。生没年未詳。

３、（相場の浮き沈みを水流になぞらえて）為替で財を成すには、心穏やかに過ごしているだけで良いという教訓。

４、できそこないで何の役にも立たない浮船。

５、歌人。海と植物の歌を得意とする。

６、魔法の絨毯が登場する物語の古称。

７、（「白河夜船」に対して）目が冴えて眠れないこと。

　２文字出題から一気に長い出題になると、前の問題を出題した人間が書記で因果応報を味わうことに。　①「はやかわせっしゅう」とか「どのそ」とか、たまに謎集団が出現することあるよな。　②⑤船だから水とか海とか、発想が安易だよな。　③「待つ・ダウ・貴船」で、「ゆっくり川床でも楽しみながら待ちなさい」の意。何とか違うところで切ろうとした結果。　⑥解答用紙には「mats the」という記述が残されている（その後力尽きたらしい）。　

 

 

 

Round６・「ふてらっこい」

１、諸々の精神疾患が重篤な様。

２、決して実ることのない色恋。悲恋。

３、群馬発祥の鬼ごっこの源流となった遊戯。「おわかれです」のかけ声とともに相手の頭部をわしづかみにする。

４、映画。パリを舞台とした愛憎劇は当時としては鮮烈で、性解放の一助となったとされる。

５、ふてぶてしい。

６、いかがわしい。

７、陰茎が大きいさま。

　難産だった出題。これが出てくる前に「えんたつあちゃこ」「しゃちまつり」「ただのまんじゅう」などが提案されたが、全て重篤患者たちに「あー、残念！」って言われてボマーに総当りされるグリードアイランド参加者みたいな目にあってた。最終的に「出題前に当ブログで確認したほうがいい」とかいうよくわからない教えに行き着いた。　①自己紹介乙。　②「不照恋」。　③「これなんなの？」って説明を求められた製作者はただ右手を差し上げて「お別れです」と言ってみせただけで、「求められてるのは実演じゃなくて説明だよ！」と怒られていた。ｼﾞﾂｴﾝｼﾁｬｯﾀ!!　⑦「ラッコ」からの連想？　「ラスプーチンだ」「ラスプーチンのことだ」

 

 

 

Round７・「わいないさだゆき」

１、上方落語。商人さだが自らの内の別人格ゆきを否定した後、自身の存在すら否定するもの。

２、和井内偵行による自伝的小説。夜になるとサディストに変貌する男の苦悩を描いた。

３、定浮き。

４、新潟の政治家。少子化対策に尽力。五十三歳のとき、不倫騒動により失脚。

５、十和田湖養魚の開発者。秋田県の人。魚は棲息しないと信じられていた十和田湖にカパチェッポの養殖を志し、これに生涯を捧げて成功。

６、室町時代後期の刀工。中国地方で主に活躍し、剣技要らずとの名声を博した。

７、三叉路の中心から見て、一つの路が雪でふさがっていること。

　最終問題は３時を回っているのでみんなグロッキー。　①上方落語を何だと思ってるんだシリーズ。語中の全ての文字を大切にした結果全体として崩壊しているので、こういうのをゲシュタルト崩壊という（言わない）。　②解答用紙には「Y night sad あゆき」と書かれており、やっぱり途中で力尽きて最終形がこうなった模様。「あゆきはもういいと思いました」。　③「Ｙ無いSADAYUKI」だからSADAUKI。意味はわからない。　④「少子化対策に尽力？　具体的にどうやって子供を増やしたんですかね？！」とか盛り上がる深夜テンション。オチ部分の安定感。　⑤「カパチェッポ？！」「カパチェッポ……」「カパチェッポ！！！」『カパチェッポ！！！！』　⑦大きな「Ｙ」の文字を白抜きで書いてください。そしてその内側に「定雪」と記入してみましょう。ほら、一箇所「雪」で埋まったでしょう。「『定』は何？」「定位置やん」「？？？？」