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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 モスマンだのスクラッグだの、昆虫ベースの怪物はやたら音に弱い第4話。パイロキネシスが使えるNo5が一匹に喰われたってのに、マヤとかスマイルはあれだけの数を相手に一歩も引かないってのはすごいよな。

 神隠しの調査を川島教頭に依頼された文明。地元の捜索隊に美風の姿を発見し、2人で死のドライブも兼ねた捜索を開始する。皆神山での目撃情報を元に1つの神社に目を着けた美風はひょんなことから山腹の空洞に入る道を発見し、暗闇の中を捜索。パニクった文明は象山地下壕から捜索に潜入していたマヤと鉢合わせし、そのまま世界樹跡を見つけたり、No5の亡骸(?)を見つけたり、モスマンに襲撃されたり、こずえを救出したり。幼虫が大量孵化したシーンからすると、こずえ以前に捕まった連中は全て餌にされてしまったようだ。幼虫の大群に襲われて大ピンチのマヤを救出したのは、紙一重で駆けつけた親衛隊、スマイルとJK。神代山ピラミッドからかろうじて脱出すると、洞窟は何者かが設置した爆弾によって崩壊してしまった。そして、1話の間に2回も女の子を見捨てて逃げ出した文明は、なんやかんやで美風にいい格好しぃ。

 今回フィーチャーされたのは、なんと言っても文明の徹底した格好悪さ。2話で語られた現代への到来シーンは全て嘘であることが自白され、世間を賑わせた天才スプーン曲げ少年の姿は過去のもの。サイコキネシスが失われて一切能力もないし、女の子にいいとこ見せようとする下世話な下心と、そのくせちょっとびびるとすぐに逃げ出す無責任なチキンっぷりが何度もシチュエーションを変えて描かれる。もう、清々しいまでのクズっぷり。もう、いっそこのくらいの駄目人間の方が見ていてイライラしないかもしれません。

 それに対して、1人地下壕を歩き続けていたであろうマヤは、化け物を前にしても、信じられないものを目の当たりにしても、終始冷静に対処しようとしている。流石に成虫となったモスマン相手では逃げるしかなかったようだが、幼虫相手ならばこずえの救出を最優先にしていたし、取り囲まれたピンチのシーンでもボウガンに矢をつがえて果敢に戦おうとした。世界樹を見つけた時の博識っぷりや、オカルトを語るときの輝いたような表情も印象的。ラストシーンではスマイルの持ってきた巨大スパナ(あれは一体何なんだろうなぁ)を背に携え、凛々しいまでのたたずまいを披露していました。また、しっかりと自己を確立した人間だからこそ、隣でぐずぐずしている文明にはイライラも止まらず、ウンコまみれの文明を「近寄るな」と一蹴し、自分を置いて逃げ出した後には「卑怯者」と一蹴。このコンビ、これから先一緒に活動できるんだろうか。ナリは怪しいけどJKとスマイルのコンビを使った方がよっぽど目的は果たせそうだ。もう携帯電話だけむしり取って独自に活動した方がいいよ。

 もちろん、アニメとして見てる分にはヘタレ文明と女王マヤの掛け合いを見ているのが楽しい。この作品は何か捻ったネタをてんこ盛りにしているというわけではないのだが、古風なドタバタのテンポが良くて、怪物相手にすったもんだしているのを見ているだけでも充分に面白い。ひたすら洞窟内を走って逃げるシーンでJKたちの背後を一瞬駆け抜けてまた洞窟に入っちゃうトコとか、逃げ出した文明がそのまま木に激突してぶっ倒れるトコとか、「トムとジェリー」みたいな古典アニメのノリだ。ポルシェでかっ飛ばす美風の暴走っぷりとかもそうかな。キャラの表情がいちいち極端で見栄えがするので、ギャグとしてみてる分には文句無いです。

 一応それ以外のプロット部分を勝手に推測してみると、やはり今回も美風の行動がどこか気になる。独自に調査して怪異に迫る手際の良さは駄目人間である文明との対比で必要以上に格好良く見えていたとしても、たまたまあの神社に怪しい影を察知する勘の良さや、偶然とはいえあの空間で秘密の入り口を見つけるきっかけを作ったことなど、やはり怪異に近付く何らかのキーを握っているように見えて仕方がない。あれだけ複雑な洞窟をいつの間にか平気で抜け出していたし、洞窟ではぐれたときに特に声を上げたりもしなかった。どうにも怪しいキャラではあるのだが、今のところは文明のギャグ顔を引き出すための狂言まわしとしての機能だけが明示化されている。

 そして今回もぶっ飛ばしてたギャグ要員が、川島教頭。本当は敵対組織の中枢で、洞窟の爆破を指示したのもこの人のはずなのに、文明が絡むとどうにもおかしな方向に暴走してしまうらしい。中の人のテンション芸が見ものだけど……画伯は画伯だよな(その内この人も次回予告で何か歌うんだろうか……)。他にも「抜群の童貞力を持つ声優」と神谷氏から太鼓判を押された水島大宙のヘタレっぷりとか、そんな大宙をヒールで踏み付ける勢いのマヤの中の人とか、JKの中の人とか、愉快愉快。唯一の心残りは、結局マヤ(の中の人)に「巨大うんこ」って言わせられなかったところですかね。ぴかしゃは何をやっても許される気がするよ。

 次回はタイトルからして濃厚なこずえ回(?)。予告ではずんぐりむっくりで色気の欠片も無いスク水姿を披露するなど、嫌が上にも期待感が増しますね。予告で流れてた「アジアの純真」は、うまいこと歌い手の個性を曲調に当てられてて面白かったです。花澤ボイスも、最近は本当に使い方を心得てきたな。

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