最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
俺はもうダメだ、第9話。 ……駄目だろBPO。これこそ取り締まってくれ。いったい世界中で何人の人間が、この映像で命を落とすと思っているんだ。映像表現で規制すべきは身体的な交合なんかじゃねぇんだ。魂の結合(Soul Link)なんだ。生の感情を、息づく情欲をダイレクトに見舞わないでくれ。健全な人間を、素直な欲求で殴ると、死ぬ。 おっかしいなぁ……俺、多分この辺は原作読んでるはずなんだよ。でも、別に原作でなんらかのダメージを被った記憶はないんだよ……。色々と理由はあるだろうけど、やっぱりここまで積み上げてきた「振り」の破壊力だよなぁ……単なるレズキスシーンじゃないんだよ。小糸侑という、一人の人間が瓦解する音が聞こえるシーンなんだよ。もう、精神的スプラッタだよ。そんなもん、地上波で流すもんじゃないだろう。 今週のお話は、とにかくラストシーンに「堕とす」ための下準備をひたすら重ねていくお話。いや、もう先週の時点で準備は万全だったのだが、今週はそんな中でさらに寸止めして、我慢して我慢して、一気に吐き出す感覚。誰だ、七海燈子という怪物を野に放ったのは。Aパートの体育倉庫、いわば「下調べ」のシーンでも、彼女は平気で「一線」を超える。卑怯なのは、ここで侑が警戒している「なんで入ってくるんですか」という「侑の内側」と、燈子がズケズケと足を踏み入れる「侑の内側」は全く意味が違っているという部分。何しろ燈子が侑に対して持つ信頼感は絶対的なもの。侑からは絶対にこない、だから自分からどんどんイケる。そんな信頼があればこそ、燈子は侑にベタ惚れして犬っころのようについていくし、お預けを喰らえば目をうるうるさせておねだりだってする。燈子の持つ「暴力」が、確実に侑の外皮を削り、内腑をえぐる。 そうして踏み込まれた侑の方も、なんとか必死に自分自身を欺こうとしている。ここで改めて槙との対話があるのが本当にいやらしいところで、おそらく槙という男は「モノホン」である。こいつのいう「視聴者根性」は筋金入りで、安心院さんのようなシミュレーテッドリアリティの領域に足を踏み入れている。そして、こうやって槙と侑が対話しているシーンを見ていると、何故この男がこの世界にキャラクターとして作られたかがよく分かる。「本物」との対比により、侑の持つ幻想がどれだけ脆弱で、欺瞞に満ちたものであるかがよく分かるようにだ。すでにほころびが見える侑の「誰も好きにならない」という主張。それはなんの後ろ盾もない思い込みであり、単なる思春期の幻想である。そっと掲げたペットボトルの水面の上に、ゆらりと陽炎のように見える儚い現実である。槙のように沈み込むなら良い。しかし侑は、そんな深淵にはいない。肺活量はいっぱいいっぱいで、あとは顔を上げて「それ」と向き合うしかないのだ。もう、「夏の日の高校の廊下」「ペットボトル」「寿美菜子」の時点で色々と想起させすぎるから本当に勘弁してほしい。その前のシーンで侑が「なんですか、これ」って言ったとこでちょっと笑いそうになったのは秘密。 そしてこのAパートのサブタイトルは「位置について」。そりゃもう、侑はいろんなラインに立っているさ。燈子が踏み込んできた体育倉庫の敷居だってそうかもしれない。リレーのラインは言わずもがな。とにかく彼女は、もう、自分がスターティングポジションに入っていることに気づかざるを得ない。そこに立ってしまったら、「位置について」と言われたら。あとはもう、残された言葉はただ1つ。 それなのに、嗚呼それなのに。「号砲は聞こえない」。いや、もうすでに、その音は高らかに鳴り響いているに違いない。それでも聞こえないふりをするしかない。だって、それはあまりにも速すぎるから。侑の目に映る映像。耳に入る音。それら全ては1点のゴールを指しているのに、走り出してはいけない。引き返せ侑。今ならまだ。 無理なんだよなぁ……。燈子が走ってるシーンで流れてる挿入歌のタイトルが「rise」って、やかましいわ! これ以上何をどうしようってんだ! 駄目だ、これが地獄の光景だ。もう、ここから一発逆転で沙弥香さんに武力介入してもらうくらいしか解決方法は……いや、それも地獄だ……八方塞がりじゃん。「ここを超えたらいけない」。 PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|