最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「彼方のアストラ」 6→6 良い作品でしたね。なんかラスト近辺でTwitter界隈がわちゃわちゃして変な印象もついてしまったが、まぁ、それだけの話題性を持った作品だったとプラスに捉えることもできるでしょうよ。 そんな話題になってしまったので今作の「SF」という部分に触れるのは若干おっかないのだが、個人的にはやっぱりSFって言われるとこれでいいんじゃないのかなぁ、と思ってる。もっと厳密に言うなら「ジャンプで連載するSF漫画」はこれでいいと思ってる。確かに「あれ?」って思う部分は多々あるのだが、そんなん言い始めたらドラゴンボールにも突っ込まなきゃいけなくなるわけで、その辺りの「どこまでをチェックしてどこから寛容になるか」っていうのは本当に個人の裁量によるところが大きいのでね。今作の場合、多少の整合性や説得力を犠牲にしようとも、「少年漫画としての盛り上がりや展開のキレ」」を優先させているというのだったら文句のでようもない。まぁ、個人的にはそこまで気になる部分もなかったしな。 そうした取捨選択がさらに際立ったのが今回のアニメ化だったんじゃなかろうか。原作よりもさらに時間的な制約がキツくなったために色々とカットされた部分はあるはずだが(ぶっちゃけ原作は1回通読しただけなので何がカットされたかはよく覚えてないが)、そうして「減ってる」ことをあまり感じさせない構成での展開はかなり満足いくものだった。常々安藤監督の妙味は時間と空間の「間」の埋め方だと評してきたが、今作のようにモノローグが増えて情報量の多い作品は、まさにそうした演出が活きる作風だったということだろう。ぶっちゃけ、放送が始まった時には「流石に1クールでまとまるとは思えないし2クールやるんかなぁ」と思ってすらいたのだが、これが見事に1クールにまとまっている。ほぼ必要な要素を拾いきり、その上で「なんか詰め込みだったな」という印象をなるべく与えないようにして進めた構成力だけでも、今作はアニメ作品として評価されるべきものだろう。 強いて難を挙げるなら、どうしてもメインのネタをしっかり説明しなきゃいけないという条件があるため、割とあっさりしてたのがそれぞれの惑星探索に費やすアドバンチャーパートだったことだろうか。「未知の惑星を手探りで開拓しながら食料を探して、生態系のデータをまとめていくよ」みたいなフレーバーは今作の楽しみの1つだったのだが、残念ながらアニメで描くべき要素としては優先度が低く、序盤にちょろっと描いて以降はそこがメインのエピソードはあまり無かった。ただまぁ、それは本当に「あればもっと嬉しかった」という要素であって、そこが削ぎ落とされるのは構成上ベストアンサーだということは理解できるし、観ていて不足に感じるということもほとんど無かったのだ。やはり、脚本構成の段階できっちり詰めきっていたということなのだろう。 あとはまぁ、映像部分も終始安定していたし、ギャグの挟み方のテンポも良い。監督はもうちょっとのんびりした見せ方の方が得意なんじゃないかな、って勝手に思っていたのだが、むしろ普段の構成がかっちりと止め絵で展開されて時間的に余裕を持たせている分、篠原ギャグの畳み掛けるような部分が引き立つっていう旨味が出てた気がしますね。アリエスの聞き間違えネタとか、普通にやるとサムそうな部分も多いしね。 そして何と言ってもキャストのお話。今作のメインキャストはほぼ全員が指名だったとのことで、そりゃま、安定したクルーが構築されるのも当然のこと。みんなしてキャラにハマっていたので減点要素が一切ないのだが、やはりそこから引っ張り上げるとしたらキャプテンを務めた細谷君の力が大きいだろう。最初は「カナタが細谷って、ちょっと声が強すぎひん?」と懸念していたのだが、この強さとポンコツさのミスマッチ感を完全に体得しているのは、まるで鏡写しのようにカナタの特性を持ち合わせる細谷ならではのお仕事。水瀬いのりが楽しげに「何と言っても座長が細谷さんですからね! ……まぁ色々と心配なんですけど」って打ち明けてたのが全てを物語っている気がする。一回り若手の女の子に遠慮無しに心配される細谷君、さすがやで。 あと、最後に気づいたんだけど「彼方のアストラ」って「ヒカルの碁」とか「将太の寿司」と同じ構造になってたんだな。いや、だからなんだって言われても困るけど。
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