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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「新月ちゃん!」って叫ぶセリフがどうしても「真月譚」に聞こえる気がする、第9話。いや、月姫知らないんですけど。

 終幕へ向けての設定回収。掘り下げられることになった満月という存在。前回の時点で寧々ちゃんがその異常性に気づいたわけだが、さらに調査を進める中で、いよいよその実態を新月も知るところとなり、コンビの間にも亀裂が入る。未だその正確なところは明かされていないが、あまりに露骨な「人形」としての描写、そして次回予告のタイトルなどを鑑みるに、どうやら満月は普通の人間存在ではないようだ。「物言わぬ人形」であるらしく、彼女が常々抱えていた「何もない」という実感は、まさに彼女の生まれ育ちを体現したものだったと言える。

 ディティールはまだわかっていない。彼女が誰かが何らかの目的で生み出した「人形」だったとして、彼女の家族は一体どんな存在なのか。そして事情を知らぬ新月と出会い、グランベルムに参戦することになったのは誰かの作為によるものか、それとも単なる偶然か。まぁ、ここまで来たら偶然ってこともないだろうけども。満月の家族については、すでにきちんとアンナが伏線を張ってくれていた。つまり、この世界は「魔力」さえあればどうとでもなるという前例はすでに提示されているのだ。アンナは「あったものがなくなる」という方向に魔力が行使された事例、となれば、満月は「無かったものがあったかのように見える」という魔術ってことになるのだろうか。いわゆる一つの「月島さんのおかげ」現象みたいなもんだろう。

 彼女がグランベルムのために生み出された「人形」であるとしたら、その素体は魔力の塊みたいなもんだから実力があるのは間違いないだろうが、問題は、これが誰の意図なのかという部分。どうやら水晶は事実を把握していたようなので彼女が「仕掛ける」側に近いのは間違い無いのだろうが、一応戦闘状態にはなってたわけで、彼女が首謀者ってわけでもなさそう。もっと上位の存在が、何故かは分からないが目的も持たぬ魔力人形をグランベルムに紛れ込ませていた。その意図について、考えられる1つのアイディアは、新月のコントロールという目的。満月が真っ先に新月と巡り合い、あれだけの関係性を構築していることを考えるなら(そしてその名付けを考えるなら)、満月は「新月のための何か」であるのは間違いないだろう。そして、時を同じくして「水晶を倒すためにわざと“食べられた”四翠」という存在が確認されており、グランベルムに勝つためには、単に正面から魔力でぶつかるだけでなく、実戦よりも前の段階で相手の魔術師に色々と仕込むことは前提になっていると考えるべきである。ただ、これだけ大掛かりなネタを仕込んでいるのが一参加者であるとは考えにくく、やはり運営側の作為が関係してくるとは思われるのだが……。

 結局、そんな満月さんの大掛かりな仕込みの開示が一番の焦点になったため、姉妹百合著しい九音さんや水晶さんの因縁は割とあっさり片付いてしまいそう。九音はもうちょい水晶相手に丸め込まれるかと思ってたが、水晶がマジで焦った顔を見せてたし、多分四翠を巡る策謀は水晶の負けってことになるんだろうなぁ。もうちょい余裕を見せ続けて欲しかったものだけども。まぁ、ローブをまとってたキャラがそれを脱ぎ捨てて本体を表す演出はやっぱりアツいものがあるよね。ミストバーンみたいなネタだったらどうしよう。

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