この夏のイベント締めくくりはこちらの会合でございました。どうせ私みたいな人間は本物のチケットなんて当てられるはずもないので、おとなしくライブビューイングを観に行きましょう。いいんだよ、こっちの方が一人一人の表情もよく見えるしね(大半がとんでもない表情なのだが)。開場前の貴重なワンシーンも見られたし。あ、ちなみに観に行ったのは夜の部だけです。今回はライブもそんなに長くないし、ネタ成分多めのイベントではあるので、覚書程度に。細かいセットリストとかは他のところを探してくれ。
1、トークパート・100の質問
ラジオのノリで展開する質問コーナー。ゆっきーはロゼリア単独でのイベントは初めてって紹介されてたけど、言われてみればそうね。なんかもうね、後の流れがあるから全て「友希那さんをボケさせるフラグ」みたいに見えるのは悪い癖よね。でもさ、「好きな色はなに?」の質問でくどはる→グリーン、めぐち→ピンクってちゃんとキャラのカラーを踏襲して行ったのにすかさず「オレンジ」で流れぶった切る勢いとか、確実に自分の立ち位置わかっててやってますからね。
「他にやってみたいパートは」→あけこ「全部ヤだ」。
「座右の銘は?」→あけこ「知らぬが仏」。
「目玉焼きに何かける」→「しょうゆ!」「塩」「塩胡椒」「かけない」「しょうゆ」。ツーペア達成。ゆっきーの「かけない」ってどうなん?
「タイムマシンがあったら過去と未来のどっちに行きたい?」→あけこ「過去に戻って、その段階から神木くんの周りに住んで外堀埋めてく。幼馴染のポジションに陣取って、二十代半ばくらいには勝負を決めたい」
あれ? あけこネタの方が多かった……。
2、トークパート・格付けチェック
Bの力を信じる(意味深)。あの神展開ができるのが有能なスタッフなんだよなぁ……。
昼公演でやった時にめぐちが最下位王座に輝いたらしいんだけど、一体どんな展開だったんだろう。どう考えても、真ん中のあの人が勝つ展開が見えてこないんだが……。しかし、10問中3問あった楽器関係の問題、メンバーだと高確率で正解出せるのはやっぱり偉いや。俺なんてほとんど分からなかったぞ。あ、キーボードの音色のやつはフレーズが長かったから記憶に近いやつを選んで正解できたけどさ(なぜかあそこだけあけこがピンポイントで間違ったのが謎だったけど)。あと「頂点に狂い咲け問題」ははっきりわかった。配信で流れてるやつは耳タコで聞いてたからあのテンポは完全に把握できてたぞ。メンバーのみんな(約1名除く)が「銀テープの音」で区別してたのは面白いな、と思った。言った当人がちょっと早口だったのは、銀テープのタイミングがわからなくて怯えてたせいだったのねwww。
あけこの口からすげぇ自然に漏れる「クッソ!」とか、ゆっきーが可愛い顔クッシャクシャに歪めて悩むのみてるだけでほんと笑える。Roseliaって顔芸を身に付けるのが加入条件みたいなトコあるよな。くどはるの眼力が強すぎんねん。くどはる・あいあいの関西人コンビはこの手のイベントごとは常に全力で乗っかるのでとにかく手段を選ばず勝ちに行こうとしてきたねぇ手も平気で使おうとするのに、あいあいの頭使って他人を出し抜こうとすればするほどドツボにはまっていく様式美本当に好き。最後の1問、なんで間違えたし。
やっぱり、王冠を手にするのはリーダーが一番ふさわしいよ……。
幕間
ライブパートまでの繋ぎで、公式でも配信してる5thの様子が会場に流れてたんだけど、正直、あの時のゆっきー加入発表の映像が出たことで「もしかしてこの後で新メンバー発表あるのかな?」って思ってしまった。まぁさすがに無理だったんだけども、あの映像は何度見ても泣かされるのでほんとつらいのよね。
3、ライブパート
今回は「ミニライブ」と称して4曲(+α)。昼の部は5曲だったらしいのでちょっと少ないことになるが、それば最後のメインイベントの時間を確保するためなのでしょうがない。多分昼の部でやって全5曲が、現時点でのRoseliaの確定セットってことになるんだろう(ゆっきーはまだまだ音合わせに苦労するだろうから、簡単にレパートリーを増やせないだろう)。スターマインは聞きたかったけどしゃーなし。あと、まだライブでかかってない音源も聞いてみたかったけどそんな事情で今回もお預けだ。Legendary,Operaの2曲は今後どのタイミングで生バージョンが聴けるようになるのかなぁ。Operaは本当に圧が強いし、あいあいの振りつけの作りがいがありそうなので楽しみにしてるんだけども。
1曲目は新生Roseliaのアンセムになりそうな「Neo-Aspect」。僕は最近ようやく泣かずに聴けるようになりました。「叶えたい」「届けたい」のコーラスはメンバー全員が前を向く姿が見えるので本当に眩しい曲です。
合間に自己紹介を挟みつつブラシャ・LOUDERの黄金リレー。こうしてみると、くどはるのギターの見せ方がどんどん刺激的な方向に進化してる気がする。この2曲はずっと歌い続けて、それぞれの時代、それぞれのシーンのRoseliaの姿が対比的に映る試金石みたいな立ち位置の曲になればいいな。
そしてゆっきーの誕生日が近かったということもあり、以前もあった流れからの「Re:birthday」(一部だけ)。まぁ、歌詞を考えると別にバースデーソングでもなんでもないんだけど。どこかのタイミングでRoselia製の本当にバースデーソングが作られるタイミングもあるかもしれませんな。ちなみに21歳になったそうです。先輩方からは「そうね、4、5歳くらいは離れているかもしれないわね」というありがたいお言葉をいただきました。昭和とか、平成とか、そんなこと気にしなくていいじゃない。
そして唯一の新曲となった「R」。これもライブ映えする曲だったなぁ。全メンバーでの歌唱リレーもそうだし、何よりも思い切りケレン味たっぷりのあいあいの振りつけが憎らしいくらいにキマっている。Aサビからのシャウトのところ、大歓声が上がる盛り上がりでしたからね。友希那さんだったらどんな顔で歌うんだろうなぁ。あと、個人的には間奏のベースソロからキーボードにつないで音色を増やしていく展開がすごく好きなんですよ。ライブ音源としては、今回が最初で最後の「中島→明坂」リレー。もう、そこだけで感極まってしまう。
これからもまた1つずつ唯一無二の曲を増やしていってほしいですね。
4、明坂聡美送別会
最後はもちろん、あけこへの「けじめ」である。泣くなというのが無理なイベント。それまで気丈に振る舞っていたメンバーもみな滂沱の涙。しかし、いつぞやのゆりしぃを思い起こさせるように、あけこはずっと笑顔でした。後を託す仲間への信頼感がとても美しい。
あけこの脱退に関しては、個人的には確かに悲しいし、ボロ泣きするメンバーを見たら涙も止まらなかったんだけど、ゆりしぃの時のような絶望的な喪失感ではない。何故だろうかと自問してみると、おそらく「声優:明坂聡美」が失われるわけではないという要素がやはり大きいのだろう。私にとって、遠藤ゆりかは本当に「一瞬だけ現れた夏の幻」みたいな存在だった。気づいたらそこにいたし、Roseliaを追いかけ始めて、ほとんど時を重ねずに完全に我々の前から姿を消してしまった。白昼夢のような不思議な存在感で、「無くなってしまう」という無情な現実がいつまでたっても消化しきれなかった。
それに比べて、あけこについてはずっと昔からの付き合い(?)である。ひととなりにもなじみがあるし、普段の生活もTwitterやら各種番組、ラジオなんかで見えてくるので、そこには生の人間としての明坂聡美が間違いなく根付いている。あけこは間違いなくRoseliaの活動を引退するが、それは彼女の仕事の1つの終わりを示すのであって、我々の前から一人の人間が消えてしまうことは意味しない。メンバーのメッセージも全て「これからもよろしく」という挨拶で締められていたことからも分かる通り、あけことRoseliaは、「パフォーマーとキャラクター」という関係性こそなくなるものの、今後も関係性を続けていくことが可能なのだ。是非とも、あけこには1ファンとして、今後のRoseliaを支えていってほしいものである。別に恥ずかしいことでもないだろうし、いっそ平気な顔してイベントに顔出すくらいでもいいとすら思っているよ。まぁ、そんなことされたら新・りんりんを任された人に対するプレッシャーが半端じゃないだろうけども。
我々は悲しくないわけじゃないし、他のメンバーだって、あけこがいなくなってしまうことの喪失感は尋常じゃないだろう。付き合いの一番浅いゆっきーでさえもボロボロ泣いていたし、「泣き虫」くどはる、そして関係性の一番深いめぐちの悲しさなんて想像もできない。しかし、我々の目から見ても、今回の脱退が一番悔しいのは間違いなくあけこ本人なのだ。「自分が不甲斐ないばかりにメンバーにも、そして何より白金燐子というキャラクターにも迷惑がかかってしまった」という事実。健康上の理由であり、誰が悪いという話でもないのだから本当にしょうがない不幸な事故でしかないのだが、それでもなかなかあけこの中では割り切れるものではなかっただろう。燐子へのこだわり、Roseliaへの愛着の強さは誰が見ても明らかなものだったのだ。あけこは最後まで燐子であり続けようとしたのだろうし、それが叶えば一番良かった。でも、世の中には努力と愛情だけではどうしようもないこともあるのだ。そんな理不尽に一番傷つき、苦しんだのは、間違いなくあけこ本人なのである。
そんな彼女の苦闘を考えれば、我々もメンバーも、本当に「ありがとう」と「お疲れ様」以外にかける言葉はない。彼女は今日、気丈にもずっと笑顔でい続けてくれた。いつも通りのやさぐれ姉御キャラで、笑いの絶えないRoseliaを引っ張ってくれた。そしてそのままの姿勢で、「燐子は誰にも渡したくねぇ!」と本音もぶちまけてくれた。当たり前の話だ、役者が簡単に、自分の育てた子供のようなキャラクターを他人に渡したいなんて思うわけがない。それこそ石にかじりついてでも手放したくないという思いは偽らざる本心だろう。それでも、あけこはRoseliaを前に進めるために身を引く決心をしたのだ。その勇気を、その英断を、讃えこそすれ、誰も責めたり惜しんだりは出来ないのである。
新たなメンバーは未だ決まっておらず、Roseliaの明日はまだまだ手探り状態だ。それでも、ファンのことを思って次のイベントはライブを開催してくれるという。キーボード不在の状態で、4人のRoseliaがしばらくは活動を続ける。できるだけ早くあけこの意思を継ぐ人間を見つけてほしいと思う反面、そんなに簡単に務まる仕事でもないだろう、という抵抗みたいなものもある。あとはただひたすら、運営側が良い人材を見つけてくれることを祈るばかりだ。
改めて、あけこには本当にありがとうを。あ、「ひもてハウス」楽しみにしてます。
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