最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
特に感想も無くなってしまっているイベントではあるのだが、一応毎年記事立てしてたので今年もメモ程度に。今年は例年以上に「置きにきた」印象のラインナップになっている。まぁ、そのおかげで大きく波風を立てる要素も無いのは良いというべきか地味と言うべきか。 考えてみりゃ、もともとこういう「渋い受賞」を望んでいたような気もするんだよな。話題優先の「声優もどき」の受賞に嫌悪感を示していた部分が大きかったわけで。でも、いざ「じゃぁこれなら文句ないだろ」と出されると、「お、おう……」としか反応できないというダブスタ気味の印象。やっぱりこうしてみると、裏方商売としての声優という仕事が正当に評価を受けるということがどれだけ難しいことなのかがよくわかる。業界の裾野が広がりすぎて、「今年1年の業界のムーブメント」として代表者を選ぼうとしても、視点が散漫になりすぎてなかなか万人が納得する選出が叶わないっていうのも、この賞の難しさのひとつなのかもしれないなぁ。ファンがいて、オタクやマニアがいて、業界人がいる中で、それぞれが見ている「理想の声優像」が共通の認識を持っていなければ、落とし所がなくなるのは当たり前の話で。これが普通のアカデミー賞みたいな認知が得られるようになってこそ声優が地位を確立したといえるのだろうが、なかなかそこまでのパラダイムシフトも起こらないだろうし……。ムズカシス。
○主演男優・女優賞 内田雄馬 三瓶由布子
歴代アワードの中では珍しく(?)、言われてみれば不満の出にくい主演賞。昨年のともよちゃんに続き、たそが選出されたことで看板となる主演部門からもきちんと若さをアピールできるのだから悪くないラインナップと言えるだろう。まぁ、たそが主演しているアニメと言われてもなかなか男性向けが思いつかないため、「うん? 『ぐらんぶる』かな?」とかいう汚ねぇ感想しか出てこないんだけど(「BANANA FISH」でいいのではなかろうか)。ちなみにたその受賞は2年前の新人賞からの持ち上がり。これもまぁ、アワードではよく見られる「登壇者がだいたい同じ」現象の1つである。なお、姉は5年前の新人賞のあと持ち上がっていない。解せぬ。 そして、なるほどそうきたか、と膝を打つのはさんぺーの受賞である。どうしても主演女優と言われると可愛らしいヒロイン役を想像してしまうが、なるほどさんぺーの仕事はまごうことなき「主演女優」である。そういう方向性が評価されてこその声優業なのだから、面目躍如といえなくもないな(思い返せば、アワードの初年度受賞者は朴璐美だったのだ)。花の85年組からはみゆきちに続いての受賞。これでも最近の受賞者の中では中堅クラスの年齢ってんだから、時間の流れは恐ろしいものである。
○助演男優・女優賞 古谷徹・三宅健太 芹澤優・東山奈央 毎度おなじみ、「どうとでもなるから、誰が受賞してもピンとこない」部門。今年はなんと安室受賞というずっこい方法で多くのファンを味方につける作戦に出た。まぁ、2年前に芳忠さんなんかも受賞してるから多少はね……。むしろ注目すべきは健太の方かもしれない。今まで健太みたいなタイプの受賞者はあまり多くなく、今後この路線で稲田さんみたいな悪役が多い人とか、高橋伸也とか手塚ヒロミチみたいなタイプのモブ専科のバイプレイヤーにも受賞させてあげてよ、っていう機運も高まるかもしれない。 転じて随分若い女性サイド。この2人なら助演だろうが主演だろうが歌唱だろうが受賞し放題だと思うので、まさに「置きにきた」感。まぁ、良いのではなかろうか。ほら、4年前の「沢城・花澤」っていう「どう考えても助演のオーラじゃねぇ……」っていうラインナップよりはおとなしい。
○新人男優・女優賞 天﨑滉平・石井マーク・落合福嗣・中村宗悟 石見舞菜香・楠木ともり・林鼓子・本泉莉奈・本渡楓
多い! 多いよ! 例年、多い時は3×2の受賞者がいて「ここだけ随分多いな……」と思う部門だったが、今年はさらに遠慮がなくなりこの人数。まぁ、若手声優に刺激を与えたいというアワード自体の目的意識もあるだろうし、巷で言われる通りに「業界が推したい声優のリスト」だと思えば数が増えるのは致し方ないところか。別にこうやって売り出していくこと自体に文句はない(形はどうあれ、業界の促進になるなら問題ない)のだが、それならちゃんと受賞した後にもフォローしてやれよ、とは思う(去年の受賞者欄を見ながら)。例によって「石井マークとか言うほど新人か?」と思って確認したらギリ5年目だったりとかいう事例はお約束である。 ラインナップを見る限りはまぁまぁ問題ないとは思うが、男サイドでは中村宗悟っていう名前だけピンとこなかった。履歴を見てもやっぱりピンとこなかった。アイマス関係者か。流石に男性新人まではフォローしきれなくなっているのは私の限界である。福嗣についてはもう31歳という事実に驚愕したが、念のため確認したら父親の三冠王は28歳の時である。残念、負けた(比べられるレベルじゃねぇよ)。ほんとに新人っぽさはないのだが、いつの間にか本当に便利な役者になっているのは、どこかにスターの血があるということなのだろうか。こんな「2世声優」おるか? そして5人という唖然とする人数が並べられた女性部門。まぁ、ラインナップに大きな問題はないが……気になるのは本泉莉奈だろうか。確認したらちょいちょいモブ仕事は増えているが、あんまり新人枠として突出した印象はないんだよな。あと、履歴みたらデビューは2013年なんだよな……え、意外とキャリア積んでたんや……。石見・楠木・本渡の3人はここから助演・主演へのステップアップレースに期待。
○歌唱賞 ヒプノシスマイク 知らない。
○パーソナリティ賞 諏訪部順一 毎度おなじみ、「またお前か」枠。2年連続4度目の登壇である。これでべーさんは助演・歌唱・パーソナリティの3部門を制覇。宮野や小野Dに並んだ(なお、どこぞの5年連続受賞殿堂入り声優は4部門制覇)。どこに置いといても「まぁ、べーさんなら……」となってしまうオールマイティカードである。俺も最近は全然ラジオ聞かなくなってしまったなぁ……。
以下はその他の賞。今年からはなんかやたらと賞が新設されており、いまいち差が分からなかったりするのだが、いまさらその辺に突っ込むのも無駄というものだろう。ちゃんと増やしたら増やしたなりに責任を持ってほしいとは思うが。「インフルエンサー賞」とか「ゲーム賞」は特に分からんな……そしてなぜか帰ってきたひろC。鉄板ネタすぎるな。
○海外映画・ドラマ賞 ・ 森川智之・甲斐田裕子 ○ゲーム賞 ・ 東山奈央 ○シナジー賞 ・ ポプテピピック ○富山敬賞 ・ 山口勝平 ○高橋和枝賞 ・ かないみか ○キッズファミリー賞 ・ TARAKO ○インフルエンサー賞 ・ 南條愛乃 ○MVS ・ 神谷浩史 ○功労賞 ・ 緒方賢一・京田尚子 特別賞 ・ ちびまる子ちゃん
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無題
自分としては声優というのは演技さえ良ければ、例え
容姿や性格が最悪だろうが全く構いません。別に声優に 限った話ではなく、声優を含めた役者、ひいては芸能人全般にそういった考えを持っています。裏方であるというのは恥じるような事でもなければ、下劣されるような事では全くありません。裏方であるという事を恥じたら、他の裏方の仕事に付いてる方達に失礼です。自分としては受け手側も声優とは役者であるという事を再認識して、声優に対し容姿や性格を重視して、そこのみで応援するべきかどうかを判断するべきだと自分は思っています。後これは乱暴な意見ですが、本来裏方家業に付いてる方達が世間に認知されるというのはデメリットではないかと思っています。 なのでこういったアワードは必要無いと考えてます。それよりも問題の根本である声優の待遇改善(安いギャラ)を考えるべきではないかと思っています。本来裏方である声優がアイドル活動タレント活動といった過剰な露出する背景にはこういった問題があるので、アイドル活動やタレント活動すればお金は稼げますが、一番大事な演技に力を入れる時間が割かれてしまうと思います。声優業のみでやっていけるようになれば演技に集中出来るようになりますし。 他にもいくらビジネスためとはいえ容姿や人気の方を重視しすぎるのはどうかと思います。例えどんな層をターゲットにした作品であっても、声優(役者)である以上最低限の演技を求めるのが絶対条件だと思います。でないと他業種から馬鹿にされると思います。作品を見ているのはヲタクの方達だけではないので。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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