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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「神之塔 -Tower of God-」 4

 4月になりましたので、未だ最終回を迎えていない作品もある中、続々と新番組も始まっていくのです。さぁ、今期はどれくらいのアニメが無事に走り出すことができるのか……未曾有の危機に瀕して、アニメ業界もあり方を問われるクールとなりそうだ。

 そんな記念すべき一発目だが、残念ながら印象としては「ふーん」くらいのもの。一応「命がけのゲーム設定」という意味では「ダーウィンズゲーム 」なんかと同じで気になる存在ではあるはずなのだが、どうにもイントロダクションがもっさりしていて心踊る部分がない。世界設計がさっぱり分からないというのは1話目だから致し方ないところだし、雰囲気から察するにそうした「謎めいた世界」の内実を探っていくこともアニメのテーマになっていくのだろうけど、そうした実情と「1話目で引き込まれるかどうか」は別問題である。特に重要な1つ目の試練が本当に訳のわからないままに「舞台装置を使ったら自然にクリアしてました」というチュートリアルでしかなかったので、この先も似たようなクオリティじゃねぇかなぁ、となんとなく察してしまうのである。

 印象としては一番近いのは多分「ナカノヒトゲノム」なんだよね。今作では津田健次郎ではなく大塚芳忠にナビゲートされるわけだが、理不尽な状況に放り込まれ、都合のいい「ゲーム」という名の企画をこなしていくだけの設定なので、そこに理由もなければ駆け引きもない。目の前の困難に対し、雰囲気だけで乗り越えていくのはゲームとは言わないだろう。まだ「頭が良さそうかどうか」も分からない段階ではあろうが、例えば2つ目の試練では自分が遠距離射撃を得意としているはずのアーチャーやガンナーみたいな連中が思いっきり見晴らしのいいロケーションに立って狙撃してて「いや、お前はまず遠距離射撃を警戒するキャラじゃないとダメだろ」と呆れてしまう。モブに何を言っても意味はないだろうが、そういう細かいところで、あんまり「ちゃんとしてなさそう」なのである。そっち方面を期待するよりも、「殺戮の天使」みたいに「何が起こってるんだろう?」の方をメインで見ていく作品になるのかなぁ。

 映像部分はかなりクセは強いがトータルでは可もなく不可もなく。どうやら原作が海外の作品らしいので、あまり日本のユーザーだけに絞らずに海外配信を優先したものになっているのだと思われる。いや、何がウケる要素なのかなんて知らないけども。1話目は作画こそしっかりしていたとは思うが、どうにもテンポが悪くて乗り切れない部分が気になった。この辺りのもっさり感は、多分ずっと付いて回る部分じゃないかなぁ。

 

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