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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 色ほとんどついてない麦茶……第11話。よそのご家庭で出されたくない飲み物のかなり上位に食い込むんじゃなかろうか……まぁ、氷がたくさん入ってるから多少はね?(冷蔵庫、ちゃんと搬入できたんやな)

 なんと、こんな作品でも(こんな作品だからこそ)クライマックスにはちゃんとシリアスめのシナリオが入ってくる。しかし、そんな大切なシリアス展開であっても、いつも通りのユルさを忘れないのも本作の素晴らしさ。それまで完全なギャグだったのに突然どんな反応したらいいかわからないシリアスになって微妙な印象になっちゃうアニメってのは結構な数があったと思うのだが、今作はそうした状況でもテイストをいじることなく、あくまでもシャミ子とモモの友情と、魔族と魔法少女の争いの歴史の延長線上にシリアス要素を置いている。互いを思い合う気持ちはこれまでいくらでも掘り下げてきたテーマであるし、「取ってつけたようなシリアス」ではなく、「いよいよ待ち望んでいた核心に入り込んだ」という印象である。シャミ子の行動原理が矛盾してるってのはこれまでも散々言われてきたことだからね。魔法少女を倒さなきゃいけないのにどんどん仲良くなっていく過程を、「シャミ子ならしょうがない」「シャミ子が悪いんだよ」だけで説明できてしまう現在のシチュエーションが何の抵抗もなく受け入れられるのは、培ってきたキャラの人徳ゆえであろう。

 そういう意味では「夢への侵入」っていう悪逆非道な方法も、すでに伏線が張ってあったのはやっぱり周到だな。前回は「モモの調子も悪いみたいだし」という理由で大ごとにならないように説明がなされ、今回は大ごとにしようとして飛び込んだけどモモが元気だったせいで返り討ちにあうっていう。でも、強引にお互いの胸の内を知るための方法としてこんなにダイレクトでわかりやすい手段もないよな。普通だったらエロ漫画の一手法っていうイメージなので、モモさんが非人道的なあれこれを思いついちゃうのもしょうがない。単にシャミ子がピュアすぎるだけである。

 そして、そんなピュアすぎるシャミ子の背後で糸を引いていたのは、なんと清子っ!! まじか、ここでシャミ子ママが重要人物として浮かび上がるのか。まさかそんなキャラだったとは思いもよらず……。いや、別に今までと何一つ変わってないんだけども。少しずつ町の歴史と吉田家の因縁が語られ、「まぁ、そういうこともあるのかもしれんな」と納得しかけたところに落ちてくるみかん箱という特大のサプライズ。なんやそれ。すげぇ設定だなヲイ。確かにけろっとした顔で隠してた清子さんは見た目以上の曲者ではあったわけだが……別に悪気があったわけでもないんだよなぁ。お母さんが娘を思えばこその話だし、そのことで一番苦労して戦ってきたのは清子さん本人だしなぁ。貧乏魔族の貧乏生活、シャミ子にとっては確かに重い事実の積み重ねであったが、結局シャミ子は良い子なのでそこまで気にしてないっていう。むしろ事実を知ってしまったモモが必要以上にそのことを抱え込んでしまったのがシリアスの原因。さて、特に命の危機とかがあるわけでもないシリアスクライマックスだが、一体どんな結末を迎えることになるのだろうか。そして、吉田家の家計はどうなってしまうのか!?

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