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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「かつて神だった獣たちへ」 5→4

 まるで悲劇のバーゲンセールだな。うん、まぁ、やりたいことはよく分かったし、単発でのエピソードとしては悪いものではないのだが……。

 まずもって映像クオリティが至極微妙。途中で流れているCMの映像なんかを見るに、原作漫画の魅力の1つに迫力ある画風があると思うのだが、残念ながらアニメではあまり魅力ある画面を作ることができず、特にアクションが激しくなるシーンでは拙さが露見してしまう部分が多かった。製作のMAPPAはあの「神バハ」をやったスタジオなんだから幻獣バトルなんてお手の物だろうと思っていたのだが、製作部署が違っていたのだろうか、ヘナヘナのバトルシーンや固まらないキャラデザ、よれよれの人体を見ると非常に残念な気持ちになった。「作画崩壊」とまでいかない部分もあるのだが、ひとたび「あれ?」と思っちゃうとあとは細かい難点が目につくようになってしまうのがキツい。そこまで奇をてらった映像を作れと言われていたとも思われないのだから、きちんと準備した上で挑んでほしかったところ。

 映像の粗に比べるとシナリオについては大きな不満はないのだが、やっぱり「テンプレを重ねてるなぁ」という印象が強い。終盤は話をまとめるために大きな物語になっていったが、そこに至るまでの「積み重ね」の部分は本当に「この街にはこんな擬神兵がいるから、こんな酷い目に遭っててこんなやるせない悲劇が起きるよ」という繰り返し。これを重ねることで擬神兵の悲壮さや一面的でない「生きることの正しさ/過ち」を描こうとしているのだから大事な布石だったとは思うが、やっぱり全部が「どっかで見たことがある悲劇」なのでなぁ。およそモンスターの姿で「今回のゲスト」が出てきた時点で「多分こういう状態になってて、こういう死に方するんやろな」ということがわかってしまうのよね。来るとわかっている理不尽劇を、あんまり見栄えのしない動画で見るってのは、あんまり楽しい経験ではないのです。

 まぁ、ヒロインは割と可愛かったので良かったです。あと日笠がここでも日笠。ほとばしれ巨乳声。

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