最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「歌舞伎町シャーロック」 5 「ノーガンズライフ」の後にこれを観ると諏訪部順一の温度差に酔いそうになるな。こうしてイロモノやらせてもらえる枠ってのは面白くてよいよねぇ。まぁ、今作の場合は全員がイロモノだけど。 こらまたエラくクセの強いのが出てきたもんである。いかにもアニメオリジナルで出てきそうな企画だなぁ、という気はするが、果たして面白くなるかどうか。現時点ではやや懐疑的。似たような「捜査官もの」として今期は「トクナナ」もオリジナル作品であるが(相当毛色が違うので並べる意味もあまりなさそうだが)、あちらが「何で今時こんなベタな筋でオリジナルをやろうとしたんだろう?」という疑問が湧くのに対して、こちらはなるほど企画会議が踊りそうなデザインである。もっとも端的に今作のイカれ具合を表す「推理落語」という言葉を皮切りに、設定にしろビジュアルデザインにしろ、かなり攻めた方向性でとにかくオリジナリティを際立たせている。単なる探偵物だったらたくさんあるだろうし、最近なら「落語アニメ」だってそこまで目新しいものではない。ドタバタ下町コメディだってお約束の中身だろうし、ちょっとずれた異世界新宿区なんて設定も、今じゃやり尽くされたデザインと言える。しかし、それらを全部組み合わせたら? 「探偵が推理して、それを落語で聞かせるミステリとか面白くないですか?」と、そりゃぁ企画会議でネタ出ししてる時には「そいつぁ新しい!」と盛り上がることもあるだろう。 ただ、そうして出てきた「奇抜なアイディア」が、果たして面白くなるかどうかは全く別問題。先人たちがやっていないことは冒険なのか無謀なのか、はたまた徒労なのかもわからない。それを企画が発進する前に先読みし、本当の「新しい」をお届けできればこそクリエイター冥利に尽きるというものだ。まぁ、世の中どれだけ頑張ったところで企画が百発百中なんてことはあり得ないわけで、ある程度は下手な鉄砲で明後日を狙うことも必要になるわけだ。さて、今作がぶっ放した弾丸は、何処かの誰かに当たるものだろうか。 個人的には「まー、確かに斬新ではあるが……」と判断に困ったのが正直なところ。一番気になるのは、せっかくオリジナル企画でこんだけ意味不明なごった煮状態を生み出したというのに、中心人物たちがなぜか「シャーロックホームズ」からの借り物になっているという部分だ。そりゃまぁ、タイトルもそうだし「一発で推理物(?)だとわかる方がいいよね」ってんで骨子となる部分をホームズから借りてくる意味はわかるのだが、これ、生粋のシャーロキアンには怒られそうな設定である。あんまりホームズ要素が無いというか、ホームズリスペクトがあまり感じられないというか。まぁ、古今東西ホームズの二次創作なんてものは溢れかえっているのでホームズファンもこうしたヘンテコ改造ホームズにもなれてしまっているとは思うのだが、今作は「捻って笑いに繋げよう」という方向性が、なんかバカにしてるように見えるのが気になる。「細かい手がかりを瞬時に発見・分析して全てを見抜いてしまう」というホームズのお約束の技能も、なんだかこちらのホームズにかかると地味だし見栄えのしないものになってしまっている。まー、「見た目に大したことなさそうな昼行灯ホームズ」っていうデザインは狙ってやっている部分だろうし、そのほかの部分で彼の異常性を表すガジェットは散りばめられているので、今後まだまだキャラを研ぎ澄ませるチャンスはあると思うのだが。あとはやっぱりハドソン夫人だよなぁ……流石にここまでどぎついハドソン夫人って過去に例が無いと思う……いや、ほかの連中も大概なんだろうけど。 1話の時点ではあんまり「推理対決」の要素が描かれておらず、単にホームズがホームズらしく一瞬で謎を解決してしまったので物足りなさが先に立つ。今後も1話完結ばかりだとちょっと物足りなくもなりそうな気がする。何かこのどぎついアクの強さを武器にする展開があれば良いのだが……。
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