最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「グランベルム」 6 りゅーじんーまる〜〜! まさかこの時代に龍神丸の姿を見ることになるとは……いや、違うけどさ、違うけど絶対ストライク世代の人間からしたら龍神丸だよ。ちなみに登場シーンと内部機構はグランゾート。機体が崖から落ちそうなシチュエーションをコクピットから落ちそうになることで再現する謎機構。 「オリジナルロボットアニメ」という、数多の作品が挑戦し続けては死屍累々の結果を残すジャンル。記憶に新しいタイトルにも「レガリア」なんかがあり、どうしても1話目から警戒心を持って観てしまうのは致し方ないところ。ただ、今作はロボアニメで第1に狙いそうな「ロボの格好よさ」をハナから捨てているというのは面白い。龍神丸をモチーフとした(モチーフにはしてない)丸っこいマスコットのようなロボのデザインは、これまで数多のアニメが狙ってきた路線とは一線を画すものであり、一般的な意味でのロボアクションを求めるものにはなっていない。もちろんこれはこれで格好いい描き方はあるわけで、1話目もド派手な必殺技エフェクトや各機固有のスキルなどでバトルシーンは思い切り魅せてくれているが、細やかなモーション作画なんかで差をつける必要がないだけに、見るべき点はわかりやすくなっている。 そして、ロボアニメの場合には「なぜロボなのか」という動機付けがいちいち面倒臭いのも難点だが、今作はこれに「魔法少女バトルロイヤル」要素を加えることで「そういうもんだから」というあまりに端的な解答を提示してみせた。設定としては完全に「魔法少女育成計画」と同じで、1話目から高飛車ぴかしゃがボッコボコになる展開を見てて「嗚呼、ルーラ様……」と悲嘆にくれたりもしたのだが、幸い(?)こちらの世界には鬼畜マスコットは存在していない。純粋に魔法の力を求めての、ロボを媒介した殴り合い。多分相手プレイヤーは殺すのではなく異世界からの追放くらいでリタイアを表現できているはずなので、相手を叩く時もそこまで心は痛まない……はず。いや、最悪今回倒された赤﨑キャラが死んでる可能性もゼロではないが……まぁ、流石に1話目から主人公にそんなもらい事故みたいな悲劇は与えないやろ……多分。 「魔法(ロボ)少女育成計画」というデザインはわかりやすいものだし、そこに丸っこくて可愛らしいメカデザインという、30年くらい回り回って新鮮なビジュアル面を合わせる。この時点で、現代アニメとしてはきっちり他との差別化が図られているのでポイントは高い。あとは「女の子だらけの殺し合いゲーム」という設定を満足させるための「女の子」要素を充足させていくわけだが、今作のもう1つの見どころに「リゼロ」のキャラデザの人をそのまま採用し、あのナツキスバルが死に戻りながら散々見せた苦悶に満ちた表情を、(ほんとは)可愛い女の子たちにたっぷりと演じさせるというサディスティックな見せ方がある。もう、どのキャラも眉間にしわ寄せすぎである。でも、コロコロしたメカデザインと合わせると不思議と収束性があり、可愛い時は可愛く、壮絶な時は余すことなく壮絶に、という描きわけは問題なく達成されているように見える。1話ということで作画は良好で、確認したら制作スタジオのNexusは「こみっくがーるず」を担当したところらしい(リゼロの製作にも関わっている)。萌えから燃えへの転化はうまく果たせているんじゃなかろうか。 個人的には「まほいく」みたいなバトルロイヤル設定ってのはそれだけで好きなデザインなので贔屓目に見てしまう部分もあるし、今の時代に龍神丸が拝めるとは思っていなかったので、ノスタルジーも含めて色々と高得点な1本。さらにキャスティングもこれでもかというくらいにガンギマリなので隙がないのも良い。1話目から叫び声がガチすぎるぴかしゃはもちろんのこと、また同性の友人を蠱惑しようとしている種﨑敦美、今期2発目の大仕事を果たして見せた赤﨑千夏など、バトる作品としてのカロリーがかなり高い。そしてそんな荒ぶる世界の真ん中の席を用意されたのは島袋美由利である。この子は本当に器用な役者で、ここ最近は「はねバド」から続く低音クール系の役が続いていたが、ここでまたストレートな萌え系のキャラに照準を合わせている。なんでもできるとどこぞの顔文字声優みたいに印象が薄れてしまう可能性もあるのだが……これもまた声優の本懐といえるのかもしれない。 バトルロイヤル展開ってことはまだまだ新しいキャラ、新しいキャストの殺し合いが楽しめるということなので、今後の展開も屈託のない精神で見守っていきたい。
PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/22)
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|