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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「つくもがみ貸します」 5

 なるほど、NHKらしい教育的な内容だな!(そうでもない) なんでこれの次の番組が「進撃の巨人」なんだろうな!

 個人的な好みから言えば、好きな作品です。「江戸時代のわちゃわちゃした庶民文化」っていうモチーフは好きだし、妖怪変化の類を扱った作品も好き。とどのつまりは「怪異いかさま博覧亭」が好きっていう結論なんだけど、今作は「博覧亭」に近い設定の作品なので間口は広いと思う。

 本作オリジナルの特徴としては、いわゆる「妖怪を使役してこの世の謎に挑むぜ!」というタイプのお話のくせに、主人公たちと付喪神たちが面と向かっては絡まないという不可思議な設定があり、単なるポケモン扱いとは一線を画す物語になっている。あくまでも付喪神たちの自由意志を尊重した上で諜報活動に従事させているので、付喪神の権利委員会の査察が入っても安心だ。まぁ、結果的にやってることは「使役して諜報」と大して変わらないのだけど、元来ものに魂が宿った付喪神というのは使役する対象ではなく崇める対象。少なくとも人間とは対等以上の関係のはずなのだ(ここたまを参照するといいと思う)。そのあたりの絶妙な距離感が保たれているのはなかなか面白い設定だ。

 映像部分は製作がテレコムということでびっくりするようなものは絶対出てこないと思うが、キャラクター原案が星野リリィという時点でちょっと面白い。どこかガーリーな雰囲気は「江戸」を古臭い街として描写する方向ではなく、むしろ賑々しく、垢抜けた中にもどこかおかしみがある舞台として描いている。実際の江戸の町並みなんて見たことある人間はいないわけで、無理にその「古臭さ」や地味さを押し出すのではなく、当時は世界最大規模の人口を誇り、独自文化の発信地にもなっていた江戸の町を、今でいう秋葉原みたいな方向性で描いてしまうのも案外面白い判断なのかもしれない。少なくとも浮ついて不快になるとかいう心配もないし、全体的にポップな印象すら与えているおかげで、ちまちました付喪神たちのアクションも違和感なく映える。割と好きな方向性の演出になっています。

 作品の性質を考えるとここから何か見たこともないようなものが炸裂するということもなかろうが、NHKが関わっているアニメはここ最近ではハズレがない。のんびりと楽しめるものになれば良いのではなかろうか。それにしてもゆかちウサギは相変わらずのウザさを維持しつつも可愛くてよいな!

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