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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 荒ぶる季節のチューズデイよ、第18話。まーた、すぐに男が他の女といちゃついてるの見てハートブレイクする……。チューも文芸部に入って研鑽を積むんや。アンジェラが部長やってるから入部しやすいぞ。

 今回は大きな流れをまとめていく「溜め」回みたいな扱いだろうか。ようやく新キャラが出なくなり、これまでの関係性から、いよいよ最終ステージが構築されようとしている。どうやら最後はチュー母の政治闘争に娘さんが歌の力でぶつかっていく流れになりそう。気になるのはタオの立ち位置で、何故かチュー母を丸め込んでいる政治屋がタオに声をかけようとしている様子。AIというのがキーワードになっていて、タオは徹底したAI管理プロディーサー。そして政治活動もAIにお伺いを立てて行われてるってんで、もしかしたら世論のコントロールとかそういう部分に「ミュージシャン」ではなく「ハッカー」としての仕事を任せようとしてるのかもしれない。ただ、これまでの描写から見てタオって別に悪人じゃないんだよね。そんな見え見えの悪事に手を貸すもんだろうか。

 そして、タオに関わる人間の中でも立ち位置がよくわからなくなっているのがアーティガン。まるまる1話かけて復活したのはいいのだが、結局彼の音楽スタイルがどんなものなのかがよくわからなくなっている。キャロチューとは違う「AI音楽」なのは間違い無いのだろうが、タオにあれだけ文句を言われているということはAI一辺倒というわけでもなく、そこにはアーティガンの余計なまでの個性が盛り込まれている。それって一体どんな音楽なんだろうか。まぁ、考えてみりゃ世界中の全員がAI頼みの世界になってしまったらあらゆる創作物や活動が画一化されるわけで、それを阻止しているマンパワーにこそ、売れたり売れなかったりする秘密があるのは間違いないこと。アーティガンは一連の騒動からそうした個性の面を改めて見つけ出したようなのだが、今のところAI主義を貫いているタオ(とアンジェラ)、そしてチュー母の政治活動は、どこかで人間から乖離したものを生み出してしまうことになるのだろうか。

 少しずつ不穏さを増していく火星の情勢。政治闘争はやがて本物の戦争すら生み出しかねない世情を作り出しており、いやでも最終回に迫っていることが感じられる。おそらく「奇跡の7分間」ってのはそうした殺伐とした社会を吹きとばすようなものになるのだろうが……どこまでキャロチューがそれを牽引できるというのか。いまだアルバムすら出していないペーペーのミュージシャンでしかないんだけど。

 そして、突然芽生えてしまったチューの恋模様。せっかく意識したのに一瞬でひっくり返されたのは残念無念だが、逆に言えばそれだけ被害は少なくて済んだ。っていうか、勝手に懸想してちょっと高揚してたところに「まぁ、彼女くらいいるんじゃない?」っていう普通の反応が帰ってきて凹んじゃうあたりはまだまだ世間知らずのお嬢さんである。キャロルの方は「チューがちょっと浮ついてる」ってことを見越した上で、「多分この感じだと失敗するやろなぁ」ってんで事前に予防線を張り、親友のフォローに回る準備まで済ませていた。大人の女の対応である。このあたりの精神性の違いは、やはり生まれ育ちの影響か。もしくは、キャロルがチューに向けて熱視線を送っているからなのか。……そういう作品ではないわな。

 

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