最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
サキちゃんお当番回。すでにこれまでのエピソードで充分に役目を果たしてきたのでわざわざお当番回がなくてもいいかな、って思えるレベルのキャラになっているサキちゃんだが、今回はそんな彼女の生前の姿を描くためのストレートなお話。突き進むならまっしぐら、彼女らしい分かりやすい筋立てだった。直情的なヤンキー女なんてもんはアイドルアニメの中ではノイズにしかならないような気もするのだが、サキちゃんの場合はアイドル活動にしろゾンビ生活にしろ、あっけらかんと受け止めて前向きに付き合ってくれるので「ヤンキー」という要素がネガティブに働いていない。あとはまぁ、「?!」を多用するヤンキーいじりのおかげで完全にギャグになっているというのも大きいのかもしれない。「?!」はすでにヤンキーギャグの1つのプロトタイプとして定着したんやな。某サモナー漫画でも大活躍だったけども。やっぱりそう考えると一時期の少年マガジンってのはヤンキー漫画の聖典なのだよなぁ(いまは見る影もないが)。 サキちゃんが死んだのはおよそ20年前のこと。この20年という時差と、「変化しない」ゾンビの特性を活かした時代の流れを描く物語は、娘の世代とサキの青春時代をオーバーラップさせることで、その中に「変わってしまったこと」「変わらずあり続けること」を浮き彫りにする。まぁ、普通に考えたら20年もたったらヤンキーという文化自体が死に絶えていそうな気もするのだが……まぁ、そこはほら、佐賀(田舎)だから……。今時あんなステロタイプなヤンキーって生存してるんでしょうかね。「マイルドヤンキー」なんてクソみたいなワードが提唱されてからも随分久しいが……。とにかく佐賀にはそうしたサキちゃんの青春スピリットを受け継ぐ連中が未だに生き残っている様子。その源流をたどればサキと、その親友だった麗子さんに行き着くわけだが、「変わっていない」サキに対し、麗子さんは形の上では「普通の家族、普通の生活」を手に入れてすっかり変わっている。そんないびつな変化に思春期の娘さんが大反発してしまったわけだが、最終的にはきちんと「変わらぬ魂」を見せつけることで、改めて親子の絆を取り戻すという良いお話だ。まぁ、ヤンキースピリットが残っていることを示して取り戻す親子の絆ってのもどうかと思うが。でも、「現役時代」の両親を見て子供が敬意を取り戻すのって、よくある話だよね。 ちなみに本筋とは関係ないとは分かりつつも気になってしまうのは、果たして麗子さんの旦那ってどんな人なんだろう、ということ。麗子さんが専業主婦っぽいから別に死んだりはしてないと思うのだが、作中では全然出てこなかったし、娘さんも一切「父親」という要素には触れなかったんだよな。あれだけやんちゃだった麗子さん、一体どんな男性を見つけて幸せな家庭を築くことになったんでしょうね。現役時代の改造バイクをそのまま車庫に放り込んでおくあたり、多分旦那さんは麗子さんの当時の姿も全部知った上で受け入れてくれてる良い人だったのだろうけども。せめてカスタムパーツくらいは外して保管しとけよな(引っ張り出してすぐ走れたってことは、あの単車も定期的にメンタはしてたってことなんだろうな)。 メインシナリオ部分は分かりやすいのであんまりひねたツッコミは必要ないお話。他のメンバーの登場シーンも極端に少ないのでいじりにくいのはちょっと残念だが、たえちゃんは相変わらずの様子で安心感がある。エンディングライブのヤンキーコスもたえが一番似合ってるんだよな。一週経って、すでに自分の役目は終わったとばかりに通常運行のまさおも頼もしいような、可笑しいような。 個人的には「殺女(コロスケ)」っていうネーミングが秀逸だと思います。なんで藤子作品縛りなのかは謎だけど。次回はいよいよゆうぎりさん担当回だろうか。彼女の場合、これまでのように「生前の思い出と現代がクロスする」っていう作劇が出来ないわけだが、どんな筋立てになるんだろう。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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