最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
絵に描いたような大団円、第14話。いや、実際に画に描かれてるんだけども。こうしてエピローグ部分をたっぷり描いてもらえるのは2クール作品のありがたいところですな。そして、今作が長い歴史と安定した評価を得ている恩恵でもある。ありがとう長井監督。 看策サイドのエピローグは来週に回されたが、それ以外の部分、つまり御坂サイドのあれやこれはたっぷりと。いちいち刺さるお話が多くて、ここまで観てきた甲斐があったというものだ。何といってもタイトルにもあがっている漢・上条当麻の主人公らしい見せ場とその後のおいしいポジションは、まさに元祖主人公の面目躍如といったところか。今回のお話を見てしみじみ内省するのは、今作のアニメが始まった当初、今から10年以上前には、わたしゃこの男を目の敵にしていたという事実である。この男を、っていうか正確には「ラノベアニメを」なんだけども、「ラノベのアニメなんてどうせ面白いわけもないし中身すっかすかや」という風に唾棄していた時代である。開始数話で上条さんの右腕が消し飛んだ展開を見た時には「なんで一介の男子高校生が片腕吹っ飛ばされた状態で戦う意思を保つことができるんだよ、おかしいやろがい」と息巻いていたりもした。今回再び上条さんの右手が飛んだことでそんな昔の話も思い出す。 まぁ、別に「おかしいやろがい」については今観たところで感想としては変わらないだろうし、「禁書」1期の出来がいいとは思わないだろうからそこまで間違ってもいないのだろうけど、そんな過去の凝り固まった思いもはるか昔になり、今じゃ上条さんの謎ドラゴンを見ても「よく分かんないけど、御坂が幸せになるならそれでいいなぁ」とおじいちゃんみたいな気持ちで見守ることができるのである。俺の幻想もぶっ壊されているのである。上条さんの右手が光り、その先には全裸の女子中学生が現れる。それが全てである。 あとは御坂さん周りの幸せな交友関係を確認するターン。男の中の男が上条当麻であるなら、女の中の女は婚后光子であろう。「桃李成蹊」という彼女の人生を歪め、支えた教えが改めて彼女に、そして御坂さんに巡ってくることで2人の生き様の正しさが示され、2人の関係性をこの上なく尊いものへと押し上げている。そこに湾内さん、泡浮さんも加わり、誰もが皆、友のことを思って戦ったことへの見返りを享受している。婚后さん、本当にどこまでも善良で徳の高い御仁なのだよ。末長く幸せな学園生活を送ってほしい。 そしてもう1人、女の中の女、影のエースたる佐天涙子がいる。彼女にバットをもたせたら明日もホームランなのは、もともとアニメ1期から派生したネタである。別に野球が上手いわけでもなんでもないのに、こんなにバットが似合う女子中学生がいるものだろうか。そして先輩を見事に手玉にとるお節介婆っぷりも極まっている。佐天さんがいるからこその「超電磁砲」である。考えてみれば、彼女は今後も数々のシーンで御坂・黒子たちにも負けない活躍を見せるわけだが、これって、もともと「禁書目録」でやりたかったと思われる「無能力者が強大な能力者だらけの世界でも活躍できる」という物語の完成形なんじゃなかろうか。上条さんは「結局選ばれし者やんけ」という少年漫画お約束の流れに乗ってしまうのに対し、佐天さんはあくまでも無能力のまま。というか、ガンガン「無能力であるが故の特権」を活用していく。彼女が主人公の物語こそ、もしかしたら学園都市で描かれるべき最大のドラマなのかもしれない。まぁ、本人は一切そんなこと思わないだろうけども……。 来週はすぐに警策サイドのエンディングも見られますかね。こちらも良いお話。今週は「かぐや様」もあったので、富田美憂特集ウィークみたいになってる感がある。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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