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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 山吹……うぅむ、私にはハナゾノランドへの入園は認められなかったか……ま、沙綾でも別に悪くはないな、って思えるのがポピパのありがたいところではあるんですが。このパン屋、こないだのココイチのクリアファイルの時もやたら俺んとこに来たな……。

 あ、どうも、最近劇場と自宅の往復しかしてない気がする僕です。今回は封切り日に行きました。理由は特にないんですが、ぶっちゃけ、「ライブを標榜してるのに、大人しく座って観る映画作品ってなんなんやろ……」という不安があり、流石にこれを客の少なくなった劇場で観るのは怖いなぁ、と思ったので、ある程度強火のファンが来ているであろう初日にさっさと観てしまおうと思ったわけですね。おかげでパン屋もらえたし、結果オーライじゃないでしょうか。2週目以降はバンドが週替わりらしいのだが……どうしたもんかな……。

 

<以降、ネタバレが云々。ファンの人は割と「ネタバレ」注意かもしれません>

 




 

 それにしても、改めて「フィルムライブってなんやねん」って話でね。観にいく前の状態では本当に途方にくれてた。実際のライブのLVの時も「目の前に実物がいないのに騒ぐってのはもしかしてものすごく虚しいのでは……」なんて心配していたこともあったが(今はもう無いです)、こちらは実物もナニもあったもんじゃない。単なるアニメである。そして、ワーワー騒いで観るのではなく、あくまでお利口に座って、黙って観る普通の「映画」としてのライブ。やっぱり意味がわからない。上映時間は74分となっているので特別長くもなく、事前のPVとか観てるとアニメ2期からの素材の流用も結構多い。「総集編映画」ってほどひどいわけじゃないが、単にライブという名の演奏シーンをつなぎ合わせただけの時間に意味はあるのか? しかも特別上映で料金が2000円だってさ。なんやそれ、なんでそこだけ映画と違うんや。ちょっと、いくらなんでもバンドリ民なめられてません? 何やっても金落とすと思われてません? 流石にこれにはNOを突きつけるべきなのでは……。

 

 視聴後→「尊みしかないわ……」

 

 いや、ちょろい。オタクちょろい。もうね、ダメだったね。ぶっちゃけほとんどの曲で涙腺が決壊してました。なんでなのか自分でもよくわからんのだが、バンドリ関係のコンテンツには本当に弱いのだよなぁ……。曲流れるだけで泣けるし、キャラが動いてるだけで泣けるし……ちょっとした精神の病じゃないかと自分でも不安になる。まぁ、それだけ心動かされるものがあるってのは幸せなことだとポジティブに受け止めていきましょう。

 ただし誤解のないように先にお断りしておくと、私のような人間は割と異端だと思われるので、ことにバンドリに興味がない人間にとっては、まさに視聴前の私の予想そのままの感想で終わってしまう可能性も低くはない。演奏シーンのレベルは決して低くはないわけだが、「別にテレビシリーズで満足したわ」と言われたらおかわりを差し出す必要もないし、いくら何でも「映像が綺麗」というモチベーションで70分は楽しめない。やはりキャラや曲に相応の思い入れがなければ今作は刺さらない。また、尺の問題もあるのだろう、どうしても性急で切り貼りしたような印象もあり、各バンドのMCは期待してたよりも短いし、編集点多めでぶつ切りになっていた。どうせ音源はCDのものをベースにして耳馴染みのあるものなのだから、それ以外のパートでの新規の音声がもっと楽しめればよかったのだが。個人的に一番勿体無いと思ったのは、実際に曲の演奏が始まるとそれ以外の音声が入らなくなることである。一応、最後の最後に香澄が一言だけ曲中に観客を盛り上げていたが、ああいう「曲中のやりとり」はもっと実際の音声で入れて欲しかった。お客とのコール&レスポンスでもいいし、メンバー同士の声がけでもいいし。そういうのがあったほうがよりライブ感が出たと思うのだが、今回はそこの線引きがあまりにきっちりしすぎていた。まぁ、上級者だったら実際の音声などなくとも目線や身振りだけで何を言っているのかを感じ取れるかもしれないが。

 以上が、本作への文句である。ただ、こうして文句を言っているのはあくまで「気になる人もいたかもね」という話で……私はただ泣いてたのでそれどころじゃなかった。1発目の「二重の虹」は事前に映像が公開されていたので大したことなかったんだけどね、その後のHappy Happy Partyの時点で何か刺さっちゃってね……。実際には、今作の実入りがでかいのはおそらくRoselia・ポピパの2バンド以外を推しているファンだろう。一応アニメ2期ではどのバンドも演奏シーンがあったわけだがそれは限られた時間の中であって満足いくものだったかは微妙なところ。今回は残り3バンドも必ず1曲はフルコーラスで演奏しているし、とにかく「演奏シーンだけを映す」ことが目的の映画なので、演奏時の所作などがガッツリ観られるのは本当に嬉しい。どのあたりが嬉しみポイントだったかは、以下、バンドごとに雑感。

 

Afterglow

 アフロの演奏シーンが一番新鮮に感じたなぁ。「モカってこんな風にギター鳴らすんだ!」っていうのがすごく新鮮で、何かというと蘭と目を合わせているところとか、それだけでこの集落の住民は悶死しそうな勢い。あと個人的には巴のドラムワークが常に視界に入っているっていうのが嬉しかった。巴のドラムって、妹とは全然違う雰囲気になってるのよ。ドラムの組み方が違うから当たり前なんだけど、どっちかっていうとマスキングに近いような、パワー系ドラム。そりゃ、あこちゃもこの姉に憧れてドラムやるわなぁ、っていうのが伝わってくるのと同時に、あこのドラムは決して姉のモノマネになってないんだな、っていう違いが見えるのも感無量。あこの溌剌としたスティックさばきが好きなのだけど、巴の「全然疲れませんが?」みたいな力任せのパフォーマンスも痺れるものがある。いや、アニメキャラなんだから疲れないのは当たり前なんだけどさ。こう、表情がそう見えるっていうか。あと、ひまりの胸。でかい。目立つ。そこだけ別次元のサンジゲン。演奏しにくそうだな。

 曲でいうと私のお気に入りは「Scalet Sky」。実はアフロの曲の中ではこれが好きなので、今回のセトリに選曲されたのは嬉しかったですね。That Is How I Rollがなかったのはむしろ意外。

 

○パスパレ

 丸山とちった。一曲目は泣く子も黙るしゅわしゅわなわけですが、「むぅ、しゅわしゅわの振り付けは丸山彩より前島亜美のほうがうまいな」とかわけのわからんことを考えた。いや、でもあみたの振り付けの方が丸山よりキレがある。モーションキャプチャーに勝つ女だ。そして2曲目の「ゆら・ゆら」はこの日のクライマックスの1つといってもいい気がする。いや、アニメでもやってたやんけ、と言われたらそうなのだが、改めて観るRing-Dong-Dance、もう、あやちさのプレイを目の前で見せつけられているかのようでな。もうあんなもん公開SEXと変わらんやんけ(一部の神経が暴走を始めています)。丸山の魔性がよくわかる構図。他のメンバーも、よくこんなん見せつけられて正気を保ってられるな。

 そしてラストは「きゅ〜まい」なわけだが、ここでの見せ場を作ったのは意外にも日菜だった。他のバンドだとあんまりなかった演出なのだが、この曲だけはガッツリギターソロで日菜にスポットがあたり、自分にお鉢が回ってきた氷川妹がいたずらっぽく笑いながら高らかにギターをかき鳴らす様子が圧巻。そうか、単に校内を駆け回って副会長に迷惑かけるだけのキャラじゃなかったんか……。改めて演奏してるのをみると、パスパレの竿隊は本当に強いというのがよくわかったわ……。

 

○ハロハピ

 異次元の存在、ハロハピ。丸山・湊・戸山・赤メッシュの4人に関しては「リアルライブとキャラの歩み寄り」が可能だが、残念ながら弦巻こころだけは中の人を置いて異次元へと飛んでいってしまう。尋常ならざる運動量、カメラワークで誤魔化してるけど確実に瞬間移動しているステージの謎。しかしこころならしょうがない。右に左にと飛び回るパフォーマンスは他のメンバーにも共通しており、さすがマーチングバンドをイメージしたチームはやることが違いすぎる。どうしてもこころのワンマンチームのイメージが強いので他のメンバーにはあまり注目が集まらないのだが、薫くんはMCで一気に持っていくことで面目躍如。絶対に裏のスタッフに「薫くん専門照明」っていう仕事があるはず。また、薫くんもはぐみも、あんだけ好き放題やってるように見えて実際はこころのステップに合わせて綺麗に隊列を組むパフォーマンスを見せる。もしかしたら、ハロハピってフォーメーションの練習は他のどのバンドよりもやってるんじゃなかろうか。いや、こころの思いつきに残りの超人2人が勝手についてってるだけかもしれんが……。またミッシェルの仕事が増えるのか……。

 曲は「えがおのオーケストラ」始まりで、思いの外破壊力があったのは新曲の「シング・あ・ソング」。今回どのバンドもアニメ2期登場の新曲を披露しており、「馴染みがまだ薄い曲だから乗り切れない部分もあるなー」とか思ってみていたんだが、この曲に関してはこころのステップが本当に楽しくて、アニメ2期の映像そのままのはずなのに、野外ステージの広さを見せるようでやたら印象的だった。弦巻こころという女はな、こんなんなのにどこかセクシャルなんじゃ。そして、このステップの時の所作が一番色っぽく見えるんじゃよ。ワシはそう思う。

 

Roselia

 今更説明不要。ことRoseliaに関してはリアルライブとの重ね合わせが一番強烈に見えるので、もう、何もかもが現実と夢の狭間の世界。実は今回の70分で一番泣いたのはどこかというと、LOUDERの1発目のイントロがドンと出たところなんですよ。いや、音響がいいとかそういう話じゃなくて、なんかもう、LOUDERだけで泣ける身体になってしまっているという……ヤバイですね。助けて友希那さん。

 あとはブラシャ・FIRE BIRDと(現実世界で)おなじみの流れではあるんですが、やっぱり1つ1つのシーンがちょっと油断すると三次元に転がり出てきそうで、いちいちドキドキするんだよな。ちなみに、アンコール後にTシャツ姿で出てきた友希那さんたちが友希那さんのままなのがすごい違和感だったのは内緒。ほら、中の人たちの場合、アンコールで戻ってくると100%関西弁集団になってるから……。「へぇ、紗夜さんのMCって、これが正解なのか」とか今更思う(解釈違い問題)。

 

○ポピパ

 一番曲数が多かった贅沢なチーム。そりゃそうだけども。おかげで色々と見せ場が多くて幸せだったわけだが、個人的に「キズナミュージック」の「沙綾をナメて画面が引いて香澄」のカットがほんと好きでね。各人のソロパートに関してはシーンによってちょいちょいカメラワークを変えて工夫しているのが良いね。現実のライブカメラでは絶対実現しえないようなカット割りも見どころで、メンバー全員を完全に後ろから(しかもややアオりぎみで)写してる様子とか、アニメだからできるファンタジックな構図である。

 あと、ポピパはトリを務めたおかげで最後にステージ上でメンバー同士がねぎらうところなんかもナチュラルに映ってて、毎度のことながら有咲の扱いがひどくて楽しかったですね。みんなしてキーボード前に寄っていく様子、なんなんだよ。

 

 

 以上が各バンドへの雑感です。セトリ通りに見ていったらまた言いたいことも出てきそうだけども……。

 そしてそして、今作最大の眼目はそんなセットリストの外にあったってのが最大のサプライズでね。もう、あのアンコール中のバックステージ映像。あれだけで金取れる仕上がりやんけ! びっくりした。まさかああいう形の「サービスショット」が入るとは思ってなかったからなぁ……RASの皆さんはなんであそこにいたんですかね! 単に応援にきてたんですか? そこはちゃんと歌ってくれよ!!! まぁ、あのステージが一体どういうイベントのどこのステージなのかも一切謎なのだけど……花火あがってたけど、出資協賛は流石に花咲川商店街ではないよなぁ……(多分ブシロードだと思います)。

 バックステージで繰り広げられる、様々な「キャー!!(観客の悲鳴)」なシーン。ぼくぁ友希那さんがあんなに素直にハイタッチに応じてくれるとは思わなかったのでびっくりしたってのはあるんですが、やっぱりみんな気になるのは「ミッシェルの扱いはそれでいいのか……」ってことなんですよ。いや、でもあそこで映さないと作中で美咲の顔が1回も映らないことになるからな……。お客さんに見せる映像でアレってことは、この世界でミッシェルの中身を知らないのは本当に3人だけなんだろうな……。

 そしてやたら印象的だったのがニッコニコのマスキング。多分時間軸としてはアニメ2期よりもずっと先、RASが結成されて残り5バンドとも交流を深めている世界線なのだろうが、まだ見たことがないマスキングのあんな顔をサプライズで見せられてなぁ……中の人の笑顔に負けない素敵すぎる狂犬。そしてそんな笑顔を帳消しにするかのようなチュチュ様のお見事なパフォーマンス……ねぇ、なんでRAS出演してなかったの?(もう1回)

 次回のFILM LIVEがあるなら、今度は間違いなくRASもステージに立つことでしょう。できることなら、その時には今回の倍くらいの時間のライブイベントにしてほしいもんである。っつうかさ、もうこのくらいのクオリティでそれぞれのバンドがライブやってくれよ。それくらいの金と技術はあるだろブシロード!

 

 

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