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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ダンベル何キロ持てる?」 6→6

 なんとも珍妙な作品であった。何が面白いかと言われると難しい。難しいんだけどなんか気になる。今期話題性第1位だった作品は、渋く立ち回った技巧派アニメだ。

 冷静にみると、本当にワンパターンの極みなんだよ。筋トレアニメなんてものはおよそ成立するに足る要素があるとは思えず、毎回愚直に「今日はここを鍛えよう」からの筋肉講座に入る流れは、オタクアニメには向かないNHK通信講座の趣き。そんなもんが受け入れられるものかと思いきや、そこに至るまでのどこかシュールなギャグベースのシナリオのせいで、毎回苦もなくこれを見ることができる。むしろ気づけば30分などあっという間で「さて、今週はなんで面白かったんだろうか」と首を捻るばかりである。やっぱりこういうのって地道にギャグを重ねる構成力の妙なのだろうか。如何せんこちとら不勉強なので、具体的に何が見どころになったのかを説明することができないのだけれど。考えてみれば監督の山崎みつえは「月刊少女野崎くん」の監督でもあり、あちらも「なんかベタだったのにやたら面白い」という似たような感想を持った作品だった。今作と「野崎くん」じゃぁギャグの方向性も持ち味も全然違うと思うのだが、なぜこうして不思議と惹かれるものがあるのだろうか。

 今作の場合、あけすけに言ってしまえば牽引力になるのはギャグとエロである。エロの部分は動画工房によるフェティシズム溢れる「筋トレエロ」の見せ場が適宜挟まれ、そこに健康美とでもいうべき魅力が表れる。……まぁ、ひびきの場合は遠慮なく余計なお肉もついていたはずだが……キャラクターが総じて肉を胸に引っ張り上げる才能を持っており、食べようが筋トレしようがおっぱいは常に自己主張を続けてるってのは強かったな。同じような筋トレ女子会でも、それぞれにモチベーションが異なり、(だいぶアレな)理念を持って動いているところも「筋トレ」「ギャグ」「エロ」の三方向に魅力をつなげる要因になっていただろうか。キャラとして際立っていたのは朱美だろうが、多分今作で好感度調査をしたら一番上にくるのはおそらくひびきだろう。やっぱり、ああやって欲望に忠実に食べて、遊んでいる女子というのは魅力的にうつるもんである。ひびきの場合は欲望の方向性がわかりやすく、その質量も半端じゃ無いのが立派な個性。まさかおバカ色黒ギャル(?)キャラがアニメで天下を取る日が来ようとは。今期の女子高生アニメ、多方面に飛びすぎて新時代って感じがして良いですね。なお、私のお気に入りはどっちかっていうと先生トリオだった模様(ラストにおねーちゃんを加えた呑んだくれカルテットほんと好き(特に声が))。

 まぁ、ぐちゃぐちゃと理屈は考えてみたが、とにかく賑やかで楽しかったということがわかれば充分。これで同時期の「ケンガンアシュラ」と合わせて楽しめればベストだったのだろうが、私はそれができなかったのでできる人はぜひどうぞ。今後は、アニメも筋力勝負の時代になるかもしれませんよ。お願いマッスル。

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