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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 やっぱめんどくせぇ奴はめんどくせぇ第4話。壮絶な状況を抜け出して少しは穏やかになれるかと思ったら、余裕が出てきたせいで逆に俗っぽい感情も表出するようです。

 今回は、孝と麗がただ無人の町を走るだけのお話。Aパートはまだ4話だというのに総集編かと見紛うような内容で、時間軸を刻みながらこれまでの大まかな流れを振り返る。こんなゆっくり展開にしてるってことは、脚本は話数分埋めるほど無いってことなのかね。まぁ、1シーン1シーンに迫力があるので、総集編じみた再編集パートもそこまで悪いもんじゃなかったのは偉いと思うけど。

 で、改めて確認されたのは、ゾンビ共に対する世界の対応の仕方と、ゾンビが現在どのような状態にあるのかという大ざっぱな図式。どうやら人が集まっている地域には自衛隊レベルの防衛が配備されているようで、流石にそれなりの武器で殲滅されればゾンビ共も倒れるらしい(まぁ、平野の釘打ち機で倒れてたわけだしな)。かなり多くの地域で同時多発的にゾンビが発生していたみたいだが、世界的に見て、ゾンビと人間はどちらが多いのかしらね。既に数で上回られていたら、どれだけ軍が頑張っても焼け石に水だと思うんだけど。

 そして、人が逃げ出した地域にはゾンビもいなくなるという奇妙な現象も確認された。正確には、最後のシーンで集まってきてたから全然いないってわけではないんだろうが、明らかに繁華街と見える街中にも人影(ゾンビ影?)が見えなかったところを見ると、所在ないゾンビというのはあまりいなくて、回りに生者がいないと見ると移動を始めるということらしい。あのスピードで移動したとしても、1日そこらであんなに町が閑散とすることは無い気もするのだが……まだ存外生者の方が多いってことかね。

 そして、鬱陶しい痴話喧嘩を終えた孝たちを待ち受けていたのは、「お前はどこをどうやって生きてきたんだ」と突っ込まれること請け合いの可哀想なチンピラ君。話の流れ的には「麗を人質にとって好き放題言ったあげく孝の銃で撃退された悪い奴」ってことなんだろうが、あんまり痛快な感じはせず、むしろ彼にも同情してしまったのだが、私はおかしいんだろうか。確かにトチ狂った行動はしていたが、彼だって存分に世界に絶望し、必死に考えた末の行動があれだったわけで、狙撃後にゴミクズのごとくうち捨てられているのはちょっと不憫過ぎる。もう少し頑張って共存の道はなかったものだろうか……無理かなぁ。

 そんな妙な憐憫の情を抱いてしまったせいか、痛快なはずの孝の活躍も、なんだかちょっと消化不良。判断の瞬発力は素晴らしいと思うんだけど……やっぱり麗に対する接し方がなっちゃいない気がするんだが。いや、麗も充分問題があるのだが。この2人の妙などろどろが、下手したら世界の危機以上にハラハラする要因かもしれません。

 今回は他の面々も活躍しなかったので、そこまで見どころはなかったかね。強いていうなら、チンピラ役の稲田徹のトビ気味の熱演が楽しかったです。Cパートラストの歯が映る演出も、相変わらずの絶望感がナイスですよ。 

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