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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 起こったことをありのまま話すぜ……俺はカバネリを劇場で見ていたと思ったら、いつの間にか「ハナヤマタ」を見ていた……わけがわからねぇと思うが……割と本当だ……。なんだったんだあれ……いや、オモロいからいいんだけどさ……。

 割と良い評判を聞きつけ、せっかくだからどこかのタイミングで観に行こうと思っていたのだが、先週末は予想外の出来事で潰れてしまい、「また次の機会か」と思ったら二週間限定上映なもんだから、もう今週で終わり、今日が最後のチャンスなので仕事上がりにちょっと無理して行ってきました。狭いスクリーンだったけど割とぎっしり人が入ってて、似たような駆け込み需要があるんだろうか、とは思ったね。なんだかんだで案外愛されてる作品なのかもしれません。かくいう私だって悪くない出来だと聞いたら観に行きたいと思えるくらいには愛着もあるわけでね。まぁ、正直細かい設定やシーンは全く覚えてなかったので視聴中は「そうそう、こういう作品だった」と勝手に思い出してうなづいてることが多かったのだけど。

 

 

 どうせ上映も終わるし、ネタバレもクソもない作品なので一応最低限のネタバレを避けつつ感想を書いていくが、ぶっちゃけ、感想の5割は「むめぇちゃん可愛い」である。そういう作品だった。じゃぁ残りの要素は何かというと、4割は「むめぇちゃんかっこいい」だ(残り1割は租税)。いや、割とまじで。とにかく無明フェイスや無明アクションを描くのに全力を注いでいる作品。本当に節操のないとんでもないアクションシーンでビュンビュンと爽快にカバネを蹴散らしたかと思ったら、重要なシーンではビシッと止め絵で固めて美樹本晴彦原画をがっつり想起させるとんでもなくお耽美な表情を見せる。このギャップというか、無明一点豪華主義が恐ろしい。多分、この方向性で作品としては正解なんだろう、というのも恐ろしい。

 まぁ、9割無明は冗談だとしても、無明アクションに連なる数々のアクションパートが見どころなのは間違いない事実だろう。基本的には銃撃を描く作品ではあるが、刀でのバトルも杭打ち機による突貫もそれなりに見応えがあるし、ガンカタならぬ火縄銃(?)カタがいちいち格好いい。そして何と言っても今作の場合は甲鉄城に代表される「やたら列車にこだわる世界観」が見どころで、こんな無茶苦茶な世界設定なのにみんなして列車への信頼感だけは揺らぐことがない。どんなに危険を犯しても線路の保線だけは欠かさない。おかげでラストシーンは電車がらみのダイナミック交通事故殺戮シーンというあまりにアクロバティックな見せ場が用意されており、「この演出は確かにこの作品じゃないと無理だわ……」と妙に納得させられたものである。最後に運転士のおねーちゃんが大活躍してくれたので私としては満足。

 話の筋自体は割とチープなものではあるが、むしろこうしてわかりやすい起承転結を持った単発シナリオを見せられると、「アニメ本編もこれくらいでよかっただろうに」という気持ちになってくる。確かに陳腐だし、ところどころ雑な部分はあるのだが、描きたいヒューマンドラマは実に明快だし、60分という時間制限があればこそ、個々のシーンにメリハリがついて観やすくもなる。最大の眼目である生駒&無明のラブロマンスはこれでもかというくらいに掘り下げられていたし、きちんとテレビシリーズで培った関係性の発展形として掘り下げられているので、単なるサプライ商品に終わらない「続編」としても機能している。そうそう、これくらいの脚本がいいんだよ。今更ゾンビパニックもので奇を衒う必要なんてこれっぽちもないのだから。

 シナリオは明快、アクションは爽快。だったらあとは無明ちゃんだ。エロいかっこの女の子がお仕事感覚でサクサクカバネを虐殺し、時に喘ぎ、時に顔を真っ赤にし、時に満面の笑顔を見せてくれる。もう、それでいいじゃないか。

 なお、個人的に一番推したい(無明ちゃん以外の)シーンはアホ領主が実力を過信して返り討ちにあい、自慢の列車砲「鳴神」と一緒に爆発四散するところです。やっぱり今作は「無茶アクション+列車」という謎コラボが見どころなので、列車が無茶しよるところが一番楽しい。来栖が颯爽とカバネを切り捨てたところを甲鉄城のヘッドランプがサッと照らしてくれるシーンも構図がクッソ格好いい。タイトルからして、この作品の主人公は甲鉄城なのでは。

 どうせ日本中にカバネが溢れててどこで何が起こってるかもわからない設定の世界観なんだから、今回みたいな突発的な続編はいくらでも作れるはずなんだよね。今後もちょいちょいこういう形で作品の世界が繋がっていくと案外面白い伸び方になるかもしれない。ガルパンくらいの頻度でもいいので映画を続けてくれないもんだろうか。

 

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