最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まさかの力石、第8話。メガロボクスにすら出てこなかった力石がこんなところで登場するなんて。いや、顔見えてなかったけど。 このサブタイトルはちょっと可哀想。でもまぁ、結局今作の最大の焦点はカケルがどうやって「走ること」に折り合いをつけていくかっていう部分なのだろうから、どうしたって過剰な描写にならざるを得ないか。ここまで色々と関係性に変化はあったけれど、やはり最後の最後に立ちはだかるのは、カケルとその他大勢の間の壁であった。 前回の記録会で善戦するも、やはり日本最高峰の壁は厚かった。実力の違いをまざまざと見せつけられた上に相手に理解のある発言までされてしまい、自分の矮小さを見せつけられてしまったカケル。それが発奮材料になったといえば聞こえはいいのだが、どちらかというと「気負い」になってしまっているのが実情。「今のままの自分じゃ勝てない」という焦りに加えて「お前が皆を引っ張ってやるんだ」なんて言われた日には、やらなきゃいけないことが多すぎてパンクしてしまいそうになるだろう。そして、人間はそうした抑圧された状態ではどうしたって安易な方向に逃げてしまうものである。「何故自分は藤岡に勝てないのか」という問題に対し、実力不足、練習不足などを理由にあげるのは簡単だが、それではこれまでの自分の頑張りが否定されることになりかねない。そこでカケルは、自分の不甲斐なさを認めると同時に、「それでも、こんなぬるま湯みたいな環境にいなければもう少しは」という言い訳も用意したくなってしまう。焦りや気負いは自分ではどうにもならないものへの苛立ちに変わり、そんな自分の気持ちになかなか共感が得られていない他のメンバーへの八つ当たりに変わる。まぁ、他の面々がマイペースすぎる部分もあるのだが……。もともと無茶苦茶な設定だっただけに、現状で誰が悪いなんてことは言い出しにくい。元を正せばこんな無理ゲーを提唱したハイジが悪い。けれど、そんなハイジの提案に乗り、いっときでも「もしかしたら箱根に行けるかも」と希望を持ってしまった自分が一番悪い。今更ながら、改めて困難の大きさに気づいたカケルは、その絶望感に必死に抗っているのだ。 そうしてカケルが一人で空回りしている状況で、残りのメンバーも何をしていいものやら。走りについてはレベルが違いすぎて相談できることもないし、あとはカケルが少しでもこころ穏やかになるよう、精一杯練習するしかないのだが、急に無理をしたところで身体もついていかない。ギリギリのバランスで調整しても、カケルからはそれが「サボり」に見えてしまうというのだからたまったものではない。双子みたいなマイペースな人間は空気を読まずにそのままの状態を維持できるが、カケルの気持ちを感じ取ってしまう人間は気が気でないだろう。 今回その代表になってしまったのがニコチャン先輩である。なまじ陸上経験があるだけに、カケルの苦悩にも一定の理解があるし、自分の現状がどうにもならないということも重々承知している。その上で、カケルとはまた違った方向に「無理」をしようとしているのは、彼が本当の意味で他人のことを考えられる優しい人間だからなのだろう。そんなニコチャン先輩だからこそ、ユキもほうっておけないのである。メンバーの中でも一番聡明な彼だけに、見たくなくても問題は透けて見える。ハイジのため、カケルのために走るなんてのは真っ平御免だが、長年世話になっているニコチャン先輩のためなら、ちょっと恥ずかしいけれども何かしてやりたい。ユキのモチベーションはそんな方向で固まりつつあるのかもしれない。 そして、逃げられないとわかったら異次元の方向へ努力を進めることにした王子。ルームランナーがあったとしても漫画読みながら練習はできない気もするが……それでもまぁ、自分にできることを考えようとしているのは大きな進歩か。しかし、そんな前向きになった状態で叩きつけられたカケルからの条件。カケルも自分の中でどうしようもなくなった焦りを周りにぶつけているだけなので、本当に王子に何かしようと思っているわけではないのだろうが、さて、こんな突発的なトラブルに巻き込まれた王子の心境や如何に? そりゃね、やめろと言われたらこちらからお願いしてでもやめたかったはずのことなのだが……。うーむ。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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