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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  美也の「にしし」笑いは不自然なのに許せる気がする第5話。今回もサブキャラの舞太とか、アスミスとか、そういうとこまで全力で耳が研ぎ澄まされる至福の時間。

 今回から棚町薫編ということなのだが、私が必要以上にもきもきしたのは、キャラクターのせいだけではないはず。終わってからスタッフを見たら、コンテに金崎貴臣氏、そして演出はまさかの小林智樹。無駄に豪華じゃねぇか。やってることは凄くありきたりな「気の置けない女友達と思っていたアイツが最近気になり出して……」という流れなんだが、要所要所の棚町さんが無闇に魅力的でどうしようもない。それだけの作品なので、そこが力強いと満足するしかないのですよね。

 ま、あとはどこまで行っても中の人のことなんですけどね。佐藤利奈ってのは不思議な役者で、「サトリナならこれだね!」っていう役のタイプがはっきりしていない。同じ作品に出ている役者を見ると、たとえば御前なら「委員長タイプ」というのが真っ先に出てくるし、アスミスなら「放っておけない妹系」ってことになるだろう。新谷は……「普通」? まぁ、とにかく「この人がやるってことはこういうキャラだな」という中心が、どこかにあるはずなのだ。しかし、サトリナはそれが無い。ヒットのきっかけになったのは「ネギま!」のネギなので少年役が第一かと思えばそんなこともなく、「みなみけ」「明日のよいち!」「グレンラガン」のようなお姉さん系、「バンブーブレード」「にゃんこい!」などの天然系、そして今回の棚町さんや「超電磁砲」の美琴のような元気っ子系と、どのフィールドでも分け隔てなく溶け込んでいる。

 他の声優だって役者なんだから様々な顔を演じることは出来るだろうが、「この人の代表役を上げてくれ」と言われて票が散りやすいのが佐藤利奈。そんな気がするのだ。もちろん、看板役のイメージが割れるということは決して印象が薄いこと、メインがはれないことと同義ではない。あくまで「その時その時で印象が変わる」ことの証左であるから、役者にとってこれ以上素晴らしいこともあるまい。たとえ「サブミッションが得意な魔法の国からきた女王」を演じさせても、「普段はクラゲだけど時々王妃になる大家族の長女」を演じさせても、サトリナはサトリナとして揺るぎなく存在できる。そんなところが、きっと彼女の最大の魅力なのだと思う。かつて某所では「弱い生き物」との二つ名を付けられた彼女だが、芸歴も積み重なった今となっては、回りの影響を受けずにただひたすら自分を磨き続けてきたことが最大の強さになっているのだ。

 というわけで、棚町さんも素晴らしい女性に違いありません。佐藤利奈ボイスの悪友に耳を噛まれたり、右フックを食らったり、校舎裏に呼び出されたり、「どこ見てんのよ!」って言われたりしたいです。ゲームを買うのは面倒なので、棚町シナリオだけ分割して1000円くらいで売ってくれないでしょうか。あ、もちろん佐藤利奈シナリオでも一向に構わないのですが。一緒にカレーを食いに行こうとするとバッドエンド。タイカレーだとセーフ。

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