最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
全てが収まるべきところへ、最終話。あの絵本、欲しいんだけどどこかで販売とかしてくれないかなぁ。 特にびっくりするようなこともなく、スンと綺麗に着地した印象の最終話。綺麗なお別れ、綺麗な成長、そして綺麗なこれから。もう、それ以上何もいうことはない。 今作の凄まじいところは、時間跳躍という一大ビッグイベントを本当に「孫の成長」という目的で使い切ったところにある。おかげで時間を遡ることで世界を救おうなんて必死さはないし、時間差を利用したトリックもない。琥珀は自分が知っている過去の出来事を起こすために孫を過去に飛ばし、知っている通りの経験をして瞳美は帰ってきた。本当にそれだけで、極端な言い方をすれば「ちょっと病気を治すために遠方に療養に出した」くらいの感覚。そんなとんでもない魔法が、こんな小さな問題のために使われるのはどないやねん、と突っ込みたくなる部分はあるだろう。しかし、最終話の琥珀の様子を見れば、それも宜なるかなという気がしてくる。琥珀にとって、孫が大きな挫折を味わって苦しんでいるというのは世界規模の大問題なのである。あの青春の1ページを体験できれば、瞳美は再び色を取り戻し、まっすぐに歩いていける。そのことがわかっているなら、たとえ世界を犠牲にしたとしても、琥珀は瞳美を送り出すことにためらいはなかっただろう。それだけ尊い経験だと、琥珀自身も感じているのだから。 最終話で興味深いのは、琥珀が「ここまで」なら何が起こるか全て理解していたという部分。最後の時間魔法は成功する。その前にちょっとしたトラブルがあり、そこで瞳美の色が戻る。そこまでは知っている。ただ、そうして戻ってきた瞳美が、帰宅後の第一声で何をいうのか、どんな感情を自分に向けるのか、そこから先は知らないのだ。いわば、このアニメが始まって13話目にして、ついに訪れた「琥珀が知らない世界」なのだ。そんなほんのわずかな緊迫感がありながらも、瞳美は琥珀の思いを全て受け止め、立派に成長を示してくれた。琥珀が60年抱えてきた義務感も、ついにここで報われたと言えるだろう。また、彼女自身、「未来の自分」から挑戦状を叩きつけられたことで魔法の鍛錬にも励んだのだろうし、瞳美の将来以上に、自分の未来を思う部分も強かったのかもしれない。どこが始まりなのかが分からなくなるのはお約束のタイムパラドクスだが、そうしてぐるぐる回る輪廻の中から、この時の琥珀はようやく抜け出せたのである。 何とも不思議な世界、何とも奇妙な物語。それでも無事に時間はめぐり、新しい明日がやってくる。たまにはこういう家族のお話も、良いのではなかろうか。
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