最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
引くかー、第10話。まぁそうだね、1話で片付けられるような問題でもないもんね。しかしもう一週間胃がキリキリした状態で待たねばならぬのはキツい……。 いや、結末は分かってるんだけどね。ハッピーエンドは見えてるんだけどね。でもさ、やっぱりこうして漫然と過ごしている間も、花園たえや山吹沙綾がどんな気持ちでいるのかを考えると辛くなるんだよね。特に沙綾がね。ほんと、彼女がどれだけ背負い込んじゃう人間なのかは1期の話で我々もよく知っているのでね……。 表面上は、問題が解決したかのような展開だった。先週言及した通り、おたえは謝罪しなければならない人には素直に頭を下げに行き、通すべき筋を通そうとした。最初に有咲、そして香澄。まぁ、香澄(とりみ)はなんの問題もないとして、有咲はあの通りでどこか素直にならずともおたえの深刻な悩みをスルーするようにして回避した。普段から不器用な姿を見せているツンデレヒロインの面目躍如で、多少ゴタゴタしてても「まぁ、有咲ならしょうがないか」ってんで周りも納得できる状況だ(盆栽は犠牲になったのだ)。 そして、最大の障壁だと思われた沙綾も、他の仲間の手前もあり、何かをゴクリと飲み込んだ。もともと、沙綾の不安は沙綾自身の内面から出てきた部分もある。自分が2つのバンドを経験していること、なんらかの理由でバンドを離れるという事象への隠しようの無い恐怖。そして何よりも、「どれだけ好きなバンドでも、メンバーが離れるという事態は起こりうる」という実感。自分の身に起こったことが、おたえにだけは起こらないなどという楽観視はできない。「ポピパは大丈夫だよね」という、これまでなんども漏らしてきた不安を、直接おたえに問いかけたい。おたえがポピパをやめないという確証が欲しい。しかし、それを本人に聞くことはできない。それを聞いてしまったら、おたえを疑うことになってしまうから。花園たえが誰よりも真面目な女の子で、何よりもポピパを大切にしていることは沙綾もよく知っている。だからこそ、おたえにそんな言葉をかけられず、「もう大丈夫なのだ」と言葉を飲み込む。そのまま、全てが元に戻ると信じるしかない。 メンバー以外の人間で対応が最も気になっていたのは友希那さんだったわけだが、結局、大した問題もなしに「思ったよりも優しい」言葉で片付いてしまった。この1年間で友希那さん本人が丸くなったこともあるだろうが、どうやら、友希那さんなりに今回の顛末の裏側には思うところがあるらしい。確かにあの強烈なキャラクター性を持ったチュチュが暗躍していたとなれば、おたえ一人では片付けることができないような問題が持ち上がっていたとしても不思議では無い。友希那さんはチュチュから何を言われても微動だにせず一蹴していたわけだが、同じような強靭さをおたえに求めるのは酷だろう。同じRoseliaのメンバーにはそうした強さを求めるかもしれないが、流石に他のバンドにまで噛み付くのは遠慮したか。ニュー友希那さんは、大人なのである。 これでポピパが「今度はちゃんとしようね」で終わって元鞘になっていたらどないやねん、という流れだったが、大丈夫(?)、もう一波乱。敏腕プロデューサー・チュチュ様はこの程度の波風を立てるくらいはお茶の子である。興味深いのは、チュチュの言動自体は何も間違っていないということである。おたえがやらかしてしまったのは紛れもない事実であり、先週言及した通り、責任を追求するとしたら、やはりおたえ自身の認識の甘さが招いた結果。志はどうあれ、彼女は責められても文句は言えない立場である。そして、今回そんなしょんぼりおたえを真正面から責めてくれたのはチュチュだけなのである。「半端な覚悟で仕事するんじゃねぇよ」と。ドがつくくらいの正論だ。しかし、それはあくまでプロデューサーとしての責任からの発言であり、そんなモチベーションのメンバーがバンドの中で吹っ切れるはずもなく、おたえの離脱は容認される空気になる。 ここで語られたレイヤとおたえの繋がり。幼少期の思い出としてはありがちなお話ではあるが、効果的に用いられる挿入歌「ナカナ イナ カナイ」が良い仕事をする。小さかったあの日、2人ともCGモデルもできてなかったあの日に作った二人の思い出の歌が、それぞれの現在の志につながっていく。前を向いて進むことは誓ったが、それぞれの進むべき道が同じということまでは約束していないのだ。レイヤにとっては辛い選択になるが、あくまでも大切なのは2人の人生。「今」を大切にするために、親友どうしは互いの拳で通じ合うのである。なお、マスキングさんは狂犬だけど実はいい人。マスキングがしゃべるたびにハラハラするんだけど、短いシーンの中でも結構いい印象を残してくれましたね。 今回のエピソードを経て、レイヤがどうとか、マスキングがどうという部分もあるが、RASというバンドそのものの印象が大きく変わった。麻弥さんの親切な解説がわかりやすく、彼女たちはどうやら「反逆の音楽」ということを大前提とした「ぶち壊すバンド」のようである。RASが結成した当時には「完成度の高い音楽を追求するバンドってどう考えてもRoseliaとかぶるやんけ」と不安になったものだが、Roseliaの目指す「至高」と、RASの目指す「最高」は全く毛色が違う。デビュー曲ともなった1曲「RIOT(暴動)」というのも実にわかりやすいメッセージであろう。改めて今回のMV混じりで聞かせてもらうと、それぞれのパートの音を強く打ち出す、「個の力を見せつける楽曲」になっていることが分かって実に「らしい」。今後のRASのライブがどんな展開を見せるのか、現実でも作中でも、楽しみが増えた気がする(ゲームではRASは出てこないんでしょうかね)。 さて、そうしてはっきりと存在が確立したRAS。しかし作中ではまだ未完成のままなのだ。ここで動くのが敏腕プロデューサー。正面切っての「あの子が欲しい」である。さてさて、どこから何が飛び出すやら。次々回あたりのサブタイトルが「キズナのミュージック」になるんでしょうかね……。
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