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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  最近の主人公はちょくちょく「ギャルゲーの主人公じゃあるまいし」みたいな発言をするようになったなー、と思わずにいられない第6話。今回は冒頭に真宵が登場したおかげで、ひたぎ、羽川、そして新キャラ駿河と、阿良々木の周りはすっかりハーレム状態だ。

 新エピソード第1話ということで説明台詞の多い展開だが(まぁ、いつだってそうだが)、少なくとも「まよいマイマイ」の1話目よりは画面に変化がある。個人的には前回退場したと思われた真宵がきちんと浮遊霊として元気に(?)登場してくれたのが何よりうれしいが、そんな真宵の登場シーンは、台詞の掛け合いとは一切関係のないシーンをちょいちょい挟んでいくという、非常に落ち着かない演出になっている。音声としては普通に阿良々木と真宵の会話が聞こえているのに、全然関係ない真宵のポージングや、会話では一切語られなかった分かれのシーンなどが画面上で繰り広げられ、視聴者は会話の中身と、画面のストーリーの2つの筋を同時に追わなければいけない。相変わらず無体な演出である。

 そして今回のヒロインである神原駿河の登場。ここは流石の沢城みゆき。彼女はそこまで声幅に変化を持たせるわけでもないのに、ほんのちょっとした間合いと空気感でがらりとキャラクターが変わる、ものすごい技能の持ち主。今回もシャフト作品ということで神谷、千和との共演だが、同じシャフト関係でも芹沢茜、マ太郎、ゴッドなどとは全く違う、「ちょっと奇妙な女子高生」が形成されている。このあたりの演じ分けがじっくり聞けるのは、会話劇がメインのこの作品ならではのサービスといえる。そういえば、千和との共演でみゆきちの方が年下っていう関係は本当に珍しい。

 次のシーンは、ひたぎ宅でお勉強(?)に勤しむバカップル。このシーンの動きの無さはこれまで以上。ひたぎがデレたり猛ったりするおかげでシナリオとしての不満は無いものの、これでもしミュートにでもしてみたら、本当に紙芝居にしか見えないのではなかろうか。そして、これが紙芝居でしか表現出来ないシーンであるというのもすごい。ほんと、何でこの作品がアニメ化出来たのか、不思議で仕方ない。

 そして最後は羽川との電話越しの対話。5話での電話のシーンは延々携帯のディスプレイが動き回るという演出だったが、今回は通話相手の羽川が自動車の波にのまれながらひたすら歩き続けるという演出。本当に「どうでもいい」画面なのだが、ここで重要なのは、電話の向こうでしゃべっている阿良々木の声がほとんど聞こえないということ。視聴者は羽川の台詞のみで会話の内容を推察する以外になく、嫌でもその台詞に集中せざるを得ない。つまり、画面を気にしている余裕がない。よく見れば、羽川は5話の時同様、家に帰りたくないそぶりで公園のブランコにおり、延々歩き続けた後にたどり着いたのはやはり公園のブランコだ。ブランコがリストラサラリーマンなどの「家にいられない人」の象徴であるとするなら、このシーンは存外羽川の内面も描写しているのかもしれない。

 最後に阿良々木が襲撃されたが……なんか、ふざけすぎた動画のせいで緊張感が欠片も無かったな。まぁ、あんまりバイオレンスなシーンは今のご時世では問題になったりするし、あのくらいでちょうどいいのかもしれない。次の話まで3週間空くのは痛いなー。

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