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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 1080円ワロタ、第9話。そんなわかりやすいテンパり方あるかい。

 「今からそっち方向に膨らませるの?!」とちょっぴりビックリした展開。いや、そりゃ若い身空の高校生が男女入り混じってくんずほぐれつしてる世界なんだから(誤解を招く表現)、恋愛関係の話が主軸になるのは当たり前なのだが、これまでのところ、綺麗に3組のカップルが形成されていたように見えたので、「ここでわざわざ三角関係とかプラスアルファに持っていく? ひょっとしてくれって2クールあるんじゃねぇの?」とかハラハラしてしまったが、瞳美さんの頑張りによって、どうやらそこまであとを引くような問題でもないことが判明。まぁ、やっぱり1クールだよね。7話の時点で帰りの話してたもんね。

 どうしても「凪のあすから」という爆弾級の恋愛すったもんだ劇場を見ているせいで(あと、キャリさんが頑張ってるとどうしても「あの夏で待ってる」を思い出してしまうせいで)、ここからドロドロの男女関係が主軸になっちゃうんじゃないかと心配になってくるのだが、本作の主題はそこではない。いや、思春期の多感な想いがメインテーマなのは事実だが、略奪愛とか、三角四角関係の救われない構図を見せたい作品ではないはずだ。今回部長が思い切りアクセルを踏んだのも、どちらかというと開戦というよりも終幕の合図であろう。あの男、ここから何かを展開させる気は無いように見える。

 いや、別に部長の告白が嘘だったというわけでは無い。彼は彼なりに本気で瞳美に惚れたのだろうし、瞳美があのまま雰囲気に押されてイエスの返事を出していたなら、それはそれで万々歳だと思っていたはずだ(だからこそ試合前に唯翔に警告だけはして、フェアプレイを遵守しているのである)。ただ、さらに突き詰めれば、瞳美に断られるところまでを織り込み済みでゴーサインを出したという印象が強い。誰の目から見ても瞳美が唯翔に寄せる信頼は特別なものであり、相思相愛の関係にありそうだというのはわかるわけで、部長はそこにわざわざ土足で踏み込んで掻き混ぜようなんて思ってない。そう、こいつ、イケメンだし気遣いもできるし信頼も厚いし人格者だし、どこを取っても完璧なナイスガイなのである(唯一にして最大の難点はあさぎさんに対してだけヌけているところである)。そんな部長は、一応本気で告白はしたものの、どちらかというと目的は引っ込み思案な瞳美に対して荒療治を施し、あらゆる感情を意識させることで唯翔との関係性を促進させることだったんじゃないかとすら思える。瞳美はそういうことに対して本当に無頓着だし、唯翔もあの通りに年相応の厭世感を出して気取ってやがる。そんな2人の煮え切らない態度に、部長なりのカンフル剤を打ち込んだのが今回の事件だったんじゃなかろうか。

 結果はほぼ満点の回答である。瞳美は惚れた腫れたという話題を初めて意識するようになり、部長の憧れる瞳美の一途さはそのままに、ちゃんと唯翔への思いを表面化させた。そんな部長の動きを聞いて、知らぬ存ぜぬを決め込んでいる風の唯翔も、やっぱり内心はビビりまくりで相当な刺激を受けている。瞳美を困らせる意図は全然なかったわけで、最終的な落とし所としてはこれがベストのはず。ただ、唯一部長が一切考えていなかった、あさぎの問題を除けば。

 あさぎさんも優しいからなぁ……難しいよねぇ。アバンで写真の整理をしていた時点でほぼ確信めいたものを持っていたあさぎさん。それでも、さすがの部長もそこまで性急な行動には出るまいと思っていたが、男子の行動力はそんな思惑の上を行った。優しく瞳美の悩みを聞いてあげようと気を利かせたものの、最悪のタイミングで事の顛末を察してしまったあさぎさん。おそらく彼女の中の葛藤も相当なものだ。別に瞳美が嫌いなわけじゃない。むしろ好きな友達の部類だろうし、彼女が悪くないことも嫌という程わかっている。しかし、突然突きつけられた望まざる事実を前にして、やはり年端もいかぬ女の子が簡単に処理できるもんでもない。精一杯瞳美のことを考えて色々なものを飲み込んだつもりだったが、最後の最後に言わずにはおれなかった真実。本当の鈍感である瞳美さんは、立て続けにぶつけられる予想外の情報に完全にオーバーフロー。すげぇ悪いことをしたと思ってしまっているだろうが、別に悪いのは瞳美じゃない。あさぎさんは、「『あさぎが部長に想いを寄せていること』に瞳美が気づいてないこと」を理解しているのだ。彼女に一切悪気がないのはわかっているはず。はずなんだけど、やっぱり自分の気持ちをぶつける場所がない。だからこそ、それだけは言わずにいられなかった。もう、こればかりはしょうがないのだ。

 まぁ、今作のキャラはみんな優しい子ばかりなので、こんなどうしようもない状況でも来週くらいでだいたい片がつくとは思うが……悩ましいのは、ここで部長があさぎの想いを理解して受け入れようとしたら、単なる軽薄野郎にしか見えないってところだよな……あさぎさん、幸せになってくれ。

 なお、瞳美さんたちのデートを見て「スクープじゃん」と盛り上がる胡桃さんたちがナチュラルにデートしてるのはもう誰も触れてすらくれない。やっぱこの2人、ムカつくくらい上手くいってるよなぁ。本当に千草のそつのなさがムカつくわぁ……(すげぇいいやつなのはよくわかる)。

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