どギツい、第2話。OK、わかった、この作品は大丈夫だ。
2話目だし、もうさっさと核心に触れてしまう内容になったのでこれ以降の記事はあまり立てられないような気もするが、2話目でとりあえず「大丈夫」だったことだけは記録しておこう。第1話が原作1巻の約半分というおっそろしいスピードで進んでしまい、「相変わらず尺が厳しすぎる。現代アニメ業界はなんとかならんか?」と不安に思っていたところだが、2話目はそうして端折ったが故の性急さも緩和され、大きな問題とはならなくなった(まぁ、それでも中身はギチギチに詰まっている印象はあるが)。そして、1話がなんであんだけの速度で回っていたのかを不安視した時、2話目をみたらその答えが提示されているので納得するしかない。そりゃそうだ、この作品は、2話でコレをやらなければ始まらないのだ。この部分こそが、今作の肝なのだ。2話目でたっぷりと尺を取り、官能を溢れさせる執拗な演出を施して視聴者(と正崎)の脳幹を揺さぶることで、2話目は余計なまでに与えられた役割を果たしていた。もう大丈夫だけど、多分もうダメだ。
しかし、今回の演出の見せ方は色々と凄まじかったな……。コンテ・演出を担当した富井ななせという名義はほとんどデータがないのでどんな人なのか分からないのだが、今回のあけすけで刺激に富む演出をみていると、なかなかの曲者なんじゃないかと思える。はてさて、3話目はこの流れをうまくキャッチできるだろうか。
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