たほいや譜（20／06／05）

　今週は諸事情により金曜日にお送りしました。土曜の夜は何かがあるので。「今週は土曜日ダメなんです」とか連絡してる時点で、これ、毎週の恒例行事として定着してるな？

 

 

Round１・「だらだらまつり」

１、対馬で行われる、生卵と小石を投げ悪霊を追い払う祭り。

２、ダラダラマツリー科の常緑樹。花穂・葉の美しいものが多い。

３、祭を終える機会を逸して間延びした様。ぐだぐだ祭。

４、何を問われてもただ頷くばかりで主張の無い者を揶揄した語。

５、チベット南部地域に伝わる奇祭。阿弥陀羅側とダライ・ラマ側で分かれ、阿弥陀側はⅠ〜Ⅹ世のダライ・ラマの内からダラー（dollar）になびく堕落したダライ・ラマを見つけたら勝利し、ダライ・ラマ側は十人で結託し、阿弥陀羅側の駄裸（だら）を剥きその垂乳根を主衆に晒したら勝利する。

６、アメリカのええじゃないか。

７、腐敗した長期政権を罵って言う語。

８、東京、芝大神宮の例大祭の俗称。9月11日より21日までの長期間行われるのでいう。

９、三十年に一度、東寺と金剛峯寺の間で開かれる法統争奪祭り。東寺の胎蔵界代表と金剛峯寺の金剛界代表が荒行を行い、霊験の覇を競う。1632年以来東寺は不敗を誇るとされるが、異論も多い。

　誰がどう見てもダラダラ祭り。それは間違いないのだが「だらだ……ラマ……釣り？」「そう、それしかないんですよね……」。　①「なんで卵と小石なんだろう」とひとしきり検討されたが答えは出ず。「いいじゃないですか、なんか、投げそうなものでしょ」とのこと。「これはツシマではなく、ＶＳ馬の兵器として投げるということでは？」　②困った時のとりあえず植物シリーズもここまで来たか。「少なくとも学術名でなんとかツリーって例は見たことねぇな」。　③「これは悩んだけど、後のぐだぐだ祭りがなければ入れてたかもしれん」「なるほど、参考にします」。　④「だろう、だろう祭り」。　⑤本日はここから４問の出題がなされるのですが、なんか、変なスイッチが入っていたみたいでいつも以上にとにかく文字の羅列が続きます。覚悟しておいてください。「しょっぱなから飛ばしすぎやろ！」とか思ってたけど、これでまだ序の口です。　⑥⑦二つ合わせて「なるほど、時事ネタか……」とか言われてたやつ。あれってええじゃないかだったのか。　⑧勝手にやっといてこの呼び方はねぇよな。　⑨次に開催されるのは2022年です。ぜひ見に行きたいと思います。一般公開してるかどうか知らんけど（してたらこんなふわっとした書き方にならんやろなぁ）。

 

Round２・「かるこげん」

１、九州北部に伝わる漁法の手習本。

２、日本画家。本名、源之介。黒田清輝に師事し、生涯を通し湖畔を描き続けた。作「カスピ海」。

３、石綿の別名。

４、ひな人形の数が減ること。

５、1970年代に象印から発売され大ヒットしたフライパン。商品名。

６、元素の一。カルコゲン族化合物を構成し、規則性を帯びて強固に結合する。

７、少女向けのキャラクター。やや長めにトーストされた食パンの姿をもつ。

８、硫黄・セレン・テルルの総称。これらが属する16族元素の総称としても使われる。

９、単糖類に同じ。

１０、フランク王国分裂についてのごろ合わせ。「カールの子が原因」の略。

１１、狂言。流子（るこ）を狩る阿漕源氏（あこげんじ）に対し、カール後家が「こげん軽子（かるこ）を掻いたらあかん」と言うが、軽く丸焦げにされる。

　出題直後になぜか「グリコーゲンが云々」みたいな話が展開されてた。　①九州北部出身者による。「こげん」が「こういう風に」の方言なので、「こうして狩るんだよ」の意。　②なんか、いそうではある。「湖畔ばっかり描いてたのによりによってカスピ海なのかよ」。　③軽くて、焦げん。　④多分「子」が「減」なんだろうけど、詳細不明。最近、「どういう意味？」って聞いても返事してくれないことが増えた。　⑤だから軽くて、焦げん。　⑥「『元素の一』はどうあがいてもダメだ」「なるほど、知性のない人間が作った答えということですね」。　⑦ひたすらに焦げん……いや、焦げてるやん。こげぱんのパクリだそうです。　⑧この３つにスポットが当たるチャンスはあんまりないよなぁ。「周期表で確かに縦にならんではいる」というところまでは検討時にも確認がとれていたが、そこに意味があるかどうかはよくわからなかった。　⑩「ごろ合わせって言ってるけど、そこ覚えてもしょうがないやろ」。　11、とにか口に出して読んでみてくださいよ。この文字列は、意味とか考えちゃダメなんですよ。

 

Round３・「ほるちん」

１、口圧測定、乳圧測定、膣圧測定に用いる検査棒。男根とも。

２、穴掘りにしか役立たないとんまを嘲っていう言葉。

３、ホルムアルデヒド沈殿の略 

４、→コルチン 

５、穴一つに棒一本。過不足のないさま。 

６、→オルニチン 

７、（俗）地下鉄運賃。

８、睡眠薬。妊婦が服用すると胎児に悪影響が確認されたため現在では使用禁止。

９、拷問から派生した労働賃金の一。長時間かけて掘った穴を埋めるという作業を毎日行うことで支払われる。

１０、（京言葉）ごみ回収費用。 

１１、中華史七名言の一つ。七ホ一（チーホイツ）に同じ。ホール（全ての）ホール（ホルスタインどもの）・ホール（穴を）・ホール（掘る）。そして、ホール（ホールケーキを喰い）・ホール（ホルンは賛美歌を鳴らし）・ホール（放涙する）。

　①「男根とも」じゃねぇよ。この後しばらく、「男根」という言葉を巡って、多言語間での比較などのアカデミックな会話が盛り上がりました。我々は賢いので。しかし、マイクもカメラもオフにしたあげくに「man-root」という謎の英単語のリンクを貼って去っていったあいつは何だったんだろう……。　③「これ、沈殿とかするんですかね？」「絶対しない、全くしない、一粒もしない」（タイラント談）。　④⑥矢印先輩を探せ（いるとは言ってない）。　⑤今回のホットワードは「前頭葉摘出ニキ」です。「前頭葉が無くなっても、こんなに理知的な答えが書けるんですよね」（摘出ニキ談）。　⑦地下鉄は延長するとその区間の工事料金を回収するために運賃が高くなる、なんて話をどこかで聞いた気がします。出町柳・神宮丸太町はこの「加算運賃」を取られるのです。　⑨みんなして「掘ると賃金が出る」だと思っていたら「掘る・ルーティン」だった。「拷問から派生した労働賃金」という１ミリも理解できない文字列すこ。　⑩ほるのにも賃が必要どすからなぁ。「全然嫌味じゃないから京言葉じゃないな」。　11、このエネルギーで発電とか出来ないですかね？　この文章を書くエネルギーがあればレジ袋くらいは作れるんじゃないですかね？

 

Round４・「やまがらりこん」

１、(ヤマガラは声が汚いことから)男女が互いを口汚くののしった末に離婚に至ること。 

２、一年もたたずに離婚する様をヤマガラのつがいになぞらえて言った語。おしどり夫婦の対義語。

３、嫁の側から言い出す離婚。⇔うみがらりこん。

４、赤子の遊具。山姥が用いる。

５、騒々しい離婚。

６、(大人になったらシジュウカラになりたいと思っていた子供が、人間は鳥にはなれないのだという現実を認識することから)実現不可能な夢。

７、(ヤマガラとタヌキはともにコンと鳴くことから)敵対者どうしが同じ意見になること。

８、地獄絵の一種。鳥畜に身体を侵された人が苦しむ様を描く。

９、イスラム教において夫が妻に向けて三回「ヤマガラ」と唱えることでいつでも行える離婚。

１０、(山雀が、おみくじを引く芸しかできないとして)一つのことは分かっているが、それを一般に応用できないこと。また、その人。

１１、ヤマンバから逃げ出すように離婚すること。

１２、(ヤンマー重機が山を枯らしガリガリにし田畑を離墾することから)山がラリ婚したかのように生命の種を枯らすこと。

　「おおつのひつじ」「むしこんちゅうるい」の２つの語が潰された後の出題。我々はたとえ12択であっても、程よい選択肢の数になるように自分たちで調整できるから素晴らしいですよね（白目）。　①⑤ここがかぶるのはしょうがないね。　②「対義語ではなくない？」。　③一応「嫁」を「山の神」と表すことになぞらえたものなのだが、「ガラはどういう意味です」「そこは、ニュアンスで」。　④「ヤマはわかるけど他は？」「なんか、ガラリコンっていうおもちゃとかありそうじゃないですか」「ねぇよ！　死ね！　ほうれい線に沈んで死ね！」（誰と誰の会話かわかる罵倒）。　⑥なんとなく「しょうらいもくろく」の時の名文（？？）を匂わせる、この作者独自の味わい。　⑦また切除ニキがノルマをこなしに来たと思ったら別な人間だった。ちなみにヤマガラの鳴き声はこちら。これがコンと聞こえるなら病院いったほうがいいとは思う。　⑧「鳥畜」も意味不明な言葉だったが、問いただしたら「ヤマガラ・狸・狐（コン）」だということが判明。「お前１人が狸ノルマ書けたと思ったかもしれないけど、実は俺も書いてたんだよ。独占させられなくてごめんな」「何その気遣い」。　⑨「トリプルタラーク」という風習の丸パクリとか。「ヤマガラはなんだよ」「いや、別に意味はないけど」「じゃ、全然ダメ！」　⑩これも意味がわからんのよな。１つでも芸ができるんなら鳥の中では割と役に立つ部類だとは思うのだけど……我々の中にもたほいやしかできないヤマガラがいるな？　12、はい、これにて一件落着（バッドエンド）。みんなして何も言わずともラストにおいちゃうじゃん。

 

　今後はzoomのマイクミュートをうまく使っていきたいですね。