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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ジャッキー、レギュラーなのかよ、第6話。なんかもう、画面にいるだけで空気が変わってしまう恐ろしいキャラである。今回も「肉の焼ける匂い〜」で笑ってしまった。悔しいけど、こういうキャラを作る事に関してはやっぱりこのチームは図抜けているのである。

 さておき、ジャッキーの存在感とは真逆で、今回はかなり胸糞悪い方向でのシリアス展開が加速していく。毎回触れる通りにこのアニメは本当に要素だけを繰り出して粛々とシナリオを進めていく印象が強い(前回を除く)。悪く言えばすごく事務的で味気ないのだが、良い側面を見れば、それだけ余計なものがそぎ落とされ、脚本意図が分かりやすいとも言える。今回の展開なんてその最たるもので、冒頭でなずなの思い出が描かれ、さらに銀狼というこの街の守護神の信仰も描かれる。事前にこれらの要素が出てくることで、そこからあれよあれよと転がっていくシナリオラインもすんなりと「まぁ、そうなるやろな」みたいな感じで理解できる。初めて教団が登場した時にも、誰に紹介されたわけでもないのに「あぁ、なるほどなずなが教祖になってんのか」っていうのが一発でわかるしね。

 そうして数奇な巡り合わせで再会したみちるとなずな。そこからの2人のやり取りは、結論から言えば「胸糞悪い」ものではあるのだが、なんだろう、不思議とすっきりした印象もあるのだ。下手したらものすごく個人的な印象なのかもしれないが、どうしてもみちるのような無鉄砲な娘っ子の行動ってのはいくらか大目に見ようと思っても、どこかで「そんな無茶すんなよ、アホか」と思ってしまう部分がある。先週の話みたいに「アホ」が突き抜けてしまえば問題ないのだが、先々週の「向こう」への出向や友だちづきあいみたいな話になってくると、「もう少し先のことを考えて動けばいいのに」という呆れみたいなものが先立ってしまう。そして、今回のお話はまさに、なずなの口を借りてそうしたみちるの浅慮を非難する内容になっているのである。主人公だからって、お仕着せの善意が許されるのか? 自分が不遇だからといって、勝手に周りの人間まで不幸だったと思い込んでいいものか? そんな、お約束で処理するなら無視してもいいくらいの違和感を、なずなは正面からグリグリと押し込んでくれた。みちるの欺瞞を、これ以上無い形で、最もふさわしい人間が暴き出してくれた。いや、別に私もみちるが嫌いなわけではないのだが、こうして一度主人公にも立ち止まって自分の行動を反省する機会を与えて欲しいとは思ってしまうのである。

 もちろん、だからといってなずなの行動が正しいのかと言われればそれも違うのだろう。仮面を外さないやつはもちろん怪しいし、そのCVが子安の時点で怪しいっていうか有罪率は多分100%を突破する。そんな奴にいいように担ぎ上げられたなずなが、このまま「アイドル」として欲望を満たし続けられるとも思えない。最終的には「やっぱりみちるが正しかったのか」という風に転げ落ちてくる展開にもなるだろう。それでも、現時点でなずなの行動理念は一貫しているし、みちるの物言いは相手の立場を考えていない浅薄なものであることは間違いない。これが次回以降のお話で綺麗にみちるに大義名分を与える形で転換できるなら、シナリオも引き締まるのだが……どうだろうねぇ。

 ところで、長縄まりあのこういう役もいいわね(頭では理解していても、やっぱり諸星すみれより年上という事実が認識できない)。

 

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