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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 キャラ弁うますぎ問題、第9話。確かに男が男に手作り弁当作ること自体に問題はないが、それが精巧すぎる似顔絵のキャラ弁なら確実にアウトだと思うぞ。あれでも栄養バランスを考えた完璧な弁当なのか。

 ついに、何事かが成されたという達成感のあるエピソード。前回のすったもんだでカケルとハイジの間には余人の立ち入ることができない確執が生まれてしまったかに見えたが、そんな頑ななカケルに対しても、強引にぶち抜いて来るのがハイジの持ち味である。まぁ、渦中でぼんやりしてる王子の大物っぷりも大したものだが。あの状況で平然とカケルとコミュニケーションとって、なんならちょっと茶化してみせることができるのは王子くらいのもんですよ。もともと走ることに対して執着がないおかげもあるだろうが、淡々と現状を外から見て、自分とは関係ないことみたいにして眺めてられるのは一種の才能かもしれない。それこそ、カケルが今回求められた「少し止まって、周りを見る」才能である。まぁ、そのせいであんまり自分自身に熱を入れられてないわけだが……。なんだろ、今の流れだと最終的に王子もなんとかなりそうな気がして来るのは不思議だよな。そりゃね、作品としてはそうならないと困るんだからなんとかなるんだろうけど、現実問題で考えたら絶対無理な状況なんだよ。やっぱりカケルの言ってることの方が正しいんだよ。部屋でルームランナーをてくてくやったところでどうしようもないんだよ。

 それでもなお、ハイジが唱える箱根現実論が少しずつ力を帯びていることを感じさせる記録会。「結果が出せなかったら王子には抜けてもらう」というカケルの提案に一切の行使力はないのだが、それでもガタガタ言わせないために、ハイジは王子を記録会に出さないという強引極まりない解決策に出た。ついでに、今回どう考えても無理そうな下位メンバーにも今回はお休みを命じた。ニコチャン先輩はあの通りだからしょうがないとして、キングも出さなかったのはあからさまに「無理だから」なんだよね。今回は前回の反省を生かし、それなりに可能性のある面子を選抜して「いけそうな雰囲気」を優先させたってことなんだろうか。気づけばこの上位チームの中にユキが食い込んでるのはさすがである。

 結果的にはまたしても全員失敗という惨敗なのだが、それでも全体を通しての雰囲気には不思議な達成感がある。今回の目的の1つとして、カケルやニコチャン先輩のような「なんか焦ってる人間」に対して全体を見せるという狙いがあり、外から走りを見ることで、何か見失っていたものが取り戻せる可能性があった。それは冷静さでもあり、アツさでもあり。気づけばチーム一丸となって声援を送るようになっていた10人チーム。そこにはカケルの姿も王子の姿もあり、もう、余計な心配は必要なさそうだ。ただの記録会のくせに不思議と緊迫感があり、「もしかしていけるのでは?!」と手に汗握るアツい展開。今回のコンテはさすがの笹木信作氏。うーむ、やっぱり見入ってしまう。

 順風満帆。あとはサクセスロードに乗り入れるだけ、と思いきや、なんとまぁ、ここでいきなりの大トラブル発生。ちょっと待てハイジ。お前、足のリハビリが完了して憂いは無くなったんじゃないのか。単なる疲労ではあるのだろうが……中華鍋の落とし所が悪かったら最悪の結果もあり得たぞ……。次回で完全なチームの姿が見えるようになるかな?

 

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