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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ピストルズのキャスト誰だよ! 第7話! まぁ、キャスト表に出てないってことは多分こっちも鳥ちゃんがやってるってことなんだろうけども……ってことは毎週のように一人7役? 大変だ!(そうでもねぇよ)

 タイトル通りの内容、徹底的にミスタとピストルズに注目するお話。本当にのんびり展開しているので「わざわざやらんでもwww」と思ってる原作要素まで拾ってくれてるのが良いですね。もちろん、ギャングダンスは余計なことじゃないですよ。原作時点で余計だったんじゃねえかって意見はさておくとして。なんであそこで踊り出したかと聞かれたら、「踊りたかったから」と答えるしかない。だってギャングだもん。多分荒木先生が「ギャングは踊るんだ」って思ったから描いたんでしょう。その後2度と踊ることはないけど、もうここで描ききったから満足したんだろうな。ほんと、思いつきでこれだけ強引なものを描いて文句言われない漫画家ってのはひどいわ(褒め言葉)。

 ズッケェロさんの拷問シーンもほぼ原作通りだが、今回はミスタ編ってことで特にミスタとのくだりはかなりクドめに描かれている。一応原作を知らない人からしたら、ブチャラティ・アバッキオに続いてスポットが当たる3人目のギャングということになるわけだが、高潔さを持ち合わせる前者2人と異なり、ミスタは基本的に「お金ほちぃ!」って騒いでるのが一番似合うポジション。もちろん、その奥に流れる熱い正義感みたいなものは後々にも描かれることになるのだが、紹介エピソードとなる今回はどっちかというと破天荒な部分や恐ろしくマイペースで作中でも屈指の「イタリア人気質」である部分がフィーチャーされている。そして、こんなミスタだからこそ生み出されたヘンテコスタンド・ピストルズ。改めてその全容を見ると、なんとも珍奇なスタンド連中である。

 まずもって、これだけ至近距離でコントロールしながら完全自由意志を持ったスタンドというのが珍しい。まぁ、4部を境に5部あたりからは割と「勝手に喋ったり動き回るスタンド」なんてのは多く登場するが(実はさかのぼるとその初代は初期のスタープラチナだったりするが)、他のスタンドが一応「本体のために動いたり、操作説明のために何かを喋る」という程度であるのに対し、ピストルズの扱いは完全にペット。ミスタももししっかりコントロールしようと思えば出来ないこともないのかもしれないが、多分彼の性格からして、「なんか動いちゃってるし、別に好きにさせたらいいんじゃぁねえの?」くらいに考えているのだろう。その結果がランチタイムのルールであるし、個々に分かれた個体の性格だったりするのだ。まぁ、スタンド能力が「魂のビジョンの具現」なのだとしたら、指に毛が生えてるミスタにしちゃぁ随分かわいいスタンドなのだが……多分、本人も本質的な部分で可愛いやつなのだろう。5部を最後まで見たときにミスタの立ち位置を考えると、結局世界ってこういう人間の方がうまく生きていけるんだろうな、って感じがする。

 そんな軽いノリのミスタなので、前回活躍したアバッキオとは本当に好対照。此の期に及んでスタンドの全容を見せてくれないツンデレアバッキオに対し、ミスタの方はジョルノにさらっとピストルズの姿を見せた上で、大体の性能も教えてあげちゃった。まぁ、その前の時点でジョルノが自分のスタンドを開陳しているわけで、「それならいっかな」くらいの気持ちで教えてあげたのだろう。そういうやつだよ、ミスタは。何より2人だけのオペレーションだから互いの能力を知った上での連携が大事だからね。

 ただ、残念ながらそんな記念すべきファーストミッションも万全とはいかず、なんかコントみたいな状態からのチグハグなコミュニケーションがむしろ笑えるレベル。原作の時はそうでもなかったんだけど、ジョルノが必死でジェスチャーゲームみたいにばってん掲げてる様子がなんだかすげぇ間抜けだ。ミスタもミスタで、あの状況でわざわざ人目につきやすい方にのそのそ出て行く意味もわかんねぇんだけどな。その後でも言ってる通り、「まぁ、俺が出てっても負けないんだけどな」っていう根拠のない自信がミスタの行動原理になっているのかもしれない。自分で暗殺向きだって言ってるくせして。

 さて、サーレー戦。ピストルズが今時珍しいくらいにシンプルな「単にものを動かせるだけ」というスタンドであるのに対し、サーレーのスタンドは……ウゥム、これもまた、もしかしたら好対照と言えるのかな? こんなわけのわからない能力でもバトル仕立てで見せてくれるのは5部荒木の真骨頂である。ちなみに5部は船・車・飛行機に電車と、やたら乗り物で移動しながらのバトルが多いのも特徴。今回のバトルは車(1戦目)であるが、どんなアクション作劇になるかも楽しみである。

 

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