最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「聖闘士星矢 セインティア翔」 6 年も明けていないのにさっさと新番組! ANIMAXで特別先行放送があって2話まで観ることができたんですよね。どうせ年明けの新番ラッシュの時は忙しくなるし(スポイラとかぶるからな!)、先に処理できるものがあるのは助かります。何より、色々と突っ込み要素が多くなるこの作品なら尚更である。 原作はほぼ未読。正確には1巻だけ読んだんだけど、「女性版聖闘士星矢」というので想像してたのは、「男塾」の女の子版みたいな完全ギャグ漫画だったのに、なんかがっつり真面目に連載が始まってたので、当時は「おもてたんと違う」というので1巻でやめてしまった。しかし、こうしてアニメにして観るとずいぶん印象が違う。いや、そりゃ違うだろ、だってキャラデザ全然違うし。漫画版の絵柄は、アニメではアイキャッチやエンディングにちょっと確認できる。車田デザインじゃなくてどっちかっていうと手代木デザインに近い印象か。そっちで展開されても、正直あんまり私の愛した聖闘士星矢との繋がりが見えなくてね。しかし、こちらのアニメはガリッガリの東映デザイン。何故かアニメ制作がGONZOに託されているのは不安ではあるが、一応元締めは東映だと考えていいのだろう。くどくて懐かしいあのデザインは、冒頭で幼女の顔に張り付いてた時には「おかしい! 絶対に顔面のバランスおかしい!」って叫びたくなったものだが、ミロさんが出てくると俄然状況は変わってくる。その後も邪武だのアイオリアだの、男性キャラのデザインはやっぱりこれが一番しっくりくる。幸い、女性キャラも成長して頭身が上がれば不自然さも多少は解消される。こっちの画面なら、誰がどう見ても聖闘士星矢の世界だ。テンション上がってきた。 そして、中身については全然知らなかったので初めて観ることになるわけだが(一応コミック1巻分は読んだはずなんだけどね)、これ、もしかして正史扱いになるのか??? 完全に時系列はオリジナルと並行してるよね。だとすると、本編キャラとの絡みもちょいちょい期待できるようになるんだろうか? 数年前に(私の中で)大盛り上がりだった「Ω」についても、一応アニメの上では正史扱い。おかげで刺激が強すぎるあれやこれやが多数登場し、クソみたいな新作エピソードなのにノスタルジーを刺激されまくって楽しかった。今作に関しても、「どうせ性転換してタイトルだけ借りてきた雰囲気作品だろ?」と思っていたら、なんと「最初に帰還した邪武」なんて嬉しいサプライズシーンが描かれたりしている(そしてこっちでも女王様の馬扱いされてる邪武)。なんかね、滾るね。確かに、星矢たちが世界各地で聖衣を手に入れるために激闘を繰り広げていた時に、沙織がどこで何をしていたのかっていうのはそんなに語られていない部分だった。普通に日本国内のお嬢様学校(どう考えてもグラード財団の特別施設)でごきげんようとか言いながらスカートのプリーツを直していたとしても不思議ではないのだ。一応翔子という主人公を設定しながらも、メインテーマとしてあの正史の裏で繰り広げられたアテナの戦いが描かれていくというなら、それはそれで文句なしに興味深いものではなかろうか。 最大の問題は女性聖闘士の仮面問題だが……まぁ、なんか、ほら、セインティアっていう特別な役職があるとか言ってたし、特例なんじゃないの? よくわかんないけど……。どうせ十数年後には女性聖闘士もおおっぴらに顔だして戦える世界になってるからさ。最悪「男に見られなきゃセーフ」っていうんで女性オンリーの舞台にしてしまえば問題なしよ。一応1話の戦闘シーンも女子校の中だったわけだし。 さらに小馬座という聖闘士、並びに聖衣の扱いも微妙な立ち位置になってしまうが……一応ググったら「表記が小馬座と子馬座で違う」なんて屁理屈みたいな説明もあり、「Ω」で登場したケレリスさん(ならびに昴)とはパラレルな関係になるのかな。多分、大本営としてもペガサスの地位を与えたかったけどさすがにそれだと歴史的に星矢と被りすぎる問題があるから、小馬座という便利な概念でお茶を濁したということなのだろう。もしかしたら、世界にはどの星座も女性用と男性用の2つの聖衣があるのかもしれません。ほら、瞬だって性転換するご時世だし、ポリコレよ。 まぁ、そんなこんなで色々と気になる要素が多い作品で、少なくとも1話目2話目を観る限りでは「それっぽい雰囲気」はよく出ている。今後の作画面に不安は残るものの、聖闘士星矢のアニメといえば作画崩壊もセット販売みたいなところあるし。おおらかな心で見守っていきたい。ほら、エンディングの最高に格好いいサガの1枚絵だけでも満足できるじゃん。この時代はまだこいつが教皇なんだよなー。ミロもアイオリアもキャストがちゃんと出てたし、教皇は置鮎ボイスで登場してくれるんでしょうかね。個人的にはミロさんになんでこんな形でスポットが当たったのかが気になるところなんですけどね。登場直後にいきなりアンタレス突こうとしてた気がするんだが、いきなり絶命させたら蠍座のアイデンティティがなくなってしまいますがな。 で、ようやく最後に本編オリジナルのキャラにスポットを当てる。主人公姉妹の設定は本編で言えば一輝・瞬の焼き直しみたいなところがあるかな。瞬はハーデスだったけど、こっちはエリスだってさ。よくできた姉と直情型の妹。妹の方はなんか悪い星の下に生まれてしまったみたいだけど、脳筋パワーで弾き飛ばすのは大先輩の星矢と同じ流れか(まぁ、年齢で考えたらほぼ同い年くらいだろうけど)。ちなみに、冒頭でミロから「そいつが邪神になるぞ」って言われた時に全国数十万のファンは一斉に「いや、どうもてもそいつ(の中の人)はまごうことなき邪神だし」って思ったことも付け加えておく。邪神ちゃん、本当に飛ぶ鳥を落とす勢いだなー。メインキャスト4人を並べると戦隊ヒーロー1人にプリキュア2人、それに邪神ちゃん1人だ(邪神ちゃんだけなんか違うな)。そのほか、メインキャストが全部女性になるわけで、今後もどんなキャストが盛り上げてくれるのかも期待が高まる。2話目で登場した「なんか偉い人」がサトリナ、周りのお付きのやつが男なのかと思ったらCV明乃だったのは笑ってしまった。もう、全員女性でいけ。 時代を考えると、この時代にすでにパラドクス(インテグラ)さんたちも聖闘士修行してる時期なんだよね。多分ないとは思うけど、Ωとの絡みがあったら最高に盛り上がるんだけどなぁ……喜ぶファンが少ないだろうからなぁ……。
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