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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王を倒せるかもしれない。」 4

 全然違うじゃん! 娘ですらないじゃん! 嘘つき! 私、ロリコンやめる!

 いや、別に僕はロリコンではないですけどね。てっきり子育て奮闘するシングルファザーのお話なのかと思ったら、単に森で幼女を拾っただけのあんちゃんやんけ。単なる妄想劇場の一端やんけ。その時点で割とがっかりだ。結局なろう系なので「潜在的に読者層が喜ぶような事象といえば……」というので「ファンタジー世界の冒険者」というスタート地点に、単に「幼女」を足し算しただけのお話。いや、そんな安易な世界設計あるかい。いや、あってもいいけど……これだけの足し算じゃ、新たな境地はひらけないぞ。

 そんなわけで、「えっ、結局いつもの世界観やんけ」とがっかりしてしまったわけだが、加えてアニメ全体もなんだか低調な予感。いや、そこまで大きく崩れが生じるとかではないのだが、1話目時点でそこかしこに「予兆」が感じ取れるような状態。「幼女さえ可愛く描いときゃいいんだろ?」ってんでそこかしこに確かに「可愛い幼女」のカットはあるのだが、これが全編にわたって維持されるかというとそうもいかず、むしろ気合を入れたカットが挿入されれば、それだけに全体を覆う空気との違和感が先に立つ。なんと表現したらいいんだろうね、背景にしろ、動画にしろ、モーションにしろ、全てが「これくらいでええやろ?」という最低ラインみたいなお仕事ぶりで、アニメーションとしてプラスアルファで魅力を加えようという意識が見てとれない。制作スタジオは新興のところのようなのでよくわからないが、どうにもピンと来ない1話目になってしまっている。

 本当にこれで「幼女が可愛ければいいんだろ!」に特化して振り切れてくれるのなら他のなろう系作品との区別も可能になるのかもしれないが、さらなる肩透かしとして「主人公がスタート時点でもう強いのかよ」というのも引っかかる。これ、タイトル詐欺じゃね? 別に娘いなくても普通に魔王と戦える級だった可能性あるんじゃね? いや、別にそこはどうでもいいのかもしれないけどさ。これって結局、「かわいそうな幼女がいたので、有能で恵まれた環境を持つ俺が散々甘やかして可愛い娘に育て上げました」っていう、別方向でのなろうイズムだよね。単に対象になるヒロインの年齢を思いっきり下げただけだよね。「道端で外国人の女の子を拾ったから育てる」は現代日本だと問題なので、それならなろうワールドで幼女を拾うことにすれば万事解決ってわけだね! 便利だなぁ、なろうワールド。なろうワールドって言葉は「Hello World」に似てるね。

 んー、まぁ、一応「何か違う切り口にしたい」という意識は感じられるわけで、その部分は汲み取ってしばらく見守っていきたいけども……これで本当に空気系日常作品になったら、それはそれで問題なんだよなぁ……どうしたもんかなぁ……。

 それにしても略称が「うちの娘。」って、流石にどうなのよ。

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