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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まさかの展開に?! 第2話。いや、最終的にはそうならずにホッとしたようながっかりしたような……まぁ、京アニっぽい展開ではないからね。そっちに行っちゃうとね。

 というわけで一瞬のサプライズはあったが、順当な進行を見せているシナリオ。やっぱり展開は地味地味&地味なのだが、さぁ、一般視聴者はどれくらいついてきているのだろうか。おっちゃんは弓道的ノスタルジーに浸りながら、なんとなく観てしまっていますよ。いちいち「あるあるwww」ってなってしまうのが小憎らしい。唯一「あれ?」って思ったのは、今のところ弓から弦が外されている描写がほとんどないこと。普通、使わないタイミングでは弓は弦を外した状態で保管するものだが、少なくとも高校の道場にある弓は全て弦が張られた状態で置かれていた。まぁ、練習中の風景ばかりなので、すでに張り終わった状態で置かれているのだろうが……どこかで弓張りのシーンは出てきますかね。

 逆に、今回のお話で一番「ウワァ、あるわぁ」って思ったのは、主人公・湊の中学校時代の回想シーンで、的前に立った湊が競技開始時に「なんか、当たる気がする」って思っていたこと。そうなのよ、調子のいい時って、よく分かんないけど「今なら適当に引いても多分当たるわー」っていうよくわからないゾーンみたいな状態になる時がある(ほんとはいかんのだけどね)。本当にメンタル勝負の競技なので、こればかりは説明がつかないのだが……ちなみに、高校時代の私の最大連続的中は二十射皆中。結構立派な記録ですよ、これ(21本目で外した時に響いた道場全体のため息が忘れられない)。

 逆に、本作で問題になっているのは当たらない側のメンタルゾーン・早気である。こればかりは作中でも言われた通りに「なったことがないとわからない」やつなのでどうにも困ってしまうが、湊が責任を感じているのも、そうした「よくわからないもの」が他人に迷惑をかけてしまったという意識によるものなのだろう。チーム内に早気の人間が混ざったりすると、単に延々外れ続ける(点数が下がる)というだけでなく、全体での射のリズムが崩れるという問題もある。弓道は基本的に団体戦。三人立ちと五人立ちがあるが、大体、「前の人間がこの動作に入ったら俺はこうする」っていうリズムがある。チーム内でこの統制を徹底し、どんな時でも同じような状態で引けるようにするのが理想なわけだが、目の前のやつの離れが早ければ、それだけでも後ろに与える影響はあるだろう。そのあたりも鑑みて、湊は自責の念に駆られているのである。

 まぁ、本当に精神的な問題になるので、どうやってかかるのかも分からなければ、どうやって治るのかも分からない。そんなもんでよくドラマを作ろうと考えたな、とは思うが、京アニらしい執拗な描写からの精神的な葛藤の描きかたがあるのかもしれない。細かいカット割にも色々と面白い要素が紛れ込んでいるのは注目してほしい部分で、例えば、滝川が最後の1射のために湊に弓を手渡すシーン、まっすぐに伸びた弓の向こうに的がちらりと見えるこの構図は、専門用語で「的付け」と言い、実際に狙いを定める時の視界である。的付けの正確さ、そして手の内の作り方、引き・離れの正確さが的中率に大きく影響する部分。まずは湊が「狙いを定める」ところからのスタートである。

 ところで、この作品の女の子は顔が薄い割に案外キャラが濃そうなので気になる。あんな喋り方のやつが高校にいたら怖いな。そこだけやたらラノベっぽいんだ。

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