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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんだこのテンション?! 第23話。なんかいつもと雰囲気が違う、やけにカッ飛んだ演出が多かったお話。今作で純粋に「見てて楽しい」話数は珍しい気がするぞ。

 テンションが高いのは、マインが「図書分類」というこれまでになかったジャンルにまで食い込んでタガが外れたおかげ。発端となったのは別な神官からの嫌がらせというネガティブな出来事で、すでにそれに対するマインの反応からしていつもと違っていた気はするのだが、そこから転じて「いっそ図書室を自分好みにカスタマイズできちゃうな?」と気づいてからのマインのノリは、一歩間違えれば今作の雰囲気から飛び出してしまいそうなほど。いや、多分こうして違和感というか特別感を覚えたのだから、多分飛び出していたのだろう。デフォルメ劇場によるマインのテンション芸はちょいちょい挟まれる演出ではあったが、今回はそこから分類番号ロックなどを挟んでいつも以上に暴走気味。まさにそこがマインの望む「ど真ん中」の欲望であったことが嫌という程伝わってくる。そういや、今作はサブタイトルに「司書になるためには」っていうフレーズが付いていたんだっけ。

 普段は「変なの」くらいにしか思わないキャラクターデザインも、今回はマインの顔芸がほとばしっているので実に愉快だし、コロコロと変わるマインの表情の見せ方が細やかで、そのテンションを見ているだけで、こっちまで楽しくなってきそうである。何かに夢中になると周りが見えなくなるのはいつも通りにはずなのだが、今回はいつも以上にそのテンションに拍車がかかり、普段なら控えめだった「前世の記憶ワード」もポロポロと溢れている。まぁ、前回神官長にそのあたりの事情をカミングアウト出来たから、ってのも理由としてはあるんだろうけど、こうしてマインが気兼ねなく「日本」というフレーズを使っているのは、今までありそうで無かった光景。彼女はルッツとの関係性を経て、「前世」の記憶を大っぴらにすることは控えていたはずなのだ。それが、懐の深い神官長のおかげでちょいちょい表に出せるようになり、今回のようなやりたい放題の顔芸テンションに繋がったのかもしれない。まぁ、確かに単に「本が読みたい」だけだったらモチベーションとしては弱いものもあったかもしれないが、「元の世界だったら存在すらしない本を読むことが出来て、その分類を自分で考えて生み出して良い」とか言われたら、確かにちょっと高揚する気持ちは分からんでもないな。「自分で本を作る」という大願を叶えた直後のこの展開、マインからしたら渡りに船のレジャー気分なのかもしれない。

 そして相変わらずのベンノさんとの衝突も実家のような安心感。ベンノさんの「売れるもんは売れ!」っていう潔い考え方、いい加減マインもわかってるはずなのに、やっぱり肝心なところでは周りが見えなくなるのよね。ちなみに、次回予告で出てきた「王子様と結婚した後のシンデレラはどうなるのか」という問題については、私の魂の拠り所だった「グリムノーツ」のエピソードで様々に触れられていますので、興味がある人は今後リリースされるストーリー閲覧用落としきりバージョンをダウンロードしましょう(ダイレクトマーケティング)。

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