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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「抱かれたい男1位に脅されています。」 5

 全盛期の五十嵐亮太ばりの火の玉ストレートをど真ん中にぶち込んでくるBL作品。あまりの直球ぶりに脳幹が損傷するこの感覚、思えばずいぶん久しぶりに味わうものである。

 実は、百合作品は多いがホモ作品でダイレクトな表現を突き詰めたアニメって、そこまで多くないんだ。前クールなら「Free」みたいな明らかにそっち狙いの作品ってのはあるんだけど、別に性的な要素を取り入れる意図はなく、あくまで「イケメンがいっぱいいてなんかイチャイチャしている」というレベルでとどまる作品の方が主流。エロまで突き詰めようとするとまだ業界的に後ろめたさがあるのか、本数自体はそこまで増えないのである。こうしてダイレクトなホモォっぷりを見せつけてくれる作品は、個人的には「世界一初恋」以来な気がする。いや、絶対その後の時代にもいっぱいあるんだけど、私の脳が積極的に記憶をデリートしてるだけだとは思うんだけどさ。

 毎度毎度「向きじゃない」というその一言で逃げることにしているジャンル。私は絶対に「男同士の肉欲」というものを理解は出来ないと確信しているし、わざわざ開発する必要もないので「受け入れないでおこう」と思っているわけだが、こうして久しぶりに見ると……やっぱ怖いが……遠慮がない分パワーに全振りしてる感はすごいな。これ、興味のない人が「citrus」を見ると同じ感覚になるんだろうか。なんかねぇ、受け入れられないのは間違いないし、心の底から「ウワァ……」っておもうんだけど、その節操のない筋運びも、頭の悪そうな恋愛脳も、「こういう世界はあるといえばあるんだなぁ」と不思議な感慨も伴うという。私という一個人もLGBTに配慮してこういう作品を楽しめるように……。

 ならないとは思いますが。映像部分、演出のテンポなどなど、アニメとしての基準値はクリアしている作品なのである。「抱かれたい男1位と2位が同じ布団にいるって、とんでもなく不毛だな……」っていうセリフ、不覚にも笑ってしまったしなぁ。いや、不毛だとか生産性だとか言い始めると、国会レベルで問題になるから気をつけた方がいいですよ。

 しかし、これってなぜか制作がCloverWorksで監督が龍輪さんなんだよな。さすがにシャフト以外での監督って初めてだよな。ただ、確認したら実は「citrus」でもチーフ演出に加わっていたようで、もしかしたらこのまま同性愛の伝道師になっていく可能性が微レ存。いや、ねぇよ。

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