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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 一体何者なんだ、シシリアンライス、第8話。調べてみたけどイマイチ味の想像がつかん……。しかもシチリア関係ないし……。アイキャッチの映像は美味しそうでしたよね(Bパートアイキャッチでアスパラがニョキニョキ生えてくる映像がよりによって今回使われるのひどくない?)。

 衝撃展開。そのくせシナリオはいい話風。このミスマッチを遠慮なくぶち込んでくるのがゾンサガである。どう考えてもリリィの真実が「そうなっている」必要はない気もするのだが……いや、でもわざわざ幸太郎が復活させた7人の中にリリィがいたことに意味があるのかもしれんな……。普通なら成立しないはずのネタなのだが、そこを乗り越えるためにゾンビという設定が活かされているのもポイントで、今回のサブタイトルもなかなかひどいもんである。世の中に「そっち系」が好きな層ってのは一定数いるようだが、どうしたって「成長したら云々」という問題は避けて通れない。成人年齢を超えてもいつまでもレディースディでサービスしてもらえる山本和臣みたいな稀有な例もあるようだが、基本的には生まれ持った性差(SEX)というものは如何ともし難いものである。しかし、ゾンビならばそんな問題もオールOK。成長しない、変化しない。それなら声変わりも第二次性徴も関係ない。まさにGOGOネバーランド。大人になんてならないよ。

 本作で、本来なら衝撃的であるはずのネタが軽やかにスルーされて何事もなかったかのように処理されたのは、やはりこのゾンビという設定の存在が大きい。これまで散々ひどい目にあってきたフランシュシュのメンバーは、もうこれっぽっちのアクシデントでは驚くこともないという。いや、さすがにさくらは最初びっくりしてたけども……そりゃね、まさおはなぁ……。しかしその報告を受けた残り5人は大した反応もなく、サキに至っては爆笑しておしまい。リリィがこれまで黙っていたということは当然後ろめたい部分もあったからなのだろうが(わざわざ言う必要を感じなかったのかもしれないが)、いざ露見してしまったら大して気にしてる様子もないし、「気にされることを気にする」描写もない。もう、メンバーの中では終わってしまった話題ということだ。このさっぱりした感覚はなかなか凄まじい。なんの偶然か、同じ週に放送された「DOUBLE DECKER」もジェンダーの問題を取り扱った話だったが、あちらは「生死を分ける」重要なファクターとして機能していた。生きている人間と既に死んでいるゾンビではその辺りの扱いも大きく違っているようだ。うーむ、ゾンビィ強い。

 で、そんなリリィがメインになったお話は、非常にオーソドックスな親子の思い出話。なまじ子供が子役なんかで活躍してしまうと、親がメディアを通じてしか子供を見られなくなるなんてのはよくあるお話。この手の展開のテンプレである「仕事と金に目が眩んで子供の本当の気持ちを無視してしまう親」とはちょっと違ったが、リリィの親父さんもやはりどこかおかしくなってしまった。「テレビ好き」という彼のステータスが良くない方向に働いてしまったようだ。しかし、最終的な死因は親父さんとの関係ではなく謎のヒゲショックというのだからぶっ飛んでいる。このリリィの「成長への(男性性への)拒否感」は親父さんとの関係性とは別につながっておらず、親父さんの振る舞いもそこまで悪いものに見えないのがなんとも不思議な感覚。確かにリリィは親父さんのせいで不幸にはなっているが、あくまで彼女(彼?)の死は自己の内部にある問題で、親父さんからしたらそれは純然たる悲劇だったのである。まぁ、悲劇(悲劇とは言っていない)のヒロイン(ヒロインとは言っていない)という相当ねじくれた結末ではあるのだけど。

 そうして出来上がった「永遠の子役」としての星川リリィ。ちゃんと親父さんとの関係性への禊も済ませて、ハッピーエンドで綺麗な幕切れ。……のはずなんだけど……結局幸太郎が何を考えているのかはまだ分かってないんだよね。今回のリリィの件からもわかるように、やはり故人の関係者から見れば、彼女たちの生前の面影ははっきりと残っているわけで、考えなしに露出を増やしていったら問題が増えるのは間違いない。リリィ以上に露出していたはずの愛や純子に大きな問題が起こっていないのが不思議なくらいだ。その辺りの「生前」と「現在」をつなぐ物語の1つのヒントになるのが今回のエピソードだった気はするのだが……真面目に伏線として回収される……かなぁ。唯一「生前」を気にしなくていいのはゆうぎりさんだけなのがずるいな。ナチュラルにイベントステージで三味線を披露するゆうぎりさん、アイドルとして有能すぎる気がする。

 次回はサキのお当番回。彼女の場合は生前の記憶も相当残っているし、そっち方面の問題は出てこないと思うのだが、最大の問題は、このブログのタイトル欄に次回のサブタイトルを書くべきなのかどうかである(いつも以上にはみ出しまくる)。

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