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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「グレイプニル」 5

 帰ってきた十字目の集団、そして帰ってきた着ぐるみデスゲーム。前クールの作品から色々と引き継いでいる感じはあるが、別に大した繋がりはない。なら書くな。

 某ガンダムの武装としてお馴染みの(??)グレイプニルだが、本作でどういう関係があるのかは不明。当然原作未読で、ヤンマガ界隈の連載って出てたけど、そもそもヤングマガジンサードってなんだ、っていうレベルである。それなりに長期連載してるみたいだから有名な作品なのかな? ぱっと見では割と素直な青年漫画らしさがある作品で、初見の印象は極端に長短が分かれる。

 良い部分は映像。キャラクターデザインは好みが分かれるかもしれないが、1話目ということもあり、細かい部分まで作画の配慮が行き届いており非常に丁寧である。CG処理されているであろう変身ギミックなんかもちょっとした異物感が新鮮だし、何より女の子の体のラインが実にエロい。ブラとパンツを丁寧に描いているということは、つまりそういう方向性の作品なのだろう。パンチラがいちいち気合入りまくりなのは素直に喜ばしい話である。制作のPINE JAMはまだあまり実績のないスタジオではあるが、「Just Because!」を作ってたところらしいので、それなりに期待しても良いのではなかろうか。

 ただ、そうして映像面はパリッと決まっているのだが、お話の細部でつじつまがあっておらず、なんだかストーリーテリングが下手なのが気になる。原作からカットされている部分でもあるのだろうか。シーン構成がぶつ切りで前後の脈絡が繋がらない。一番不思議だったのは廃工場のシーンで、変身して中に入った主人公は、今にも燃え落ちそうな廃工場でのんびりと女子高生を観察し、走るでもなく、焦るでもなく壁を壊しに行く。この時にやたら冷静すぎるのも気になるところだが、なんで壁を壊したのかがさっぱり分からない。工場内に入れてるんだから、そのまま入ってきたところから出りゃいいだろうに。入り口が炎に巻かれている描写もなく、単に壊したいから壊しただけにしか見えない。

 その後の更衣室に忍び込むシーンも、その前の昇降口のシーンとの繋がりが分からず、あの場面でスマホを返してくれなかった理由、女子生徒がプールに行ってるってことはおそらく授業中なのに主人公が平気で女子更衣室に入れてる理由、主人公があそこまで無茶してスマホを取り返そうとしている理由なんかが伝わらない。単に「更衣室に忍び込んで着替えを漁る」っていうシチュエーションがやりたかったから入れただけに見える。最後のバトルシーンで襲ってきた女の子を羽交い締めにするところもやたら淡白で流れ作業だし、あんだけフィジカルで強かった襲撃者が、目の前にコインを持ってるヒロインがいるのに改めてナイフを取り出す意味も分からない(さっさと力づくで奪えばよかろう)。なんか、1つ1つの要素が全部説明不足なのである。

 こうして見ると今後の展開もモヤっとしたものが残りそうな幕開けなのだが、それでもやっぱり画は良いのである。あと、「史上最も援交してそう(な声)の声優」殿堂入りの東山奈央がそういう方向性に振り切ったキャラをやってるのが楽しいというのもあるな。今後の展開で今回の違和感を払拭してくれる展開になれば、素直に楽しめるかもしれない。

 

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